2016-12-10(Sat)

水曜日のカンパネラ「ワンマンライブツアー2016 ~SUPERMAN~ 」2016.12.07 中野サンプラザ

水曜日のカンパネラ、たぶん初のホールライブ。

中野サンプラザに入るとピカピカに磨かれた床タイルやビシッとしたスーツの係員のみなさんがキビキビと働く姿が目立ち、ライブハウスとは違うお上品さが漂ってくる。

開演はだいたい25分押し。ようやく客電が消えたと思ったら「アラジン」のイントロがポワーン。普通にステージから登場せず、上だったり後ろだったり横だったりから現れるコムアイさんは今日はどこからなのか。

…外だった。

まだ降りたままのステージの緞帳に、ロビーで歌いながらフロアまで移動してくるコムアイさんの映像が映し出された。軽快にステージに駆け上がって「シャクシャイン」。難しい歌詞なのに観客に向けて「歌え」と煽る仕草を見せる。

「雪男イエティ」では大きな白いバルーンが降って来た。コムアイさんのいいケリが入ってポーンポーンと客の上を漂う。イエティも2人現れて客席を行脚。お客さんとハイタッチしたりして、イエティ、ノリが良かった。

「座ってても立っててもいいですけど、ワタシ、そういうの関係なくグイグイ迫って行きますから!ホールだからって落ち着いて観れるって思ったバカヤローはアキラメロー!」

水曜日のカンパネラ
自分のために踊って楽しんで!と挨拶をかましたコムアイさんは「ディアブロ」からのノンストップで「桃太郎」。最近は「桃太郎」がトリの曲になり、コムアイさんがウォーターボールに入ってクラウドサーフして暴れまくることが多くなったので、今ではほとんど観られなくなったパターンだった。

おそらく椅子がある中野サンプラザではクラウドサーフは出来ないことから変えてきたのだろう。

「渡されたのは中野名物…えー。こうぎょくまん?…」

現地調達したっぽいお菓子をポイポイ投げ込む。

水曜日のカンパネラ
後で調べたら黄玉満というらしい。中に栗が入っている。

それからステージから降り通路を歩いてお客さんに歌うようにマイクを向けるが、なかなか歌えるお客さんがおらず

水曜日のカンパネラ
「これ代表曲なんですけど!」

と叫ぶ。たとえ知っていたとしてもいきなりコムアイさんからマイクを向けられたら頭の中が真っ白になってしまうのではないだろうか。ところがすごい人はいたもんで、最前列のほうにスラスラ歌える女性のお客さんがいて、

「ステージに上がって!」

コムアイさんに引っ張られてステージに登り、見事に歌い切った。ラップの抑揚も三角打法の振り付けも完璧で、みんな大盛り上がりであった。その光景を見て感じたのは

「どんだけデカいハコでカラオケしてんだ」

このことであった。今後この方はどんなカラオケボックスで「桃太郎」を歌おうが物足りなくなってしまうのではないだろうか。

歌が終わってからコムアイさんが

「今川焼入れといたから食べてね~」

その人のポケットに今川焼を突っ込んでいたのも面白かった。アンコールのMCの時にもタイから来たというお客さんに渡してたので本当に今川焼好きなんだなあ。

トリ曲を序盤で歌ってしまったため

「この先どーしよ」

と笑うコムアイさんだがもちろん素敵な演出は盛りだくさん。「マッチ売りの少女」では、松明のように光る「ポイ」を持った黒装束の人たちが現れ、コムアイさんも2階席に移動しポイを持ってパフォーマンス。コムアイさん以外は仮面舞踏会みたいな目隠しマスクをしていて顔が分からなかったが、僕の前を通り過ぎて行った人の後ろ姿に見覚えがあった。絶対ケンモチさんだ。間違いない。

水曜日のカンパネラ
「フェニックス」で乗っていた神輿も安全優先のためか今日は封印されていたけれども、広いステージで体を美しくくねらせながら、時にはポイダンサーたちとの絡み、また、幾度となく客席に向かって行き、飛び道具的な演出なしでもホール全部を使い切ってやろうというパフォーマンスが素晴らしかった。

中盤のMCで

「何から言おうか、言いづらいことから言います」

と言うので、結婚しました、とか、出産しました、とか、ふたり目産みました、とか、実はヅラだった、とかそういう話かと思ったら

「物販の紹介でーす」

ということでズコー。コムアイさん注目の素材、タイベックのバッグを中心に紹介。あと中野限定のTシャツは既に残り2枚だったらしい。

また、大きなニュースとして2月8日、遂にフルアルバム「SUPERMAN」がリリースされることを初めて告知。リリースが遅れた理由のひとつとしてケンモチさんの骨折が挙げられた。

今年3月、テキサスのフェスに出演するため渡米先のホテルの部屋(2階)にいたケンモチさん。ベランダに出て窓を閉めたらオートロックだったらしく、脱出しようとして飛び降りてしまったらしい。ホテルの人にはヤク中かよと思われたという。音楽家のヤク中…ちょうどタイムリーな話題である。

でも周りの部屋には一緒に来た水カンスタッフがいたし、普通に「助けて」とか言えば気付いてもらえたはずなのに、なんで飛び降りたんだろう?、とか、ケンモチさん、いつも煮干しかじってるのに2階から飛び降りたぐらいで骨折れちゃうの?とか、コムアイさんにとっては未だに謎なんだそうだ。

物販の案内よりもアルバムの話よりも、どんな曲の長さよりも、このケンモチさんボーンブレイク伝説の話が一番尺取ってたのではないだろうか。色々暴露されてしまったケンモチさん、どんな気持ちで聞いていたんだろう。

