2016-01-12(Tue)

盛岡市八幡町の遊郭跡を歩く。

盛岡市八幡町
かつて遊郭があったという盛岡市八幡町近辺を歩いてみた。

南部藩が造営し、1681年に社殿が完成した盛岡八幡宮。その社前の田んぼを埋め立てて造られたのが八幡町である。

茶屋・飲食店を中心とした歓楽街となったが、やがて遊女屋が増え色街としての性格が濃くなり、風紀が乱れるのを嫌った南部藩が2度ほど遊女屋を集めて郊外に遊郭を造ったがうまくいかず、明治時代になって正式に遊郭として公認されることになり、八幡町は遊郭と料亭の花柳街として栄え、大正時代にかけてまでが賑わいの全盛期だったという。

1957年に売春防止法が実施されてからは遊郭は廃止され、今ではひっそりとした商店街となっている。かつての遊郭の名残りがないか散策してみた。

「もりおか物語(貮)‐八幡町かいわい-」を片手に、巻末の地図「明治末期の八幡町かいわいの町並み」を見ながら歩いていくと、残念ながらと言うか当然と言うか当時の妓楼は全く残っていなかった。

盛岡市八幡町
「千代寿し」の前に遊郭の入口を示す「大門」があったという。今はなんの跡形もないが、行政区分では今もなおここに八幡町と隣町との境界線が走っている(撮り忘れたため、この画像だけグーグルマップ)。

盛岡市八幡町
「いろは楼」があった場所。

盛岡市八幡町
「長岡楼」があった場所。

駐車場や更地になってしまったなども目立つ。

盛岡市八幡町
「萬華楼」があった場所。

盛岡市八幡町
「寿楼」「第一玉楼」があった場所。「第一玉楼」と「田中楼」という妓楼は三階建てで有名だったらしい。

妓楼として使われた建物そのものではないが、趣きのある古い建物はいくつもあった。

盛岡市八幡町
最も興味をそそられたのがこちら。色あせたピンクの壁がそそる。前述の地図によるとかつて「第一松葉楼」という妓楼の後、「下田旅館」になっている。元旅館の建物なのだろうか。現在は民家のようである。

西側が空き地になっているのでこの建物のサイドに回ってみると、

盛岡市八幡町
すごい断面図になっていた。しかもこの建物、南北に長く、

盛岡市八幡町
3つの建物がこのように連結されており、

盛岡市八幡町
3つめの建物がなんと「蔵」。

盛岡市八幡町
そして裏面(南面)は蔵・民家・料亭が繋ぎ合わさったキメラのような建物になっていた。なんだこれ、凄過ぎる…。

盛岡市八幡町
遊郭エリアを1ブロック離れると現役の料亭「木の字」があった。

盛岡市八幡町
その周辺に残る、こちらは既に元料亭と思われる建物。この月の窓がとても雅である。

盛岡市八幡町
側面。

盛岡市八幡町

盛岡市八幡町
その他元料亭っぽい建物。

また、八幡町はくたびれたスナックが多かった。

盛岡市八幡町
スナックが集結したアーケード。レンガ模様が重厚である。スナック街の東京駅やー。

盛岡市八幡町
裏側から。看板の設置具合からすると入居率は30%もないかもしれない。ランドセルを背負った子が

「ただいまー!」

と元気な声でとあるお店の扉を開け、中の階段を昇って行った。2階が住居部分なのだろうか。寂れていても生活感は漂っていた。

盛岡市八幡町
こちらもスナックビル。「紫苑」という定番ネームがイカス。

盛岡市八幡町
スナック長屋のアーチ。

盛岡市八幡町
アーチの奥の長屋。昼間だから分からないが、アーチの看板にあるうち、どれくらいの店が現役なののだろう。

盛岡市八幡町
こちらもレトロなスナックビル。

盛岡市八幡町
昼間から営業しているお店からカラオケの歌声が聞こえてきた。2階部分もあり、そちらは真っ暗だった。

盛岡市八幡町
既に閉店したスナック。噂によると、ここはいわゆる「裏風俗」的なことが出来たらしい。お婆ちゃんに近い女性が相手だったらしいが…。

その他、印象に残った物件。

盛岡市八幡町

盛岡市八幡町
八幡町の隣、生姜町に残る「小原写真館」跡。人魚の彫刻が見事。

盛岡市八幡町

盛岡市八幡町
居酒屋「狸屋敷」跡の巨大狸。案内板によると、触ると運勢が開けるらしい。ちなみに金玉に触れば金運アップ。しかし閉店して朽ち果てた案内板に言われても説得力が。

盛岡市八幡町
アクセル・ローズ?

盛岡市八幡町
視線を感じてすっっごいビビった。

盛岡市八幡町
最後は盛岡八幡宮にお参りして八幡町を後にした。

なにこの頭も足も食えるアンパンマン…。

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