2014-10-01(Wed)

寿司食わネエ!

「パパ、お寿司食べたい!」

息子・タク(8才)が言う。

「来週の誕生日に行くんじゃないのか?」

タクの誕生日は10月3日であり、週末にお祝いしようと考えていたので来週にしようぜ、と言ってみたところ

「先に今日お寿司を食べて、来週はケーキに集中したいの」

というゴチソウ分散化計画を考えており、ちびっ子のくせによく考えるものよ、と笑ってOKすることにした。ところが10分後

「やっぱなし」

「なんでー!」

いきなり前言撤回をしてきたので、いったいなんなんだ!と叱ったら

「商店街のお祭りがあるから」

だってさ。お寿司大好き少年のくせに、なんでまたそんな何回も行ったことがある地味ーな地元イベントを優先するのだろう、と思ったら

「マリオカートやりたいんでしょ」

と嫁。

「あーそうか」

商店街のお祭りでは、いつも電気店が小遣い稼ぎのために、テレビとニンテンドーWiiを店頭に出して、10分100円でやらせているんである。僕と嫁はまだ子供達にテレビゲームを買い与えてないので、タクはこういう時にしかやれないのだ。それにしても寿司よりマリオカートのほうが優先順位が高かったとは…。

で、夕方になり、子供達を連れて商店街のお祭りに。

「ほら、早く電気屋行け。先にマリオカートの順番取られちゃうぞ」

とタクのケツを引っ叩いたら

「最初にチョコバナナ食べたい」

ということで娘・R(11才)とタクにチョコバナナを買ってやって食べさせた。さすが何度も来ているお祭りだけあってどこに何があるかは全てわかっている。

「Rはねー、焼きそば食べたい」

ゲームより食い気のRのために焼きそばも買ってずばばばと食う。

焼きそば
量がもっさり、具もたっぷりで200円。ついでにフランクフルトも買ってみんなでソーセーG!

そうしていかにも祭りの屋台の食い物たちを食い散らかすと、タクはいよいよマリオカートにはまってテレビの前の地蔵と化し、Rは文具店に行って可愛い文房具探しに行ってしまい、僕はフランクフルトを肴に酒を飲み始めて、ものの見事にバラバラな一家になってしまった。

そんなことをしているうちに嫁がやって来て、僕を見つけて

「あら、どうも…」

めちゃくちゃ他人行儀に挨拶する。どこにご近所さんの目があるかも知れないのに、地元の商店街で酔っぱらってる亭主なんかに近づきたくもなかったのかもしれない。しかし僕は子供達のぶんとは別に、嫁用にも焼きそばを買っておいた。それを渡すと多少嫁の機嫌が良くなったようだ。わたしゃあなたの焼きソバがいい。なんちてぐへへ。

Rもタクも全く興味を示さないが、中学校のブラスバンド隊がブンブカブンブカ演奏しながら練り歩いて行く。どこにでもありそうだけれども、こういう100%地元コンテンツのオーソドックスなお祭りはとても好きである。

平凡でいいんだよ、こういうのでいいんだよ、こういうので…と「孤独のグルメ」の井之頭五郎のセリフを真似して呟きつつ酒をあおっていたら

美少女
なんか美少女が来た!彼女はちびっ子に飴を配っていてわりと人気者だった。僕は飴をもらえなかったが写真を撮らせてもらった。そういえばこのお祭り、ほぼ必ずああいう彼女たちが1、2体が歩いている。いったい何者なんだろう。中身はオッサンなのかな、と思ったこともあったけど、一度うっかりぶつかってしまった時に

「ご、ゴメンナサイ!」

思いっきり萌え萌えな声が中から聞こえて来たのでうおおおと興奮した思い出がある。

タクがまだマリオカートに集中しているので、さらに商店街をうろついてると

江古田市場
建物の壁にこんなアートが。JOJOの第二部みたいである。

焼きそば
サンタナとかが埋まってそうだ。これは、商店街の空間を利用してアートしよう、というイベントの作品なんだそうだ。

平凡な商店街かと思ったらわりと変化球要素があるものである。

奇想天外、き商店街。なんちて。

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2014-10-05(Sun)

9才の誕生日、悔いはナイン。

息子・タク(9才)は金曜日に誕生日を迎えたので、土曜日は彼の好きにさせてやることにした。

まず誕生日プレゼントはポケモンカード。タクが欲しがっていた強いレアカードを秋葉原のカードショップにて僕が買ってプレゼントしたら、いつもはママっ子なのに子犬のように甘えてきた。現金な奴だ。