更にケンモチさんは渡米する際に保険に入っておらず、アメリカは医療費が高いためブラック・ジャックばりにガッツリ請求されてしまったらしい。なので

「保険は必ず入りましょう!」

コムアイさんはこれが言いたかったようだ。

そんなケンモチさんが文字通り骨を折って作った最新曲、「オニャンコポン」初披露。なんだその藤子・F・不二雄キャラの名前みたいなのは、と、後で調べたら西アフリカの偉い神様らしい。歌詞はよく聞き取れなかったが、

「モンプチ、カルカン、マタタビ好きだけど、吾輩は猫じゃない」

そんなフレーズがあったように思う。曲調はちょっと「松尾芭蕉」と「カメハメハ大王」の間のような感じ…?うまく言い表せないが面白い曲。

「おにゃんこぽぉーん」

からの「ユニコ」は染みた。京都黄檗山萬福寺にて、夕焼け直前の空のもと、蝉の鳴き声やそよ風と共に聴いた思い出が忘れられない。ライブの時間は経つのが早いもので

「あと2曲になりましたー!」

「えー!」

ラスト2曲、「松尾芭蕉」ではポイダンサーの皆さんと共にパフォーマンス。ポイをくるくると回すと

「水曜日のカンパネラ」

などの文字が浮かび上がる。どういう仕掛けになっているんだろう。最後は「ドラキュラ」。コムアイさんはまたも客席に突っ込んで行ってお客さんに

「血い吸うたろかー」

と歌わせ、客席の狭いところまで食いこみ過ぎて

「どう帰ったらいいと思う?」

と我に返って去って行った。水カンライブはあまりアンコールをやらないが、今日のライブ楽しかったよ、という意味を込めてコムアイさんが去った後もしゃんしゃんしゃんしゃん…と拍手をしていたらなんと、コムアイさんが戻って来た。

「1曲やって、もう1曲東京の曲をやりたいと思います!」

でも客電をオンにしてBGMも流し始めてしまったら、まずライブは終わりだと判断する。実際帰ってしまった人もいたしそこはちょっと残念。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
アンコール1曲目は「ラー」。脇の下サラサラなポイダンサーの皆さんが現れ、水カンマークの黄色いフラッグをたなびかせたりクルクルさせたりの素晴らしいステージを見せてくれた。

曲の終わりにスッと出された丸い小さなトランポリンでしばらく真顔でびよーんびよーんと跳ねてたのが面白かった。

最後はなんと「ミツコ」。「ミツコ」がトリなんて何年ぶりなだろう。新宿LOFTとか渋谷O-NESTなどのそんなに大きくないライブハウスでしょっちゅうやってた時によく観た「ミツコ」。それが中野サンプラザのトリになるとは。

話は逸れるがコムアイさんが歌っている間、ステージにぶら下がってた「脳」っぽい形のオブジェに映し出されていた映像が気になった。コムアイさんがいろんな街を歩いている姿をまとめたものだと思うが、かわいすぎて正直曲に集中できなかった。あの映像、どこかで公開してもらえないだろうか。

クラウドサーフや神輿ナシでも、シンプルに歌と踊りとポイダンサー達とのパフォーマンスの美しさで攻めて来たコムアイさんは非常に魅力的で、ライブ中飽きることなく楽しかった。

ただ、どこにいても何かしらの形でコムアイさんが近づいてくるのが水カンライブの特色であるが、今日それを期待していた後方のお客さんは多少ガッカリしたかもしれない。そんな呟きがツイッター上にチラホラ。座席があったりあれだけ広いとさすがに限界かも。2階席に行くとその真下の1階のお客さんには全く見えなくなるし。

「あんまり2階に行けなくてごめんねー!」

と謝ってコムアイさんはステージの奥に消えて行った。

ケンモチさんの煮干し話で思い出したが、3年前ぐらいのライブで、コムアイさんから

「これあげましょう」

食べかけの煮干しを袋ごとガサッともらってしまったことがある。

水曜日のカンパネラ
晩ご飯だったそうで(画像はその時のコムアイさんツイッターから拝借)。あの時もお客さんの頭の上にちゃぶ台を載せたりロビーまで飛び出して行ったり、何かしらの形で後方まで攻めて行っていた。あれから箱のキャパが今や10倍以上である。

煮干しはカタクチイワシが一般的だが、アゴやアジ、キビナゴ等から作られたものもある。

きっびなーご、きびきびなーご。

煮干しは地方によってはイリコとも呼ばれる。

いーりーこー、おおー、ううー。

これぐらいにしときます。

【セットリスト】

01. アラジン
02. シャクシャイン
03. 雪男イエティ
04. ディアブロ
05. 桃太郎
06. ツチノコ
07.マッチ売りの少女
08.チュパカブラ
09.フェニックス
10.ツイッギー
11.ウランちゃん
12.ユタ
13.カメハメハ大王
14.オニャンコポン
15.ユニコ
16.松尾芭蕉
17.ドラキュラ

アンコール

18.ラー
19.ミツコ

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2016-11-14(Mon)

水曜日のカンパネラ「ワンマンライブツアー2016 ~SUPERMAN~ 」2016.11.12 新潟 NEXS NIIGATA

新潟での水曜日のカンパネラ、ワンマンライブ。

新潟といえば新潟発アイドルNegicco(ねぎっこ)が有名。以前2度ほどライブを観に新潟に来たことがある。

新潟駅の万代口を出て左方面、おっさん要素が高い居酒屋が軒を並べるエリアを通り過ぎると、やがて若者向けの店がたくさん入ったビルが立ち並ぶ「万代シティ」というにぎやかな繁華街に出る。

