2011-06-16(Thu)

走る走る、俺たち。

いつものように、朝、娘・R(7才)と一緒に登校グループの子供たちを待つ。

Rと一番の仲良しの子が出て来て、3人で待つ。残りのメンバーがなかなか出て来ない。

「もう行っちゃおうか~」

遅い子は大体決まっている。あんまり待っているとこっちが遅刻してしまうので、今日も見切り発車してしまおうか…という時に

「あっまゆちゃんだー!」

今年中学生になった、まゆちゃんという女の子が通り過ぎた。6年生の時に1年だったR達の面倒をよく見てくれたらしく、R達も懐いている。Rと仲良しちゃんは猛ダッシュで追い掛けて行き、あっという間に見えなくなってしまった。

はあ。父親より先輩のお姉さんか…。おいてけぼりにされた僕は少し寂しくなってしまった。僕も追い掛けようかなあと思ったが、女子中学生を追い掛けるオヤジの姿を想像したら怖すぎて止めた。どう見ても通報され練馬安全メールで流されるレベル。

その内一緒に行くことすら嫌がられるんだろうな…それはこの第一歩なのだ…とまた溜め息をついて歩こうとしたら、僕よりもっとさびしんぼうがいた。

「うわあああああーん!」

後ろから子供の泣き声が聞こえたので振り返ると、

「お前か!」

息子・タク(5才)だった。いつの間にか家から出て来ていた。

「Rちゃんいっちゃったー!」

タクは僕とRが家を出る時、最初の曲がり角まで一緒に付いて来るのである。曲がり角でバイバイし、タクはひとりUターンダッシュして帰って行く。しかし昨日は出て来たけど今日はやらない、とか不定期なので、今日もいなかったけど別に気にもしていなかったんだよなあ。

「そんなに泣くなら追いかけろ!」

タクは走って追いかけ始めた。危ないので僕も追走。いつもの曲がり角を曲がってもRの姿はない。次の曲がり角までまたダッシュ。

「いいか。女というのは男が追いかければ追いかけるほど逃げる生き物なのだ」

まさに身を以て教え込んでおいた。

「なんできたの!」

みっつめの角を曲がったところでようやくRに追いついた。

「いやー、タクがどうしてもバイバイしたかったんだってさ。あと正直言うとパパもな!」

「えー」

Rは『これだからうちのバカ男共は』という風にも読み取れる苦笑いをしていた。こういう表情がオンナだよなあ。一方タクはまだいじけて半ベソになっていたので

「そんなことでいちいち泣くな!」

と説教したいところであったが、気持ちはよく分かるので、

見送り中なだけにお説教も見送ることにしよう。

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