ポケモンセンター
更にタクはポケモンセンターに行きたいというので、嫁は午前中仕事があるため僕が娘・R(11才)も一緒に連れて行った。誕生日特典が貰えたりするんである。紙の王冠をもらったのでそれを店内でかぶって、従業員の人に「オメデトー!」とか言われながらここでもポケモンカードを買いたいと言う。

「パパはもうプレゼントをした。欲しいなら自分の小遣いで買え」

「うん」

現在タクは祖父母達からお祝いのお小遣いをもらっているのでリッチなのだ。タクは買うものを決めるのが早かったが、いつまでも迷いながら店内をうろうろしているのはRだった。

「迷うぐらいなら実はそんなに欲しくないんじゃないの?無理して買わなくてもいいぜ!」

早く昼飯を食べたかったのでそう急かすと

「だってー、せっかくポケモンセンターに来たのにー、ここでしか買えないものがあるのにー、何も買わないのはもったいないのー」

とダラダラと自論をかますR。分かったから早く決めてくれ、とタクも急かすとようやくピカチュウのクリアファイルをひとつ買ってポケモンセンターを後にした。

家に帰って嫁と合流して昼飯はラーメン。これもタクのリクエストだ。

美志満
桜台の美志満。塩ラーメンが絶品である。

その後はタクは友達の家に遊びに行ってしまったので、僕とRでタクのバースデーケーキを取りに光が丘まで行く。タクの好きなポムポムプリンのケーキを予約しておいたのだ。ただ、Rは光が丘でも買い物をしたいというのでキディランドに連れて行くと、店内で何を買うか決めかねて長い時間うろうろしている。

「実はそんなに欲しいものはないんじゃないの?無理して買わなくても…」

「だってー、せっかくキディランドに来たのにー、ここでしか買えないものがあるのにー、何も買わないのはもったいないのー」

なんか、午前中と同じことを繰り返す。女の買い物は長いものであるが、Rは輪をかけて長いな…と、とっとと帰りたいので、僕も店内を物色してみる。Rが大好きな「すみっこぐらし」というキャラのグッズがたくさん売られているコーナーで、


すみっこぐらしのオフィシャル本を見付けたので、

「これいいじゃん」

とRに見せると、これがいい、と食い付いてきてやっと買うものが決まった。

家に帰ってケーキを冷蔵庫に入れると、夕食はやっぱりタクのリクエストで回転寿司。

がってん寿司
西落合の「がってん寿司」でタクがマグロだカンパチだの望むがままのネタを食べていた。その横で嫁がここ半年ぐらいで一番幸せそうな顔をして主に白身系のネタを頬張っていた。一方Rはそれほど寿司は好きではなく、

「このあとケーキがあるからそのぶんお腹を空けておくの」

あくまでもマイペースだ。そうなのだ。この後ケーキを食べるのだ。ポケモンセンター、ラーメン、親友との遊び、回転寿司、ケーキ、タクが考えた最高の1日の過ごし方なのである。

「あー、もうおなかいっぱい!おいしかった!」

と満足そうなタクに

「また来てちょうだいね」

と板前さん。

「はい!来ます」

「じゃあ明日ね」

「えー!」

そんなやりとりをしつつ家へ。そして本日のクライマックス、ポムポムプリンのバースデーケーキをドン!

ポムポムプリン
可愛すぎる!タクが絶対コレがいい!と一目惚れしたケーキである。もう大喜び。

ポムポムプリン
ローソクに火を点してハッピバースデートゥーユー♪。しかしあまりにもポムポムプリンの再現度が高過ぎて情が移ってしまい、なかなかケーキを切れずに困ってしまった。タクなどは隣の部屋に逃げてしまって、部屋の隅っこで泣いてしまうし。

タクが「すみっこぐらし」に…!