水曜日のカンパネラ
ライブハウスはそのあたりにあった。開場まで少し時間があったので近くのバスセンターにある立ち食いそば屋でカレーを食べた。そば屋なのにカレーが有名なのである。

水曜日のカンパネラ
おばあちゃんが作ってくれたような、黄色くて豚肉と玉ねぎがたっぷり入った家庭的なカレーで、それでいてちょっとスパイスが強めに入っているところがクセになるポイントではないかと思う。貼ってある新聞の切り抜きにあるとおり、NegiccoのぽんちゃことMeguちゃんもお勧め。並盛でも結構ボリュームがあるので今回はミニサイズ380円。

水曜日のカンパネラ
ライブハウスに戻って先行物販の様子。

水曜日のカンパネラ
新潟限定Tシャツは以前コムアイさんがキャップの販売告知ツイートしていた時の画像がバックプリントに。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
開場時間になり入ってみると、通路脇にカレーメシ時代のコムアイさんと「S」のオブジェが。

フロアはツアー中一番小さなハコだけあって、その小ぶりさに驚く。もっともそれを狙って新潟に来たのであるが。更に僕は整理番号2番というやまだかつてない良番。かつ1番の人が来ていなかったので最前ドセンを確保。

ワクワクしながら開演を待つと、ちょっとだけ押して「メデューサ」のイントロが聞こえて来た。しかしコムアイさんの姿は見えず。どこから現れるのかと思ったら、ステージのスクリーンに「S」のオブジェに絡みながら歌っているコムアイさんの姿が映し出されたではないか。

コムアイさんはずんずんと扉を開けてフロアに入って来、客を突っ切りながらステージに昇った。そしてすさかず「シャクシャイン」に繋いで初っ端から客共々タテノリである。コムアイさんがど真ん前にいるライブなんて本当に久しぶりである。鍛えられたお腹が目の前に見えるわツーテールが可愛いわで小生既に昇天。

同じく最前のもうちょっと左の方には、コムアイさんが「アラジン」MVで着ていたボウリングシャツそっくりの女の子ふたりがいて

「すごいねーそのまんまじゃん」

コムアイさんが喜んでいた。お母さんの手作りらしい(ライブ後一緒に写真撮らせてもらってしまった)。

「いい湯ーだね」

「いい湯だね!」

いつものコールアンドレスポンスが始まるとそれは「ディアブロ」の始まり。それから「雪男イエティ」ではカリフォルニアからやって来た(という設定)のイエティ(の着ぐるみ)が現れ、風船をポイポイと投げる。いつの間にか後ろからも風船がいくつも飛んで来た。

新曲「カメハメハ大王」では脇の下サラサラの振り付けが可愛い。

新潟に来たコムアイさんはタレカツを食べて、お散歩して、バスセンターのカレーを食べたと話す。僕もカレーを食べていたのでニアミスである。

カレーについては、黄色い色のわりにはおいしいですね、とか、食べた後ケミカルな感じが残りますね、と褒めてるようでいてDISってるようにも思える率直な感想を。

「神輿が出ます!」

とのことで「ナポレオン」にて神輿登場。でっかい「黒ひげ危機一髪」の樽から足が20本ぐらい生えているなんだかよく分からないモノ。

神輿に乗ったコムアイさんはステージからフロアの客を突っ切って行く。後方まで行ったあたりで

水曜日のカンパネラ
「今シャッターチャンスですよ!」

写真撮っていいよ!と大盤振る舞い。神輿はステージ付近に戻って来るも、コムアイさんはまだ乗ったまま

「カモーンエビバーディー」

チュパカブラに。コムアイさんは白衣と黒メガネを着用しエロ女医みたいになっていた。ようやく神輿から降りたと思ったらスマホで変顔アプリを通して自撮り。変換された変な顔がスクリーンに映し出されて大爆笑。

「ツイッギー」「ウランちゃん」ではコムアイさんがひたすら踊りまくって体の綺麗さ、動きのなめらかさを魅せ付ける。一転して「ユタ」ではゆっくりじっくり歌い上げた。

曲の合間に先日出演したMステの裏話。実はコムアイさんの出番直前に歌詞が飛んでしまったのだという。焦りに焦って顔なじみのADさんに台本(出演者全員の歌詞が書いてあるという)を持って来てもらい、テレビではZARDの特集が流れていたあたりでタモさんの横で台本をブツブツ読んでセリフを思い出していたんだとか。一生の中で一番時間の流れを早く感じた1時間でした、と。さぞ脂汗モノだったろう。

そしてその「アラジン」。

「小汚い~」

チクビームのポーズで、手を伸ばしたまま僕ら前にいる客とハイタッチ。更に僕の隣にいた女の子が持っていた風船を取り上げ、なでなでこすりこすりする。そうこの曲のテーマは「磨き」。更には僕ら客の頭もなでなで。小汚いその頭を撫でてもらったのは嬉しいが、ピカピカになってしまったらイヤだー!

