2015-05-29(Fri)

かわいい子なので旅をさせてなかった。

娘・R(11才)が同級生の女の子達3人と電車に乗って「としまえん」に遊びに行くという。

とてもじゃないがRにひとりで電車に乗せることなど危なっかしくてさせたことがないので、お友達の誰かがリードしてくれるだろう…と他力本願でいたら他の子も全員そうらしい。

男の子だったら4人いればひとりぐらいは鉄ヲタみたいなのがいるのだけれども、女の子が4人集まったところで姦しいプラス1になるだけであった。

電車で「としまえん」に行くにはふたつの路線がある。

ひとつは「西武池袋線」。下り方面からとしまえんに行くには途中の練馬駅で分岐する「豊島線」を通る「豊島園行き」に乗らないといけない。それ以外の「所沢行き」や「保谷行き」などに乗ってしまうと埼玉の方に連れて行かれてしまうのだ。

もうひとつは「地下鉄」。こちらは下り方面は「光が丘行き」しかなく、必ず「豊島園駅」に止まる。

ウチは両路線の間ぐらいにあるので、どちらを使っても大して変わりがないのだが、不慣れなRには

「大江戸線で行きなさいね」

絶対こっちに乗れ、と言い聞かせたのであった。

ところが翌朝娘達が出かける直前に、女の子達の親と連絡を取り合っていた嫁が

「Aちゃんのママが『西武線で行くべき』って主張して譲らないんだけどどうしよう…」

と言ってきた。

「なんでよ」

「その方が安いからだって」

「安いって言ったって往復20円ぐらいだろ」

「そうなんだけどね…」

「20円ケチったら埼玉まで行っちゃうぞあの子ら」

「あのママちょっと癖があるのよねー」

「はあ…そんなんでギクシャクするのもやだしなあ…」

そんだけ言い張るぐらいならきちんと電車の乗り方を教えているんだろ…そう楽観視することにしたが、R達が集合して出かけるのを見送りに出た嫁が、

「西武線の駅ってこっち?」

「そうだね」

全員迷うことなく反対の地下鉄の駅に行こうとしていたため、

「あなた!追いかけてって!やっぱヤバい!」

慌てて家の中に駆け込んできた。僕も急いでチャリで追跡したところ、道の先にR達の背中が見えた。しかし6年生という微妙なお年頃、友達の目もあるところでオヤジが出しゃばっても煙たがれるだけかなあ、と思い、接触は最小限にしよう、と先回りして駅で待っていることにした。

駅に着いて電光掲示板を見てみると次に来るのが「保谷行き」でその次に来るのが「石神井公園行き」であった。いずれもとしまえんには行かない、乗ってはいけない電車である。更にその次は「通過電車」で、その次がようやく「豊島園行き」。およそ20分後である。20円ケチって20分待たされるとか。地下鉄なら5分おきに来るのに。何も知らないR達にとってはワナ以外何物でもない最悪のタイミングであった。

やがてウキウキしてぴょんぴょん無駄にスキップなどをし、文字通り浮き足立ったR達がやって来た。

「あーRちゃんパパだー」

「なんでいるの!」

案の定睨まれたが

「君達が心配で来たの!」

落ち着け、と制した。

「いいか、案内に出てる『保谷行き』にも『石神井公園行き』にも乗っちゃいけないよ。としまえんに行かないからね」

と説明すると

「ええっ」

全員目を丸くした。よ、よかった…追い掛けて…。それから時刻表を見せて

「57分の豊島園行き、これに乗りなさいね」

「はーい」

ということで改札をくぐってホームに下りてゆく娘達を見送った。たかが20円かそこらをケチった故に起こるリスクをなんのフォローもしないAちゃんママってなんなの。もしかしてママ自身も知らないのか?

駅舎を出た僕は、これで帰ろうと思ったけれどもまだ心配だったので、ホームが見える駅のすぐ脇の踏み切りに移動してみた。ちょうど乗っちゃ行けない「保谷行き」が来たところだった。R達はちゃんとスルーしていてまだホームに残っていた。僕に気付いて4人が手を振ってくれた。

「まだいんの?」

とか言われないでよかった…。これでようやく大丈夫だと確信したので帰り、僕以上にびびっていた嫁にも伝えて安心させた。

かわいい子には旅をさせろ、とはよく言われる。僕もよく子供達と電車に乗る時は駅名とか路線名とかを説明したりするのだけれども全然興味を持ってくれないのでなかなかうまくいかない。

今考え付いたのだが、「駅探」などのサイトであらかじめ調べさせるところからやらせてみたら興味を持つかもしれない。スマホやパソコンをいじるのはRも息子・タク(9才)も大好きだからだ。そうすれば徐々に駅や路線を覚え

「○○駅で乗換えだよ!」

とか案内してくれるまでになるかもしれない。

かわいい子にはナビをさせろ。

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