2003-05-19(Mon)

クラブ子宮へようこそ。

ずっこんずっこんずっこんずっこん。

布団の上の激しいピストン運動の音ではなく
テクノの曲を聴いていたのである。

嫁もつられて寄って来た。

「Rちゃんが…お腹の中で反応してる」

腹の中の子供も聞いているのだろうか。

「テクノ好きなのかなあ?」

「ボコボコ蹴ってくるよ」

「踊ってるのかね?」

ドン、ドン、ドン、ドン、という強い四つ打ちバスドラと
たった四小節かそこらのノイズのようなメロディが
延々と続く、ミニマルテクノ。

赤ちゃんに子宮の中の音を聞かせると
心がやすらぐ「癒し」の効果があるんだとか。

しかし僕はこういった音楽が実は胎教に良いのではないか
と思っている。

ミニマルテクノはただノレるためだけに作られる音楽。
無駄な歌詞や歌声やウワモノはいらない。

ただ延々と続く四つ打ちの規則正しいバスドラ。
それが母親の心臓の音を連想させるのではないだろうか。

子宮の音を聞いて安らぐ赤ちゃんのように、
僕らも胎内の心地良かった記憶を呼び起こされて
その音楽に陶酔するのではないか。

渋谷にそのものズバリ『WOMB』(子宮)という名の
クラブがあるが、ひょっとしたらそういうことを考えて
名付けたのかもしれない。

「なあ、チミもそう思わんかね…」

と、嫁のほうを振り返ったら

「あうううう…Rちゃん暴れすぎ…お腹痛い…」

嫁は床に倒れて悶絶していた。

ごめん。

さっきの話、全部ウソっぽい。

やはり胎児には刺激が強すぎたか。

サタデーナイトフィーバーになっちゃった
Rちゃんはまさにお腹の中の

ダンシングベイビー。

…。

あんなグロい赤ちゃんはやだー!




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