ノンストップで「ラー」に。脇の下フサフサの男性ポイダンサー2名が登場し、水カンロゴのフラッグを華麗に振り回すと、コムアイさんには光るポイ。水曜日のカンパネラの文字の他、「Iラブ新潟」などのメッセージも浮かび上がった。ていうかコムアイさんポイ回し上手い。

お次は「ミツコ」。この曲をライブでやる時は、よくコムアイさんが渋谷界隈をさ迷い歩く映像が流れていたけれども、今回はなんと新潟市内の映像が。おそらく先程「お散歩していた」と言っていた時のものであろう。新潟駅からこのライブハウスまで歩いている姿が早回しで映し出された。

声を掛けられたファンと記念撮影したり、バスセンターでカレーを食べている姿も。こういうその土地ならではのネタはとてもイイ。ちなみにツアー最終日は中野サンプラザ。「お七」のMV撮影場所に近いので、和服着て新井薬師から中野サンプラザまで歩いて…とかやってくれないかなあ。

今回のツアー名「SUPERMAN」について、ツアー初日の

「川崎では全然触れていなかったんですけど」

と語るコムアイさん。大人になればなるほど自分の意見と政治がかみ合わなくなってゆく世の中に、全部いい方向に持って行く人が現れてくれないかなーって思って名付けました。ツアーを観に来てくれている15~16才ぐらいの人の中でそういう人が出て来てくれないかなー、なんて、他力本願ですけど、なんてことを。

そんなトークの後に座って「ユニコ」をしんみりながらもニコニコ笑顔で歌い上げると

「これが最後の2曲です!来てくれてありがとうございました!」

と「松尾芭蕉」。再びポイダンサー達と見事なパフォーマンス。ポイを組み合わせて様々な図形を作り、光り輝いて幻想的なステージに。

最後はやっぱり「桃太郎」。新潟名物笹団子をぶん投げながらキビダーンキビキビダーン。ウォータープールの中に入って客の海に飛び込んでドンブラコ。天井やばいんじゃないの?と思うぐらいの空間だったが 無事ステージに帰還し、ライブは終了した。

コムアイさんがステージから去って行って…拍手は鳴り止まないがアンコールはないだろうなあ…と思ったらヒョッコリまた現れて

「記念写真撮ってもいいですか?」

水曜日のカンパネラ
ということでステージ上からパチリ。コムアイさんのほぼ隣ぐらいに写ってしまった。(画像はツイッターのオフィシャルアカウントより拝借)

あと用意していたのに忘れていたという浪速屋製菓の柿の種やセイヒョーのアイス「もも太郎」といった新潟企業のお菓子を慌てて投げまくっていた。硬いアイスがひゅんひゅん飛んでいって怖いw

これで本当にライブは終わり。

今回、僕はツアーの中で一番キャパが小さい会場を狙ってみた。整理番号にも恵まれ、2年前ぐらいのコンパクトだった頃のライブに似た雰囲気を味わうことが出来た。また、これはコムアイさんも言っていたけれども音響がとても良かった。打ち込み系の音楽にはとても合うライブハウスだったと思う。

武道館も楽しみだけれども、こっちが身を引かないとコムアイさんにぶつかってしまうぐらいの臨場感溢れるライブっていうのもまた貴重なものである。

そういった意味で新潟を狙った成果があったと言えよう。

正解は、越後成果。なんちて。

01.メデューサ
02.シャクシャイン
03.ディアブロ
04.雪男イエティ
05.カメハメハ大王
06.ナポレオン
07.チュパカブラ
08.ツイッギー
09.ウランちゃん
10.ユタ
11.アラジン
12.ラー
13.ミツコ
14.ユニコ
15.松尾芭蕉
16.桃太郎

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2016-11-03(Thu)

水曜日のカンパネラ「ワンマンライブツアー2016 ~SUPERMAN~ 」2016.11.02 川崎CLUB CITTA

クラブチッタでの水曜日のカンパネラワンマンライブ。

川崎はコムアイさんの地元なので、ツアーの最初をここに指定したのも地元のこだわりがあるのかなと思ったり思わなかったり。

会場に入ると、ステージの上に巨大な「脳」があった。脳の形を模したでかいハリボテ(?)に、脳の映像を当てたプロジェクションマッピングっぽい。

コムアイさんは後方の二階席からの登場するというおなじみのパターン。「アラジン」のMVで着ていたものであろうか、モップの集合体みたいなモコモコの服で「イエティ」を歌う。らせん階段を降り、客でいっぱいのフロアを突っ切ってステージに昇ると、次は新EP「SUPERKID」のうち「カメハメハ大王」を初ライブ披露。

「脇の下サラサラ」

自分の脇の下をくすぐるようなしぐさが可愛い。

2曲披露したところで挨拶。

「こっちむいてー!」

と、叫んだ前方のお客さんをいじり、

「どこから来ました?」

「小田原!」

ということで、小田原に行った時のネタを披露するコムアイさん。

天山湯治郷というおすすめの温泉に寄って帰る途中、小田原の街でゴハンを食べる店を探して歩いてたら、渋谷でも滅多に声を掛けられないのに普通に声を掛けられてビックリしたという。

その人に中華料理屋を教えてもらったが、そのまま「じゃ」と去るのはなんか気が引けたので一緒に食べに行きましょうと誘ってしまった。今思い出すとお金払ってなかった気がする、ちゃんと払おう!、と反省していた。

小田原行きづらくなっちゃうなー…温泉で会っても無視しで下さい。「貧乳!」とか言わないで下さいね、とのこと。

水曜日のカンパネラ
今日もこんな見せつける格好だけど、ポロリしても分からないぐらいだしと自虐漫談。(画像はツイッターのオフィシャルアカウントから)

次はちょうど温泉→お風呂繋がりで「ディアブロ」、そして「シャクシャイン」と定番ソングが続いてから、突然聞いたこともない曲が流れだしビックリ。

「誰も聞いたことがない新曲やります!」

いきなり新曲をぶっこんできた。100均で買ったというボウルと泡立て器を持って歌う。ボウルの内側に歌詞のカンペが貼ってあったっぽいが、全然歌えてなくておかしかった。

