2010-03-28(Sun)

髪の切れ目が縁の切れ目

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髪が伸びてきたので切りに行こうと思った。

「髪切りに行くならR(6才の娘)も連れてってよ」

いつの間にか長くなっちゃって…と嫁が言う。自分の娘を呪いのお菊人形みたいに言いおって。

「R、パパと一緒に行くか」

「うん!」

Rは嬉しそうだった。しかし髪を切りに行きたい子供がもうひとり。

「たっくんも行きたい!」

息子・タク(4才)であった。タクもまあ伸びたって言えば伸びてる感じなのだが、タクの頭なら僕がハサミとバリカンでちょちょいとやっても出来ないことはないのだが…。

「たっくんはいいんじゃないの?」

と言うと

「行きたいの!アメが貰えるから!」

僕がいつも髪を切っているところは、オモテサンドゥーとかハラジューク等のカリスマなんたらな美容院ではない。カリスマよりカリブトの方が女はヒイヒイ言うんじゃへっへっへ。ただの1000円床屋である。

しかしそこでは「ご自由にどうぞ」とアメが置かれている。以前タクを切ってもらったこともあり、そのことを覚えているようだ。アメ玉ひとつ。魚類より安いエサで釣られおってからに。

「んーじゃあ3人で行くべか」

そんなわけで親子3人、席を並べてチョキチョキ切ってもらった。タクはかりあげ君にならないぐらいの短さ、Rはちびまる子にならないぐらいの短さでと指示。全てマンガでたとえる僕はオタクなんでしょうか。

ふたりとも大人しくよい子のまま散髪は終わった。3才の頃、七五三で泣きながらセットされていたRが嘘みたいである。大きくなったなあ…。勿論帰りはアメ玉を貰うのを忘れずに。

家に帰ると

「あら、ふたりともかわいくなったねー」

と嫁。しかし僕には

「もみあげ変じゃね?」

がーん。1000円床屋にセンス求めるなあっ!

はーい、じゃ、ここで松田聖子の「夏の扉」を歌いまーす。

髪を切った私に♪もみあげ変だとー♪
あなたは少しひねた顔♪

嫁の股の扉こじ開けちゃろか。

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