2016-06-08(Wed)

伊狩増代。

息子・タク(10才)はポケモンのカードバトルが好きである。

幕張メッセで大きなカードバトルの大会があることを聞きつけ、

「行きたい!」

と言ってきたのが大会1ヶ月ほど前。過去も何回も連れて行ったことがあるが、引率する僕は休日まるまる1日潰れるわりには行ったら行ったでやることがないのでまるまるヒマなんである。最近はカードで遊んでいる様子がほとんどなかったので、もう飽きてきて行くことはないかな、と思っていたが甘かった。

ポケモンのカードバトルはカード60枚で構成された「デッキ」を使って行われる。60枚の中にどんなカードを何枚入れて、どんな戦術でいくか、それぞれが考えてバトルに臨む。ポケモンカードは定期的に新しい種類が出るので、ひとたびデッキを構築してもすぐ陳腐化してしまう。タクは最近全然遊んでいないので、手持ちのデッキは時代遅れになっているはずだ。

さすがに優勝なんて出来るわけないけど、せっかく行くのだからある程度は勝てないとつまらないだろうし、勝てなくて不機嫌になり逆ギレするタクを何度も見ているので、デッキの再構築は必要だ。ただ、

「このカードが欲しい」

と思っても、おもちゃ屋やコンビニなどで普通に売ってるポケモンカードは5枚ひと組で何が入っているかはランダムであり、大人買いしても必ず手に入る保証はない。そこでカード売買を行っている通販サイトやカードショップを利用することになる。当然人気のあるカードは高い値段が付いているが、目当てのカードが出るまで大人買いし続けるよりは確実だし安い。

通販サイトで買うなら注文から郵送まで余裕をもってだいたい2週間、カードショップも秋葉原に集中しており休日にしか行けないのでやはりそれぐらいの準備期間を見ておきたい。長くなったがそういった理由で

「欲しいカードがあったら今のうち言っておけよ。直前になって言われても用意できないから」

とタクに釘を刺しておいたのであった。

「うん。わかった」

タクはそう答えただけで特にリクエストはなかった。なので

「ホントに欲しいカードないの?もう時間的にギリギリだよ」

「うん、大丈夫」

2週間前にも念押ししてみてもこんな感じだったので、今まで買ってあるストックの中でなんとかするつもりなのだろう…と思い、もうこのことは頭の中から消えていた。

ところが大会の5日前の夜、会社で22時過ぎまで残業して帰ろうとしたところ、嫁のアカウントから鬼のようなラインの着信が。なんだと思って見てみたら


LINE
「パソコンの上に、買いたいカードが書いてある紙があるのでよろしくお願いね!!たくより」

というメッセージが書いてあって目を疑ってしまった。もうギリギリって言ってから1週間以上経ってるんだけど…。仏の梶りんと言われた僕もさすがにブチ切れた。

LINE
更にこの矢のような催促。自己中にもほどがある。

「ふざけんな!遅すぎるわ!」

怒りに任せて返信し、

「あと催促しすぎ!こっちは仕事してんだよ!お前の都合だけで考えてんじゃねえよ!親子じゃなかったら絶対ブロックしてるわ!」

無礼なネットマナーのなさに対しての怒りもぶちこんでおいた。

家に帰るとみんな寝ており、僕の机にタクの手紙とやらが置いてあった。開いてみると

「パパへ。このカードがほしい!○○2枚、××3枚…」

呆れたことに15枚ものカードが書かれていた。あれだけ事前準備が必要と言っていたことがまるで通じていなかったようだ。

翌朝、

「パパが欲しいカードがないか何回も聞いていたのになんだ今更、今から通販頼んで間に合うわけないだろ、あとパパ仕事忙しいからショップ行ってるヒマないからな」

タクが起きてから改めてネチネチ説教した。あとLINEスタンプ連打していたのは娘・R(12才)も加担していた模様なのでそっちもネチネチ。

説教はしたものの、やはり出来ることならなんとかしたいなあ…と思った。大会まであと4日。カード通販サイトに今から頼んだってアマゾンじゃあるまいし間に合わない。カードショップも仕事がギッチリで開いてる時間に行けない、行けたところでタクが欲しいカードが全て揃っているとは限らない。

やはり無理か…と思ってたら、その日、意外にスルッと帰れたので寄ってみることにした。なんて優しい父親。

なんとか閉店時間前までに到着したはいいものの、そう都合良く欲しいカードが揃っているわけは…え、まじ、全部あった!

念のためタクの手紙を持参していた僕は、それを確認しながら全部買ってやった。重ね重ねなんて優しい父親なのだろう。

「ほらよ」

帰ってからタクに渡すと大喜びしていた。

「でも次はないからな。事前準備しなくて直前で困っても絶対ほっとくからな!」

と釘を刺すとタクは頷いた。

「じゃ、カードのお金、お前のお年玉からもらうぞ」

「えーっ。お金取るの…」

「ふざけんな!当たり前だー!」

また怒ってしまった。

怒りっぱなしであったが、なんとかタクが望むデッキでバトルに挑めそうである。人気があるカードは在庫がないことが多くて、今回は本当にラッキーであった。

怒るカードには福来る。なんちて。

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