ちなみに抹茶風味のプリンを作る「チャップリン」という曲名らしい。カト茶みたいなチョビヒゲを付けていたのはそのせいだった。

水カンのライブでは、コムアイさんの本名が輿さんだけに(?)お神輿がよく登場する。今回現れた新作は、巨大な黒ひげ危機一髪みたいな樽だった。しかもナイフ穴から手足がニョキニョキ出て来ていてなんとも奇抜なもの。コムアイさん曰く

「引っ張りたくなるけど引っ張らないでね」

神輿の上に乗って「ナポレオン」。フロアへ降りて行き後方まで移動する輿on the輿。そのまま「チュパカブラ」も歌う。

お神輿はステージに戻って来たものの、コムアイさんがお尻から樽の中にすっぽり落ちてはまってしまい、バタバタしている足の先しか見えなくなってしまった!とりあえず歌い続けていて、声だけは聞こえてくるので大丈夫だろう、みたいな冷静な表情のスタッフにより、頃合を見計らって救出された。

「ぶはー!一生忘れない!」

コムアイ危機一髪。それからも元気に「ツイッギー」「ウランちゃん」「バク」と発狂ソングで踊りまくるコムアイさん。踊りがめっちゃくちゃ激しいのになめらかで非常に美しかった。演出の竹森先生によると、このあたりは特に何をしろ、という指示がないフリーダムな場面らしい。それでいて動きがキレイなのは体幹をしっかり鍛えているからだという。

バクでは「脳」のオブジェがゆっくりステージに降りて来て、スタッフ何人かがそれを支える。脳に映し出された映像をバックに歌い踊るコムアイさん。途中でなんと「ゴン」という痛々しいマイクが床にぶつかる音と共にコムアイさんがぶっ倒れてしまい、スタッフにより抱えられ退場してしまった。しばらくバクのオケだけ流れて無人のステージ。

これはガチなのか演出なのか…とザワザワしていたら「ユタ」のイントロが流れ、「脳」がパックリ開き、そこからコムアイさん再登場!ああよかった!

「重大発表があります」

とのことで、最前列の人達に

「なんの重大発表か当ててください」

とひとりずつマイクを渡して行く。最前のカミテの人達は

「結婚」

「出産」

「ふたりめ」

とかどんどん話を繋げていく。

「入院」

「実家が燃えた」

「実はヅラ」

シモテのお客になるにつれてだんだんひどい言われよう。

正解は「3月8日に武道館ライブ」であった。ドンピシャに当てていた人がいたのでご褒美にバナナが与えられていた。タイトルは武道館の形にちなんで「八角宇宙」とのこと。

重大発表が終わったところで

「こぎたない!」

というところはみんな歌って欲しい、という「アラジン」。いろいろこする仕草がかわいい。何故かメロリンQもしくはチクビームみたいな振付もあり笑った。

ノンストップでカッコよく「ラー」に繋がると、もうすっかりおなじみポイダンサーの方達が登場。水カン印のフラッグをクルクル回して華麗なダンスを決めまくる。

そして昔懐かし「ミツコ」。みんな、「みんなでソーセージ!」のところで手を挙げる時はちゃんと人差し指一本だけ伸ばすんやで…ソーセージだから…。古いおじさんからのお願いやで…。

あっという間に

「最後の2曲です」

となり、「松尾芭蕉」と「桃太郎」。松尾芭蕉では再びポイダンサーの方達と見事な光のダンスを見せてくれて、「桃太郎」ではやっぱりウォーターボールの中に入りフロアに飛び込み、客の上をドンブラコ。

「またあいましょー!」

と叫んでコムアイさんは去って行った…と思ったらひょっこり戻って来たので、珍しくアンコールやるのかなと思ったら

「写真一緒に撮っていいですか」

観客を背に写真をパチリ。

水曜日のカンパネラ
クラブチッタで僕も写ッチッタ。なんちて。

水曜日のカンパネラ
先にも書いた通り、パフォーマンスがますますキレイになっていたり、コムアイさん自身もますますキレイだったりで楽しいライブであった。

「アラジン」とかけまして、コムアイさんと説く。

磨きがかかりました。なんちて。

【セットリスト】

01.雪男イエティ
02.カメハメハ大王
03.ディアブロ
04.シャクシャイン
05.チャップリン
06.ナポレオン
07.チュパカブラ
08.ツイッギー
09.ウランちゃん
10.バク
11.ユタ
12.アラジン
13.ラー
14.ミツコ
15.松尾芭蕉
16.桃太郎

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2016-10-13(Thu)

「カンパネラ―大集合」水曜日のカンパネラファンで集ってみた。2016.10.10 上野

水曜日のカンパネラファンが上野に集まり、水カンゆかりの地を訪ねたり水カン縛りのカラオケをしよう!