と、意外なところが繋がってオチになったな、というバースデーでありましたとさ。

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2014-10-07(Tue)

水曜日のカンパネラ「杏窪彌(アンアミン)主催「綱島温泉らいぶ」」綱島ラジウム温泉東京園 2014.10.05

綱島温泉
今日の会場である綱島ラジウム温泉「東京園」は、かつて綱島が温泉街だった名残を色濃く残すレトロな銭湯である。

スーパー銭湯と比べると全然古いし、浴場もシンプルなものだけれども、とにかく広い。大広間や座敷がいくつもあり、常連のお年寄りが昼間から湯船に浸かったり酒を呑んでいた。また、大広間を覗いてみると

水曜日のカンパネラ
「ずん、ずんずんずんどこ、きよし!」

「きよしのズンドコ節」が大音量で流れており、ステージで歌うお年寄りに社交ダンスするお年寄り、など、それぞれ好きなことを楽しんでいる。人生終盤戦の楽園のような場所である。

そんな場所でライブが行われるというのは、野外ともライブハウスともまた違った趣きである。僕は他の水カンファンの方々とライブ前にひとっ風呂を浴び、飲み食いしながら(持ち込みok!)2Fの会場が開くのを待った。

綱島温泉
どーん。ここが2Fの大広間。オールスタンディングではなく座布団にシットダウンである。水曜日のカンパネラは「むせいらん」、町あかりさんに続いて登場。

水曜日のカンパネラ
主催のバンド・杏窪彌のボーカルが台湾出身の女の子のため、チャイニーズな感じに合わせたのか、「カンフー・レディー」からスタート。衣装もMVで着ているのと同じだった。

水曜日のカンパネラ
2曲目は「お七」。右手を挙げて「人情人情!」、左手を挙げて「江戸前江戸前!」と叫ぶ。歌い切ってから、「こてんぱーん」と町あかりさんの歌を歌って、MC。

水曜日のカンパネラ
「台風来てますけど、まだ降ってます?私、晴れ女だから結構晴れたりするんです」

折しも台風18号が絶賛接近中の最中、さすがに晴れ女も敵わなかったようだが、

「帰れるんですかね?温泉イベントで宴会場でライブやると、いつも避難所の光景みたいだなーって思うんです。もし温泉にいる時に、ここから出られません!ってなったら、こんないいことはないんじゃないかと。みんなで住んじゃいましょう!」

とキラキラした表情で語った。しかしあまり同意は得られなかった模様。

水曜日のカンパネラ
そんな避難所ライクな大広間なので、われわれ観客は、「星一徹」で座布団返し!

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
コムアイさんもステージから降りてきて座布団を投げたりお客に絡んだり。

水曜日のカンパネラ
4曲めが「千利休」。今日はこの曲が一番かっちょよかった。銭湯みたいにエコーがかかる会場が妙に曲をかっちょよく聴かせてくれ、また、コムアイさんのダンスがキレまくりだった。

水曜日のカンパネラ
新曲が続いて「桃太郎」。綱島はかつて桃の産地だったのである。そんなことはどうでもよくてキビダーンのポーズが色っぽい。この衣装だと特に…。

水曜日のカンパネラ
再びお座敷に降りてきてお客さんに絡む。この鬼瓦みたいな顔でお客のお兄さんをずっと睨んでいたのだけれども、お兄さんは絶対目を合わせようとしないのが面白かった。

告知は、なんと、ニューアルバムや全国ツアーのことよりも

水曜日のカンパネラ
コムアイさん鬼推薦の落語家、古今亭文菊さんの独演会を真っ先に紹介。11月7日、この綱島温泉で行われるそうだ。瀬戸内寂聴さんのような穏やかなお顔のお人なのだという。酔っ払いが

「マイケル寂聴!」

と叫んで

「どうしようもないですね」

とコムアイさんに言われていた。すいません。

水曜日のカンパネラ
最後は「ランボー」。なんかこう、人生の終着駅みたいなこの場所で、人生お疲れサマーみたいなグルーヴが身に染みた。

水曜日のカンパネラ
ライブ後のコムアイさん。10/23の「高岡まつり2014秋」のチケットを買った。

実は今日のライブは飲食持ち込み可だったので、

水曜日のカンパネラ
アルフォートとソーセージを買って来ていたんである。「お菓子を食べればいいじゃない!」とコムアイさんが言ったら速攻で食いまくろうとか、「みんなでソーセージ!」の時にソーセージ振り回そうとか、周りの人にも配ってたりしていたのに、なんと、「マリー・アントワネット」も「ミツコ」もやらなかったではないか!なんというレアなセットリストであろうか。

それならば1Fの大広間のカラオケで「ミツコ」を歌おう!と、何人かで大広間に押し寄せたのだが、いかんせん常連さん達の空気が重い。恐る恐るスマホで調べた「ミツコ」の番号をリモコンで入力してみたところエラーになってしまった。

この機種は対応していないのか?それとも操作が悪いのか?先に100円玉入れちゃったけど戻って来るの?など確認してみたかったが、何しろ常連さん達が後から後からガンガンリクエストしたくてしょうがないらしく、モタモタしてたら思いっきり煽られるわリモコンを奪われるわで近づけなくなってしまった。そんなにスンドコ節歌いたいのかよガッデム!

