2003-10-31(Fri)

悲喜劇わが家の晩ゴハン!

相変わらず嫁とは仲が悪い。

ケンカ中だと夕飯の催促もしにくいものである。
この日の夜、嫁は居間でパソコンを広げて
メールかなんかをばちばちばちばちと打ち込んでいた。

「嫁、メシ」

ばちばちばちばち。

シ〜カ〜ト〜で〜す〜か〜?開国シテクダサーイ開国シテクダサーイ。

「アナタは家にいてもネットばっかりやってるでしょう?
 家事もしないくせに。それと同じことしてるのよ!」

このようなことを無言で訴えているような気がした。

私が悪うございました。

と、素直に謝るにはあまりにも怖いオーラが出ていたので
自分の部屋に引っ込んで吉野家でも行こうかしらん…と
声も立てずに慟哭していた。

「ぎゃわーん」

一方で「腹が減った」と豪快に泣いて訴える娘・R。
嫁はすぐさま「よちよち」とRを抱き上げ母乳を与える。
父はおあずけだが娘は最優先である。

やがて乳をたらふく飲んだRは落ち着きを取り戻した。
僕はRの枕元に立ち、その満足そうな顔を眺めて

「お父さんもおなかが減ってるんだけどねえ」

嫁に聞こえよがしに言ったのだが

「…」

またシカトでーすーかー?
まだ僕はメシを食えなかった。

Rの風呂の時間になったので最優先して入れ、
更にグズってなかなか寝ないので最優先して抱いてあやし、

やっと静かに眠りについたのが午前1時。
僕のメシなんていくらでも後回しにしていいのさ…。

半分いじけていたところに、嫁がとんでもないことを言った。

「アナタ、ごはんいらないの?」

「え、メシあるの?」

「できてるよ」

「さっきからずっと腹減ったって言ってたじゃないか!」

「アレ?」

アレじゃねえよ…。

いや、メシぐらいでウラメシヤなどと怒りますまい。
今後はネットを控え嫁とRのメシ使いになる所存でございます。

最近恐妻家の傾向がある僕。

メシは食わねど妻、用心。




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