2014-07-21(Mon)

こちとら茶器茶器の江戸っ子でい。

母の誕生日に何か贈ろうと考えていた。

普段ならそんなに気合いが入ったモノでなくてもいいのだが、生誕70周年、すなわち古希なので、ちょっとそこそこのプレゼントにしようと考えた。

さて何にするべか。確か去年の誕生日は、お茶っ葉とかを贈ってそれこそお茶を濁していた。そうだ、母はお茶が好きなのだ。なので今年は

「急須でも贈ろうかねえ」

と呟いたら

「湯呑とセットにすれば」

と嫁の声があったのでそうすることにした。よい急須が売っている店は…とインターなネッツで調べてみたところ、運よく近所に

「お茶の老舗。茶器の掘り出し物もあり」

というお店があったので、へー、近くなのに全然知らなかったなあ…と行ってみたら、老舗と言うよりは単に古い店で、急須もあったけれども何十年ホコリかぶってんだ…という古ぼけたものしかなかったので、そっと店を後にした。

続いて向かった店はギロッポンにあるという。ギロッポンと言えばセレブタウンでありギロッポンヒルズとか、余沢翼とか、あと、えーと、えーと、とにかく派手な街のイメージしかないので、その店も派手なのだろうという先入観で探していたら、ものの見事に迷った。雨は降ってくるし、これがホントの万事急須だねってやかましいわ。

某店
ようやく見つけた店はこんなとってつけたようなレトロな外観であった。中に入ると、その店おススメなのであろう、陶芸家ごとに作品が展示されており、急須もいくつかあった。

急須と言ってもオーソドックスの茶色でどびーん、みたいな地味なものではなく、70の母が使うものとはいえ、少し華のあるものがいいなあ…と思っていたらちょっと花柄のオシャレなものがあった。これにしようかな…と考えていたら

「どんなものをお探しで…」

店主が話しかけてきた。ちょうどいい、急須を探していて、この花柄のがいいなあと思ってたんですけど、と言ってみると

「急須ですか!それならこの方の作品が!」

僕の意見を思いっきり掻き消して、某陶芸家さんの作品をおすすめしてくるではないか。僕が急須と言っただけで我が意を得たりとばかりに怒涛のレコメンドをする店主。つい最近入荷してきたばかりで、デパートに仕入れてもすぐなくなってしまうんですよ!とか、村上隆おすすめなんですよ!とかそれはそれでどうなの的なことも言っていたが、とにかく猛プッシュ。


でも僕は、こっちの花柄のやつがいいんだい!と言いづらい空気になってしまった…。店主に追い詰められた状況になっても、それでも我を通して店主に噛みつくべきだろうか。急須猫を噛む。なんちて。

確かにモノ自体はよく出来ていて、僕自身が使うならこっちでもいいかな…と思う作品ではあった。それに店主の目を盗んでこそっとスマホでその陶芸家の名前をぐぐってみたら結構有名な人らしく

「じゃあそれを…」

結局のところその気になって買ってしまった。素人の僕より目利きの陶芸展店主のおススメだ、と言えば母も納得してくれるだろう。他の物より軽いこともあり、年配女性が使うには軽いほうがいいだろうと思い、それは気に入った。

「しかしこのお店のレトロさは味がありますね…」

最後にそんな雑談をすると

「私は借りてるだけなので良く分かりませんが…60年ぐらい経ってるみたいですね」

とのことで。

帰り道、パツキンのチャンネーから青山一丁目はどこかと聞かれてしまった。さすが国際的盛り場ギロッポン。

エクス急須ミーってか。

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