2015-02-09(Mon)

「水曜日のカンパネラpresents オトトイの地下室vol.2」 新宿LOFT 2015.02.08

水曜日のカンパネラ
水曜日のカンパネラが主催するアングラ系イベントの第2回。

水曜日のカンパネラオススメのアーティスト達を迎えるほか、前回に引き続きコムアイさんが強く関心を持つ「鹿の解体」が執り行われる。

タイムテーブルはこのとおり。
水曜日のカンパネラ
事前に公開されていたが、こんなに謎なタイムテーブルは初めてである。「居住」とは?「非存在」とは?そんな謎が解き明かされるこの日を楽しみにしていた。

イベントのトップバッターはこれも前回同様水曜日のカンパネラ。コムアイさんがステージに登場し、今日は最後まで楽しんでってくださいと挨拶する。

いきなりステージに向かってジャガイモを投げたやつは悔い改めよ。演者に向かって物を投げるとは無礼にも程がある。

「オリジナルソングからと思いきやカバーソングからやりまーす」

全盛期の篠原ともえみたいなウキウキ声で始まったのが「カンフー・レディー」。コムアイさんの流れるようなカンフーの振り付けが美しい。

水曜日のカンパネラ
続いての「デーメーテール」で現れたのが乞食ガールズのおふたり。全身にミラーボールのキラキラパネルを貼りまくって全身白銀聖闘士(シルバーセイント)みたいになってコムアイさんの両脇でクルクル回る。

「ミラーボール持って来たよ!」

とコムアイさん。コムアイさんも一緒になって回転するさまは可愛くて、ファンキーでディスコなノリが生まれて楽しい。曲が終わると乞食ガールズは去って行った。タイムテーブルでは「非存在」となっていた彼ら。思いっきり存在じゃん、とツッコミを入れたいところであるが、コムアイさんによると

「全身のミラーが反射し、映っているのは皆さん自身の姿であるから彼らの姿は見えていない。だから非存在」

という定義でありなるほどですねー。しかしミラーがちょっとずつ剥がれて来て少しずつ「存在」になってきちゃうかもとかそんなことを解説。

コムアイさんは今日のこのイベントで、「自分自身は見世物小屋の座長だ」と表現し、タイムテーブルを説明した。

ぼく脳さんによる「居住」。これはメインステージの隣のバーステージにぼく脳さんが住居を構えてしまったのだという。

「ライブハウスに行ったら誰かが住んでた、って面白くないですか?」

という発想から生まれたのだとか。ぼく脳さんは前回の「オトトイの地下室」にも出演された方であり、それがきっかけでやはり前回出演の「Nature Daner Gang」に加入した方。で、そのNature Daner Gangのメンバーがぼく脳さんの居住地に「居候」しているのだという。訪ねてもいいけどちゃんと礼儀を以ってネ、とのこと。

また、今日DJとして出演されるKuroki Kouichiさんはなんと猟師さんでもあり、コムアイさんと一緒に鹿の解体を行なう。「活弁」は前回も出演された山田広野さんが、作製した映像を流しつつ弁士となる、Vampilliaはツインドラムのすごいビッグバンド、Omodakaさんは以前観てとても感動したのでマストですよ、と。

そんな感じでイベントの内容を説明した後に「千利休」「桃太郎」と連続でアルバム「私を鬼ヶ島に連れてって」からのキラーチューンを。親指を揺らして茶柱に見立てる振り付けや、

「きっびっだーん、きびきびだーん」

の卓球三角打法の振り付けは盛り上がらないはずがない。

5曲目はちょっと久しぶりに聞いた気がする「お七」。スケッチブックに「人情」「江戸前」と書いたのを見せながら歌っていたのが懐かしい。

次はイントロからうおおおと盛り上がった「マリー・アントワネット」。コムアイさんはステージから飛び降り、ぎゅうぎゅうの観客を突っ切って奥に行ってしまった!

「お菓子を食べればいいじゃない!」

までには戻って来てカゴに入ったアルフォートを投げまくる。結構本気の速さで飛んで行くので、僕の横をかすめてった時はちょっと怖かった。

「マリー・アントワネット」が終わるとコムアイさんの表情がすーっと変わったので

「あ、ミツコだな」

と思ったらホントに「ミツコ」が始まった。僕もコムアイさんの「ミツコ」の妖艶な表情がすぐに分かるようになってきた。「マリー…」からノリノリで踊っていてこりゃ気持ちいいと思っていたら、

「げほげほ」

ミツコの2番で急にコムアイさんが咳き込み中断。

「このへんかな?」

臆することなくオケを巻き戻して中断したあたりを探し、そこから再開したのはすごい度胸である。最後は

「時間が押してるんだけどもう1曲やりたい!」

と、山田広野さんがMVを作った曲「ドラキュラ」

「ちぃすたろかー、お前の、ちぃすうたろかー」

みんなで大合唱して主催者のライブは終了した。

水曜日のカンパネラの後はバーステージにて山田広野さんによる「活弁」。映像に合わせて山田さんがセリフやナレーションを喋ってゆく。ストーリーはほぼ下ネタで、ネットカフェでエロ動画を視聴したら出て来たのは実の娘で…とか、童貞男を狙う童貞ハンターの女の話とか前回にも増して面白かった。