ずん、ずんずんずんどこ KILL YOU SHIT!

【セットリスト】

1.カンフー・レディ
2.お七
3.星一徹
4.千利休
5.桃太郎
6.ランボー

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2014-10-09(Thu)

ドンドンコーリング。

まだ仕事中の、夕方5時半ぐらいだった。

ポケットの中のケータイがぶうんと1回揺れた。メールが着たのだ。しかしケータイを見られる状態ではない。そのまま仕事を続け、しばらくするとそのことを忘れた。

数十分後、またケータイが揺れた。今度はぶうん、ぶうんと何回も繰り返しである。これは電話の着信の合図なのだ。仕事中に電話が来ることなど滅多にないのでこれは驚いた。時間はすでに6時、残業タイムになっていたのでケータイを取り出し、画面を見ると嫁からの着信だ。

すわ、何かあったのかと更に驚いて通話ボタンをポチッとすると

「パパー?」

息子・タク(9才)ののんきな声が聞こえたきた。

「タクか。どうした?」

「あのねー」

「うん」

「あのさあーあ?」

「どした?」

さすがに職場でタク向けの話し方をしていると恥ずかしくなってきたので

「ちょっと待て」

オフィス外の廊下の死角に潜り込むまでタクを待たせ、さあ喋れ、と言ったところ

「パパに封筒が来てるんだけど開けていい?」

とのことだった。そこでピーンと来た。先日、タクが誕生日を迎えたのでポケモンカードをプレゼントをした。しかしその時はタクが欲しいカードがどこにも売ってなかったため、通販サイトに注文したのであった。それが届いたのだ。

タクにはこのことを伝えておいたので、封筒を手にしながら居ても立ってもいられなくなっているのが目に浮かぶようだ。

「開けていいよ」

まさか父が帰るまで開封は許さぬ、なんてことは言えないので、ちゃんと中身を確認しろよ、と伝えると、ブツッと切れた。おのれ現金な奴よ。

ケータイをしまおうとすると、メール着信のマークがあった。そういえば未読のままだったっけ…そうか、まずメールで催促して、それに出ないから直電してきたんだな、と思い、開けてみると

「ポケモンカードのふうとうがとどいたよ!あけていい?たく」

と書かれていた。ああやっぱり。

仕事を終えて家に帰って

「急に電話が来るからビックリしたよ」

と伝えると

「メール返事来ねえし」

嫁がぶすっと呟いた。

「いや仕事中だし」

メールすぐ見ろすぐ返事しろとかメンヘラ彼女か。一方タクは

「カードに間違いはないか?」

「うん!これ最強のカードだよ!」

ようやくプレゼントが全て揃って大興奮であった。

「ねえタク」

「うん?」

「なんか言うことはないのか」

「あ、ありがとう!」

僕も最強のカード欲しいなあ。高須クリニック院長が持ってるようなブラックカード…。


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2014-10-12(Sun)

孤独のグルメ~吉呑み編~

仕事が終わり、帰ろうとしたら電車が人身事故で動いていなかった。

仕方がないので時間の潰し方を考えながら街をさ迷っていたら吉野家を見付けた。ここの吉野家には珍しく赤提灯が灯っていた。

吉呑み
これは「吉呑み」という吉野家の居酒屋バージョンがあることを示している。店内に入り、階段で2Fにあがると、そこが居酒屋「吉呑み」だ。ガチで酒飲みしたいなら普通に居酒屋に行ったほうが良いけれど、電車が動くまでちょっと飲んでようか…という「ちょい呑み」にはもってこい。

カウンターに座って注文をした。待っているとスタッフルームから制服姿の女子高生が出て来た。えっ?と驚いて凝視してしまったが、

「お疲れ様でしたー」

と帰って行った。バイトの子か。もう少し早く来ていれば女子高生バイトのおもてなしを受けることが出来たのに。吉野家系女子高生だなんて、おじさんの特盛股間がツユダクだわ。はい、特盛だけにかなり話を盛りました。しかし今カウンターにいる店員さんも若い女性で、

