2006-08-17(Thu)

わくわくさん?わくわくさんなのね?


息子・タク(10ヶ月)は夜泣きする。

お腹がすいたよーオッパイくれよーと泣くので、その都度どんな真夜中であろうが明け方であろうが起きて授乳する嫁には頭が下がる。

腹を満たされたタクはだいたいそのままフニャフニャと寝てしまうのだけれども、時々覚醒してしまうこともある。

今日の明け方3時半も、乳を飲み終わったタクは寝るどころかダバダバと家の中をハイハイしまくり、また布団に戻っては

「あうー。あうー。あーあー」

大きな声で何やら歌いまくっていた。このように真夜中なのに目覚めてしまう状態のタクを、僕と嫁は

「わくわくさん」

と呼んでいる。

「ああ、今夜もまたわくわくさんになってしまった…」

「わくわくさん、もう寝ようよ」

と言ってもタクは相変わらず歌を歌いまくったり、布団にチョコンと座って宙をじーっと見つめていたりする。真夜中の真っ暗な中でそういうことをされると、もしやそこに何かがいるのではないか…などと、稲川淳二な気分になってしまう。

「はいはい、わくわくさん、ねんこしてね…あー眠い」

逆に僕の方が寝てしまいそうになって、ウトウトしていると、

「はふー。はふー」

タクが僕の体に圧し掛かってくるのである。

「ああ、いや、わくわくさん、そんなとこやめてー」

僕はこの時ほど夜這いをかけられた時の嫁の気持ちが分かったことはない。眠りに落ちている時に盛りまくった僕が覆いかぶさった時、嫁はどんなに迷惑していたか…。

「ふん」

とハエ叩きのように引っ叩く気持ちも分かろうというものだ。

そんなことを考えながら、しかしまさかわくわくさんを引っ叩く訳にもいかず、苦しいよー苦しいよーなどと呻いていたらそのまま寝てしまった。

気付けば朝であった。目が覚めると、ひと足早く起きていたタクにまたもや圧し掛かかられていた。うおー。苦しい。もういやん。

最悪の目覚めの中、嫁が寝ている時は、夜這いをかけるのは自粛しよう…と心に決めたのであった。

そして僕が夜這いモードになった時の姿を、タクのわくわくさんに対し「むらむらさん」と呼ぶことにする。


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