2006-02-18(Sat)

真鍋かをりのココだけのコスプレ。

最近仕事帰りの乗換駅のキオスク前で、足が止まってしまう。

真鍋かをり

ああ、可愛いメイドさん…(真鍋かをりさん)

僕はセーラー服&ブルマというロリ系な服が大好きであった筈。しかし何故今ここまでメイド服にときめいてメモリアルしてしまうのであろうか。かつて近所に住んでいた僕のお気に入りの美少女・Rちゃんがメイド喫茶の店員となり、彼女のメイド姿に魅せられてからであろうか。メイド喫茶だってもうバカみたいに10回ぐらい行っているし。

そもそも本当のメイドは美少女とは限らない。むしろおばさんであるはずだ。和訳すれば家政婦である。このままメイドフェチがエスカレートし、家政婦までストライクゾーンになり、市原悦子萌え~とか言うようになったらどうしよう…と心配しながら家路に着いた。
 

家に着くと、このところ些か仲が悪かった嫁が

「あなた、あのね…」

何やら勿体ぶった重い口調で話を切り出すので、すわ、とうとう離婚の話かと身構えたところ、

「新聞で見たんだけど、神田に『メイド焼肉』ってあるんだって!」

嫁の口から出て来た言葉はまたしてもメイドであった。はて、それはコスプレ焼肉・OK牧場のことではなかろうかと口に出そうになったが、

「うわ知ってるし。きんもー☆」

と引かれてしまいそうであったので、素直に聞いていた。

「メイドさん(正確にはメイドに限らないコスプレしたギャル)が食べさせてくれるらしいよ!」

「へー」

「このことをどうしてもあなたに言いたくてね…」

「なんでよ!」

「なかなか言えなくて、昨日の夜はメイド焼肉に行く夢まで見ちゃった」

「なんでそこまで思い詰めてんだよ!」

「目覚めが悪かったわ」

「そんなことどうでもよい」

「大阪が発祥らしいよ」

「まじか!」

これは初耳であった。さすがノーパンしゃぶしゃぶ発祥の地大阪。性欲と食欲を同時に満たそうという無茶な発想は未だ生きている。

とはいうもののメイド喫茶から始まったメイドがらみの店は、既に様々な形態に枝分かれして発展している。メイドゲーセン、メイド居酒屋、メイドキャバクラ、メイドピンサロ、パンチラメイド喫茶、男装喫茶、等等…。あと何年持つのだろうか。ハードゲイの芸能界での寿命とどちらが長いか見ものである。

それにしても僕も嫁もメイドのことで悶々としていた訳だ。なんというシンクロニシティ。これは偶然であろうか。長年付き合ってきたことにより、頭の構造も似てきたのだろうか。だんだん同じ事を考えるようになって来て嬉しいような。それで一緒にメイド焼肉に行って

「あなた、ここがメイド焼肉なのね!」

「噂によると、ここでメイドさんが焼いてくれる肉がとーっても…」

「うメイド!」

「ちぇ。先に言うなよー。あはは」

「あはははは」

夫婦共にバカスパイラルに飲み込まれていきそうな。
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