2006-03-18(Sat)

花は咲いたか花粉はまだかいな

嫁がハナタレになっている。

毎年この時期花粉症で鼻がズビズバーパパパヤー。今年は娘・R(2才)も鼻をぐずぐずいわせている。Rはまだ自分で鼻がかめないため、鼻が詰まると

「ぱぱ、おはな…」

まさに助けてパパーヤー、と救いを求めて来る。そろそろ自分で出来てもいいのに、と考えているので

「はい、自分でちーん出来るかな?」

我が家のコノハナカムヤ姫にティッシュラペーパーを渡すのだが、まだイヤイヤをしてダメである。Rも花粉症なのかもしれない。2年半前はR自身が(植物で言うところの)花粉だったのに、可哀想なことである。更に、息子・タク(5ヶ月)もよく見るとガビガビハナクソが付いていたりして、僕を除いて皆鼻汁まみれになってしまった。汁マニアファミリーの誕生である。

夜中、嫁は鼻の穴にティッシュを突っ込みボーっと呆けた顔をしてタクに乳を与えていた。以前はそれだけは絶対しなかったのに…。

僕も花粉症ではないがハウスダストアレルギーなので、溢れ出す鼻汁の苦しみは分かる。僕は迷わずティッシュを鼻に突っ込むことにしている。だから嫁が花粉症で苦しんでる時も

「ティッシュ鼻に突っ込んでた方が楽だよ」

と言ってみても、かつてラブラブ一直線だったころの嫁は

「そんなみっともない姿、あなたの前でしたくありませんもの」

と恥じらいをもって拒んだものだ。穴の中に入れるのは僕の例のアレのみ、という誠に天晴れな乙女であったのに今は躊躇がない。その代わり例のアレはなかなか入れてくれなくなった。アレはティッシュ以下の存在となってしまったようだ。

翌朝、嫁は引き続き調子が悪いようで

「ひょっとしたら風邪かも」

風邪と花粉症の二重苦ではないか、と言った。

「辛かったら連絡しなよ。午後だったらなんとか帰れるから」

仕事であった僕はそう嫁に言い残して会社に行ったのだが、嫁からは連絡がなかった。

「どうよ。大丈夫か?」

昼休み明けぐらいにメールを送ってみたら

「まあなんとか」

滅茶苦茶にテンションが低い、微妙なひとことが返って来た。嫁も娘も息子も皆鼻がグズグズ言っているのに、何故僕だけ平気なのだろうか。

きっと僕だけこの家の子ではないのでは…。きっとそうだわ。僕だけ神田川の橋の下で拾われたんだわ。

嫁がこの有様だから夜の生活を強いるわけにもいかぬ。スギ花粉だけで散々なのに、あんたまで(植物で言うところの)花粉を撒き散らさないで欲しい、などと言われそうだ。

僕の花粉がだめならせめて接吻ぐらいは…と思う僕であった。
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