2015-04-07(Tue)

最後のラーメン。

近所の某ラーメン店が閉店するという。

そのことを子供達に言うと

「最後に食べに行きたい」

とおねだりされた。特に息子・タク(9才)に何度もお願いをされ、じゃあ行くか、ということになった。

そのラーメン店はタクや娘・R(11才)が小さい頃にできた。おそらく初めてふたりを連れてって食べさせたラーメン屋じゃないかと思う。結構おいしくてすぐ子供達のお気に入りの店になった。

しかしだんだんこの店より美味しいラーメン屋がいくつも出て来たので最近はほとんど行くことがなくなってしまっていた。閉店の理由ももしかしたらそれなのかもしれない。

さすがに閉店となると二度と味わえないわけで、食べ納めしたくなったようだ。子供達にとってはラーメンの「原点」になっているのかもしれない。特にタクは意外とセンチメンタルで、お別れとかそういうのに敏感なんである

そんなわけでふたりを最終営業日の昼に連れて行った。嫁は仕事である。最後だから混んでいるかと思ったらそうでもなく、地下階の席に案内された。この店は客席が1階と地下階に分かれていた。厨房は1階にあるので、地下の客にはダムウェーターにラーメンを乗せてウイーンと降ろすんである。

地下には若い女の子の店員がいたのだが、上の階からだだだっと降りてきた男の店員に

「ダムウェーターは料理受け取ったら上げといて!いつも上げるように癖をつけて!」

と注意されていた。癖をつけて…と言っても今日が最終日。閉店なのに新入りバイトを雇ったのであろうか。そんなやりとりは見なかったことにして女の子店員に注文を済ませると

「お子さん達にどうぞ…」

オマケのオモチャが詰まったカゴを持って来てくれた。どれも幼稚園児向けぐらいのちゃちいもので、

「こんなのいらない!」

と、大人ぶりたい年頃のふたりが失礼なことを言ってしまうかもしれないので

「キミらはもうこのオモチャたちをもらうにはお姉ちゃんお兄ちゃんになっちゃったかな…?」

僕が先に越して言うと、

「もう閉店なんで持ってってくださいよー」

と店員の女の子。じゃあおじさんがチミを…いやいや。

「どんなのがあるの?」

Rとタクはカゴを覗き込む。僕もガサゴソといくつか手に取ってみると

「あ、これは双眼鏡だね」

ボール紙とプラスチックのレンズの折り畳み式の双眼鏡を見つけた。

「それ欲しい!」

ふたりともそれにまっしぐらになってしまった。全然大人ぶりたい年頃じゃなかった。まだまだ幼児レベルであった。

Rとタク
さて、本題のラーメンはタクは1杯を残さず食べ切った。Rは3分の1ぐらい残してしまったけれども、初めに連れてきた頃はふたりで1杯だったんだよな…と時の流れと子供の成長にしみじみする僕であった。

「あーおいしかった。おなかいっぱい。じゃ、帰ろう!」

食べ終わったタクはわりとサクッと帰ろうと言う。来るまではすごいセンチメンタルだったくせに、用が済んだら「これが最後なんだ」などとしみじみ思い出に浸る…とかそういうのが全くないのが子供らしい。

ラーメン屋に来る時もかつてはベビーカーだったのに、今ではチャリを乗り回している。子供達は、ラーメンのようになって欲しいと思う。

ほっといても伸びる!なんちて。

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