ライブ現場ではお馴染みポニーさん(Dr.PONYTAIL)の呼びかけで始まった。

昼過ぎに上野公園の西郷さん前に集まった水カンファン十数人。年齢層はバラッバラだけれども水カン好きであることは老いも若きも男も女も天使も悪魔もみな同じ。

ここ上野公園近辺は、MVが撮影された場所が点在している。そのうち「カンフー・レディー」と「ナポレオン」の撮影場所を巡ってみることにした。

「カンフー・レディー」については既に2年前、僕がほぼストーカー的追跡により秒単位で各撮影場所をグーグルマップに落とし込んでいるのでそれを見ながらの聖地巡礼である。

その前にまずはベタに西郷さん前で集合写真を撮り、

水曜日のカンパネラ
道すがら国立西洋美術館の「考える人」像などを芸術的教養溢れるポニーさんによる解説付きで見学したり、ごく一般的な上野観光もちょっとだけする。

水曜日のカンパネラ
最初に目指した場所は公園内のトイレ脇の薄暗い木陰。一見なんでもない場所だが、ここが「カンフー・レディー」の撮影場所のひとつ。


増殖するコムアイさんが歩く印象的なこのシーンを再現してみるのだ。メインのコムアイさん役をヤフオクベイビーことなかむラーちゃんにお願いする。

「もっと右!もうちょい前!」

MVとカメラ画面を交互に確認し、出来るだけ再現度を高める調整がなかなか難しい。その調整&撮影役はだいたいポニーさんとまこたんだった。僕らは大真面目なのだが

水曜日のカンパネラ
傍から見ると怪し過ぎる。アイドルの有料撮影会にしか見えない。


こうして撮ったのがこの動画。

水曜日のカンパネラ
比較。ドンピシャにするのはかなり難しいが楽しいものである。

次に向かったのは鳥居前。


鳥居を背にコムアイさんが踊っているところを再現。ここでも

水曜日のカンパネラ
「結構下から撮ってるんだねー」

などとMV再現へのこだわりを見せて撮影。ローアングルで女の子を狙うオッサン達。やはり怪しい。

水曜日のカンパネラ
どーん。

水曜日のカンパネラ
比較。


続いてはコムアイさんが滑り台やうんていで遊んでいた公園へ。不忍池の脇にあるので池のほうへ歩いていくと、池の周りにはスマホ画面をじーっと見つめている人たちがビッシリといる。観光客とも違う雰囲気を持つこの人たち、怪しすぎる!、と自分らのことは棚に上げていたところ、ポケモンGOをやっている人達であった。この辺はレアポケモンが出る有名スポットらしい。

水曜日のカンパネラ
そんな人たちを掻き分けて公園に到着したポケGOをしないけど一番怪しい集団。なんと、コムアイさんが遊んでいた遊具がない。

「この公園じゃないんじゃない?」

「いや、周りのビルは同じだ。ここで間違いない」

なんと公園がリニューアルされてしまっていたのだ。MVが撮影されたころから既に2年が経っており、時の流れを感じさせられた。

水曜日のカンパネラ
せめて位置だけはほぼ合わせて撮影してみた。

「カンフー・レディー」追っかけの最後の場所は


コムアイさんがストローをくわえて水を出すシーン。

ここは池の水面上に掛かった桟橋のようなデッキなのだけれども、MVとは違い巨大に成長しまくった蓮の葉が邪魔をして、コムアイさんが立っていた場所を特定しにくい。

「ここだ!」

ようやく見つけてみんなに声をかけたら、知らないおじさんがササッと近付いてきて

「ん?なんか出たの?」

ポケモンGOじゃねえよ!

我々は周りの人たちを惑わしたり邪魔したりしないように撮影をしなければならない。

なかむラーちゃんはちゃんと事前に茶店で水とストローを調達していた。定位置に立ってストローをくわえていると、通りすがりのちびっ子が足を止め、

「しゃぼんだましてる」

と、じーっと見つめていたのが可愛かった。


これは没テイクだけども、よく聞くとその「しゃぼんだましてる」の声が拾われていた。

ここでもMVとは若干違いがあり、MVでは遠くにぼんやりと写っている「東天紅」ビルが既に取り壊されていて、

「俺が結婚式を挙げた場所がなくなってしまったー!」

ポニーさんが愕然としていた。


これが完成版。

「カンフー・レディー」はここまで。次は「ナポレオン」の撮影場所探訪へ。このMVに出てくる映画館も既に取り壊されており、諸行無常を感じつつ跡地を通り過ぎて京成上野駅へ。特定係はポニーさんにバトンタッチ。


コムアイさんがコインロッカーに入り、別のロッカーから颯爽と出て来て駐車場でジャンプするまでのシーン。ここでの撮影は大変である。ロッカーのすぐそばに詰め所があり、係のおじさんが常に見張っているのだ。まず許可を取らなければならない。

「すいませんが、こういうビデオの再現をしたくて…」

と説明すると、渋々ながらもOKをいただいたので、ロッカーを壊さないこと、他の利用者や通行人の邪魔にならないよう気を付けて撮影した。

水曜日のカンパネラ
MVを確認しながら細かい演技指導が入る。通りすがりの人達からの「なにやってんだこいつら」みたいな視線が常に付きまとう。


そんな感じで出来た映像。

水曜日のカンパネラ
駐車場で飛び跳ねるシーンは全員が順番で飛び跳ねるところを動画撮影。あまり高くジャンプしないのが似せるコツ。思いっきりジャンプしていたまこたんは

「キノコが出る場所なんだよ!」

スーパーマリオかよ。

それから外に出てコムアイさんが夜の上野の街をさまよい歩くシーンを確認しつつ、我々も同じ道を歩いて行ったところでMVロケ地探訪終了。

やり切った感を味わった我々はアメ横に移動して「魚草」にて立ち飲み。ここはコムアイさんがテレビ番組で訪れていた店である。魚屋だけれども飲み食いも出来る。

水曜日のカンパネラ
ここでめいめい冷酒やビールを飲んだり、カキ・ホタテ・刺身などを食べたりして1時間ほど過ごした。ちょっとしたツマミもうまかった。


酔っ払っててあまり覚えてないのでトリコさんのツイートを引用。

未成年のりょう君は残念ながらウーロン茶一択。未成年に飲酒させたらゲスな大人は活動停止である。ノンアルコールの飲み物がそれしかなく、しかも100円飲み放題ってことで2リットルのペットボトルごとドン!とテーブルに置かれ、そのテキトーさが面白かった。

