2002-03-22(Fri)

注射器。ぶっといの。

よく行くゲーセンのトイレの個室には
エロ本とかホモ本とかが
よく落ちてるいるらしい。

個室にエロ本。

どういう行為をしているかは容易に想像つくので
絶対そのエロ本には触りたくないものであるが。

今日もゲーセンの店員さんが、

「トイレに凄いものが落ちてたんですよ」

興奮した顔で言ってきた。今回はエロ本ではないらしい。

…注射器だった。

「シャブ…?」

僕は思わずつぶやく。

「シャブ…」

うなずきながら繰り返す店員さん。

「ノーパン…」

僕のダジャレ癖が出る。

「おい、おっさん」

すさかず横にいた友達のRちゃんが突っ込む。

「でも、糖尿病の人かもしれないしね」

あまり怖い想像をしたくないので、無難な
推測をしてみる僕。しかし店員さんは

「でも…この注射器を見つける直前に
トイレから出てきた人がいたんですよ」

顔を曇らせて言い、更に続けた。

「で、見ちゃったんです。その人が
白い粉が入った袋を持っているのを…」

はい、決定~。

「こないだ駅前で発砲事件もあったんですよね~」

飛び交うのはゲロばかりと思っていたが
鉛玉も飛び交うようになったのか。

いつの間にかバイオレンスな匂いが漂ってきたこの街。
大丈夫か。

余談だが、今、我が家も静かながらにバイオレンス。
ていうか冷戦中。

大丈夫か。

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