2003-03-24(Mon)

夫婦喧嘩はいつも深夜に。

嫁にメールボックスの中を覗かれ、
嫁が実家に帰ってしまってからしばらく、

「あの女とまだやりとりが続いていたのね」

という嫁のメモ書きを見つけた。

ある女性とのメールのやりとりがあったことが
たいそうショックで、それで実家に帰ってしまったらしい。

その人は嫁が勝手にしつこくマークしている人物であるが
僕は単なる日常的なやりとりしかしていないわけで…。

そんなモテる訳がない。

勝手に覗いて、断片的な情報だけで勝手に妄想して、
本当に嫁の一人相撲であることよ。

そう考えつつイライラしていたが
翌日の昼を過ぎても嫁は帰って来ず、
苛立ちは頂点に達した。

まさか本当に7億年ぐらい帰らない気なんじゃないだろうか。

上等である。
嫁が家を飛び出すなら僕だって飛び出してやる。
誰が待っててやるかコノヤロー。

そう勢いだけで飛び出した先は…

僕のお気に入りの友達、美少女Rちゃんがいる喫茶店。

紅茶のおいしい喫茶店♪、なのです!
ハローグッバイなのです!
かっしわばらよしえです!

コーヒーしか飲んだことないけど。

で、

「あれ、嫁ちゃんはどうしたの?」

僕の顔を見るなりRちゃんはそう尋ねた。

「いや、法事だか葬式だかで実家に帰ってるよ…」

咄嗟に嘘を返した。罪のない嫁の親族を殺してしまった。

嫁だけが出席して旦那はサ店でコーヒー啜ってていいなんて
どんな法事なんだか…。

そう考えていたらRちゃんと喋っていても顔は苦笑いになり、
啜ったコーヒーもいつもより3倍ぐらい苦かった。

Rちゃんはメイドのような可愛い制服に身を包んでいた。
Rちゃん自身はそれよりももっと可愛かった。

その分自分の情けなさがひしひしと身に染みて来たので
早々と喫茶店を後にした。

家に帰ると、嫁は戻っていた。

「ただいま」

「おかえり」

その後、沈黙。

この沈黙がいづれ破られて、
コーヒーより苦くて熱い
ドンパチの夜が始まるのだ。

たぶん。あと10分後ぐらいに。

みなさんおやすみなさい。
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