粋なイケメンの店員さんがコムアイさんのことを知っていて、お店に来た時のことなどを話してくれたがこれもやはりあまり覚えていない。

聖地巡礼はこれぐらいにして、その後はカラオケ。「マリー・アントワネット」ではトリコさんがブルボンのお菓子を投げまくるし、「チュパカブラ」ではなかむラーちゃんが速攻でフロントまで行ってナース服を借り、ナースコスプレして踊っているし、「マッチ売りの少女」ではゆふらてさんがご自分のポイをくるくる回し始めるし芸が細かい。

3時間ぶっ通しで39曲も歌ってしまった。一応セトリは以下の通り。

01.マリー・アントワネット
02.二階堂マリ
03.シャクシャイン
04.モスラ
05.ミツコ
06.メデューサ
07.ラオウ
08.千利休
09.ナポレオン
10.パフ
11.猪八戒
12.ツチノコ
13.アリババ神帝
14.カンフー・レディー
15.素子
16.ツイッギー
17.デーメーテール
18.竹久夢二
19.シャクシャイン
20.ライト兄弟
21.雪男イエティ
22.ディアブロ
23.ラー
24.桃太郎
25.星一徹
26.お七
27.テンテン
28.ユニコ
29.マッチ売りの少女
30.シャア
31.ツイッギー
32.モノポリー
33.小野妹子
34.チュパカブラ
35.フェニックス
36.ランボー
37.インカ
38.不二子
39.ドラキュラ

上野なのにニキータ歌うの忘れた。

「ちいすたろかー」

最後はお約束「ドラキュラ」で締め、居酒屋に場所を移しおつかれーさまー。どんなことを話したかは酔っ払ったのでやはり忘れてしまったがえらい楽しかった。最後はアメ横でみんなで写真を撮ってお開き。

水カン好きが集まって水カンネタで夜までひたすら楽しかったこの集い。上野だけに

西郷 THE NIGHT。

なんちて。

【参加メンバー】五十音順 敬称略

あかさわ(@TkOfqq)
梶りん(@kajilin)
小鳥山いん子(@ladyparakeet)
しか野(@marzpark)
Dr.PONYTAIL(@DrPONYTAIL19673)
tolico(@tolicoCooking)
なかむラー(@omaturi_NA_A)
まこたん(@McKORMACK)
むむむ!(@yam_at_ak)
ゆふらて(@euphratex)
ヨシヨシ(@yoshikata_naoki)
りょう(@Tigers0703)
りょうた(@0216Kawai)
ワカケまゆみ(@mmayumino1)

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2016-09-18(Sun)

水曜日のカンパネラ「「uP!!!NEXT~水曜日のカンパネラ FREE LAGOOOOOON!!!~」 2016.09.16 お台場 潮風公園

お台場・潮風公園での野外フリーライブ。

めちゃくちゃ早くから会場に来ていた人によると、コムアイさんが公園内でポケモンGOをやりながら歩いていたという。この公園は珍しいポケモンが出るらしい。公園を歩いてるコムアイさんの方が余程レアな存在だけど。

そんな話を聞いていたのでケンモチさんが公園にいらっしゃるのを発見した時は、つい、超レアキャラを見つけたノリで

「ケンモチさんだー!ケンモチGO!」

スマホでモンスターボールを投げるスワイプをしまくりながらがっついてしまった。ケンモチさんは

「ひゅひゅひゅひゅ」

体を丸めてポケモンボールに入れられたフリをしてくれた。いいお人であり大変失礼いたしました。

水曜日のカンパネラ
開場時間になるとすっかり外は暗くなり、

水曜日のカンパネラ
会場内にはステージ左側に物販用のテント。そしてカレーメシのステージがあり、カレーメシ2くんや新デザインのカレーメシくんが観客と一緒に写真を撮っていたりカレーメシを配っていたりとほのぼのとしていた。

昼間は雨が降ったり止んだりだった天気もライブが始まる時間には大きな月がぼうっと空に浮かんでいた。

突然、サイレンの音が聞こえたかと思うと救急車が走って来て観客エリア後方に停車した。病人でも出たのかと思ったら

「カモンエビバーディー」

「チュパカブラ」が始まるではないか。救急車の中でコムアイさんが歌っているではないか!いつも以上にとんでもないサプライズなライブの始まりである。その姿がステージ両脇のスクリーンに映し出され、やがて救急車から出て来たコムアイさんはストレッチャーに乗せられたまま観客ゾーン中央の通路を通ってステージへ上った。

するとすさかず「シャクシャイン」。今度はスクリーンに北海道の難解地名がばんばん映し出され、「踊る準備はできてるー?」と客を煽りまる。

観客は4,000人集まったという。ぶわーっと広がる人の海がスクリーンに映し出され、コムアイさんも

「こんなに埋まるとは思わなかった!」

と感嘆しつつも

「まあ来るよね。無料だからね」

ニヤリとしていた。で、先に重要な告知をします、として今年後半のツアー開催を発表。もう翌日から先行予約開始だという。展開早い。

それからは

「いい湯っだーね」

「いい湯だね!」

のコールアンドレスポンス練習タイムからの「ディアブロ」。いつもならここでノンストップで「桃太郎」に繋がるのがよくあるパターンだけれども、今日はなんと「ミツコ」。

昔は必ずと言っていいほどライブで演じられていた曲で、ライブで聴くのは久しぶりである。以前からの変わらない独特な振り付けもあるけれども、今の方がずっと妖艶になっている。