再びメインステージではOmodaka。白いお面をかぶった巫女衣装姿、両脇にセットしたディスプレイから歌う女の人の映像などが流れ、自らはDSかな?携帯ゲーム機などを操り、「草津節」などの民謡をピコピコしたチップチューンにアレンジするなど、和風なテクノミュージックを展開。

Omodakaを聴きながらも個人的に気になっていた「居住」の様子をうかがいにバーステージに行ってみると

オトトイの地下室
既にステージいっぱいにホームレスの要塞のような居住区が出来ていた。にょろーんとひっついているマネキンの生首は、いつもぼく脳さんがライブで着用しているものであろう。

水曜日のカンパネラ
近寄ってみると額に「超辻ちゃん」と書かれている。怖い。

水曜日のカンパネラ
パチンコ屋からパクってきた旗かと思ったらなんと「ネイチャーデンジャーギャング」の文字が。左下にいるのはきれいな麻原彰晃か?

水曜日のカンパネラ
手前のテーブルにはグローブの竜田揚げとぼく脳さんのマンガ「蜂の巣」があった。

水曜日のカンパネラ
「蜂の巣」の表紙。

水曜日のカンパネラ
中身は幽遊白書で、そこらじゅうに蜂の巣が描かれまくっていた。

中ではピザの出前を取って食ってたりスーファミをやっていたりプラモ作っていたりNature Daner Gangのメンバーたちがくつろぎまくっていた。

「…中に入ってもいいんですか?」

「どうぞー」

とのことなのでお邪魔してみたら

ユキちゃん
ユキちゃんがいたので写真を撮らせてもらった。カワイイ。

「これからなんかやるんですか」

と聞いたら「鍋」だとのことで、本当に食材買って来て鍋作って食べていた。
ぼく脳
あとぼく脳さんに似顔絵(似顔絵無料!)を描いてもらった。可愛く描いてくれて優しさを感じた。

水曜日のカンパネラ
そんなことをしているうちにいよいよ鹿の解体。この時だけ撮影してもよいとのアナウンスがあった。ただし刺激の強い画像をWEBなどにUPする際は予め注意書きをするように、とも。

※このサイトはモザイクをかけているのでグロくないです。

水曜日のカンパネラ
今回も山梨からやって来た解体のイケメン師匠・佐野さんが中心となり、2才もしくは3才ぐらいではないかというオスの鹿を粛々と解体してゆく。解体はコムアイさんの他にも共演者の方々が入れ替わり行ない、白仮面のOmodakaさんや、やはり顔を白くメイクしたVampilliaのメンバーの方などがナイフを持つと、ものすごい殺人鬼みたいにサマになるのが恐ろしいというか可笑しいというか。

佐野さんは鹿の捌き方や、鹿が増えすぎて高山植物まで食べつくしてしまうなどの「獣害」の現状、また観客の質問にも答えながら解体の指揮を執る。前回はけっこう佐野さんの下ネタ混じりのトークがポンポン飛ぶ愉快な解体現場だったが、今回は出演者の皆さんが非常にまじめに取り組んでいたせいか鳴りを潜めてしまっていた。

水曜日のカンパネラ
コムアイさんが切り落とした鹿の首を愛おしそうに掲げた。決して猟奇的な趣味ではなく、コムアイさんは以前から体験就農をするほど農業や畜産に興味を持っており、僕らにも「生き物」が「食材」へ変わってゆくさまを見て欲しいのではないかと考える。

水曜日のカンパネラ
この日食べた鹿鍋と鹿肉ソーセージ。鍋はダシが効いてて鹿肉は柔らかく、ソーセージは独特の匂いがあったがそれも良くてスパイスも効かせておりどちらも美味しかった。

終盤は疲れてしまい、バーラウンジの席に座って酒を飲んでしまっていて正直あまり観ていなくて…。

水曜日のカンパネラ
振付の竹森先生、山田広野さん、作曲のケンモチさんにがっついて「酒相撲」していたり。

最後はコムアイさんの挨拶で幕を閉じた。

水曜日のカンパネラ
終演後、ぼく脳さんの居住地は強制撤去でボコボコに。先ほどの画像に写っていたマネキンの生首をボコーンとぶつけ

「浅間山荘」

とかやっていた。

会場を後にする観客たちに水曜日のカンパネラのメンバーと乞食ガールズがお見送り。

水曜日のカンパネラ
コムアイさん・ケンモチさん・乞食ガールズのみなさんをパチリ。ビシッとポーズを決めてくれた。

「乞食ガールズの銀色のやつを一枚ずつはがして持ってって下さい」

と言うコムアイさんに従い、そうしようとしたのだが、一番欲しかった乳首のところはもう両者左右共はがされており、ではヘソのところを…とはがしたら

「ヘソ毛付きかもしれません」

と言われ、裏を見てみたら、あ、ホントだ。

今回も非常にアングラ色が強いイベントで楽しかった。コムアイさんが

「このイベントは準備が大変なので年に1回ぐらいしかやらないから!」

と言っていたが、むしろ毎年やってくれるのか!と嬉しい。アングラ趣味の「オトトイの地下室」と音とヴィジュアルの本格的演出「オトトイの視聴覚室」の2本柱がまだまだ続いてくれることを願いつつ次回も楽しみである。

【セットリスト】

01.カンフー・レディー
02.デーメーテール
03.千利休
04.桃太郎
05.お七
06.マリー・アントワネット
07.ミツコ
08.ドラキュラ

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