「ミツコ」に続いては「ウランちゃん」。発狂系のジュークミュージックでイカがのたうち回っているみたいに踊っていると照明が暗くなって今度はなんと「モスラ」。

「ミツコ」より古い曲で、よくライブハウスでは照明を落として真っ暗にし、懐中電灯で顔を照らしながら客席を徘徊しながら歌っていたものである。今日もそれと全く同じことをしていた。

あの頃から比べると会場のキャパも観客数も知名度も実力もとんでもなく膨らんでいて驚かざるを得ない。GO!GO!ポケモンGO!じゃなくて白川郷。

客席の周囲を歩いて行くコムアイさんに、観客がハイタッチしようとキャアキャア手を伸ばすさまはまるでお相撲さんの花道のようである。つばさ部屋コシミサキ関。

コムアイさんは物販テント内まで辿り着いてそこでしばらく歌い、それからカレーメシステージに登った。ここで歌うのはもちろんタイアップ曲「ラー」である。カレーメシくん一族と共に、歌いながらカレーメシを観客に投げまくった。

水曜日のカンパネラ
ラッキーなことに僕も一個ゲット。

カレーメシを手にしながらコムアイさんは思い出したように語る。初めて行ったライブはaikoさんのフリーライブで、そこでaikoさんが「お~いお茶が好きだ」と言ったらお客さん全員に配られたそうだ。まさか10年も経たないうちに自分がそっち側にいて、カレーメシを配ってるとは…人生分からないものですね、と。

次の曲の準備に…とコムアイさんは

「みんな、ケータイのライトを点けてこっちに当ててもらっていいですか?」

頭の上にミラーボールをかぶる。なるほどライトが当たるとキラキラと輝く。僕もスマホを出してライトを当ててみる…。

水曜日のカンパネラ
あっ。間違えて写真を撮ってしまっても…無理はないな!

「すごいキレイ。みんなも後ろを見てみて」

とコムアイさんが言うので振り返ってみると、スマホのライトが星のように無数に光っていてホントにキレイだった。

コムアイさんは頭上をキラキラさせながら「メデューサ」を歌い、今度は客席の間の横の花道を突っ切って反対側の右サイドへ。

そこには高所作業車があって、コムアイさんが作業台に乗るとクレーンがぐんぐん高く伸びて行き、高いところから「雪男イエティ」。飾り付けのハート形の銀色のバルーンをいっこずつ下に落としながら歌う。

ステージに戻って来てからの「マッチ売りの少女」では、LEDによって松明かと思うような輝きを見せる「ポイ」を操るパフォーマーの方々が現れ、ポイを組み合わせて様々な光り輝く模様にしたり回転させると水カンのロゴが浮かんで来たり、とても綺麗で溜め息が漏れていた。

ライブもいつの間にか終盤戦。

「気付いたらなんと次が最後の2曲で…」

えー、と名残惜しむ観客に

「今回は予算を大幅にオーバーしていろいろやらせていただいたので」

「こんなすごいステージも用意してもらったのに実際使ったのは15分ぐらいで」

ライブの規模の大きさをアピールし、笑いも誘う。ホントに縦横無尽に駆け回っていて、定位置というものがなかった。次も無料で出来るかどうか分からないけど、このライブは恒例化したいという。

最後の2曲のうち、1曲は新曲の「松尾芭蕉」ここでもポイパフォーマーの皆さんとコムアイさんの素晴らしい光とダンスのパフォーマンス。僕がいた角度からは見えなかったが「水曜日のカンパネラ」の光の文字が浮き上がったらしい。

2曲目は「桃太郎」

「渡されたのは潮風公園名物、ポケモンGO!ピカチュウうううう!」

コムアイさんはピカチュウの被り物をぶん投げた。ポケモンGOにはまっているのは分かったけど、なんでそんなもの持ってるんだ。

水曜日のカンパネラ
あまり関係ないが、そういえば昔、ポケモン好きの子供のためにムチャブリしてこんなサインを描いてもらったっけ…。

そして定番のウォーターボール登場。コムアイさんは中に入ってお客の上ドンブラコと転がってゆく…が、今回は一定のところから殆ど動かず。キャアアアアとか悲鳴も聞こえて来て、どうやら真下のお客さん達が倒れてしまった模様。

コムアイさんも「大丈夫?」と心配顔だったが、みんな立ち上がれたらしく、それを確認してから

「会場ぜんぶ回る予定だったけど、出来なかったからもう一曲やります」

とのことで本当に最後の曲「ドラキュラ」。お客さんのところをぐるっと回りながら「血ぃ吸うたろかー」とみんなで合唱してライブは終了した。

ワンマンライブ並みの素晴らしいパフォーマンスと多彩な演出で、まったく飽きることのない内容であった。次のツアーは絶対この内容を超えるものを用意してくるはずだろうし、今からすごい楽しみになってしまった。

フリーライブなのにこんな凄いものを観させてもらって、

モウケモンGO!なんちて。

【セットリスト】

01.チュパカブラ
02.シャクシャイン
03.ディアブロ
04.ミツコ
05.ウランちゃん
06.モスラ
07.ラー
08.メデューサ
09.雪男イエティ
10.マッチ売りの少女
11.松尾芭蕉
12.桃太郎
13.ドラキュラ

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