「お待たせしましたー」

愛嬌たっぷりでハイボールを持って来てくれたので

「今電車止まってるんだよねー参ったなー」

とか言って絡んでみたら

「えーそうなんですかあ?私も吉祥寺なんで帰れないと困りますう」

既に知ってるけど話し合わせといてやるか、的な感じは受けたが、とても愛想よく返事をしてくれる。

「吉祥寺なんだー。へー。吉野家と吉祥寺って字面似てるよね」

「…はい?」

しまった。調子に乗って妙な話しをしたらちょっと引かれた。あー…まさか吉野家でガールズバー的なノリになるとは思わなかった。普通吉野家って誰とも目を合わさずガガッと食ってササッと帰る場所である。

吉呑み
やがて吉祥寺ちゃんがツマミを運んで来てくれた。マグロの刺身と牛筋煮込みである。マグロの刺し身は「京樽」から、牛すじ煮込みは「ステーキのどん」から、といずれもグループ会社から仕入れているとのことだ。

まずマグロから食べてみる。吉野家なのにマグロ食ってる、という裏メニューを楽しんでいるようなレア感を味わいたかったのだ。口に運んでみると、うん、京樽のマグロだ。こういうのでいいんだよ、こういうので(孤独のグルメ風)。そういえば、電車に轢かれた死体のことも「マグロ」と言うんだっけ…って不謹慎である。

そして牛すじ。こちらはなんか硬いし味がしみこんでないし、煮込みが足りないのではないか…。しかも冷たいし。吉祥寺ちゃん…きっちゃん…あったまってないよ…。うん、こういうのでいい…わけない。

飲み食いしつつスマホで電車の運行状況を確認する。また当分動かなそうなので追加注文。しばらくすると50代ぐらいのひとり男性客が現れ、カウンターの端の席に座った。そして

「電車止まってんのよー。帰れないんよー。どーしよー」

きっちゃんに甘えているではないか。おのれデレデレ絡んでんじゃねー!みっともない!と怒りを覚えたが、それは30分前の僕自身の姿でもあったのだ。ちょっと酔いが醒めた。

吉呑み
やがて出て来たメンチカツ。非吉野家的なメニューを、と選んでいたらなんとなくこれを食べたくなった。思ったより肉厚があり、腹に重く溜まる。

「そろそろラストオーダーですがいかがなさいますか?」

と、きっちゃん。吉呑みの閉店は早い。22時ちょい過ぎぐらいだ。まだ酒もメンチカツも残ってたし、そろそろ電車が動きそうな気配だったので特に追加注文はせず、引き続き飲み食いしながら復旧情報を待った。

吉呑み
「これよろしかったら」

なんと、きっちゃんが枝豆をサービスしてくれた!もうたまらん!

お前のことがすき家!

ちょっと松屋!

吉野家だっての!

(「お前のことがすき家」「ちょっと松屋」は鳥居みゆきのネタである)

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2014-10-15(Wed)

その変態、折り紙つき。

子供達の学校で学祭のようなものがあったので行って来た。

娘・R(11才)のクラスは「折り紙教室」、息子・タク(8才)のクラスはオリジナルのカルタを使った「カルタ遊び教室」、などなど、クラスごとに催し物があるのだった。

嫁と行ったのだけれども途中からそれぞれ勝手に気の向くまま好きなところに行ってしまった。まずRの教室を覗いてみると

「あ、パパだ」

「え、Rちゃんパパだ」

「ホントだ、Rちゃんパパだ」

受付係をしていたRとそのクラスメイト達から何故か一斉に注目を浴びてしまった。おおっとおじさん怪しいもんじゃないよ。一斉に防犯ブザー鳴らすのは勘弁な。

「そーか、Rは受付係か」

「そうだよ、パパ、ハンコ押してあげる。後半になったら遊ぼ」

パンフレットのスタンプ欄に猫の顔のスタンプを押された。「折り紙教室に来たよ」という印らしい。そうなのだ。Rは前半は担当の受付をし、後半になったら前半に遊んでいること交替し、自由の身になるのだ。Rと逆パターンのタクは、今が自由時間なので、どこかの教室でキャアキャアしているはずだ。

受付のRの他に、折り紙を教える係のクラスメイト達が父兄からちっちゃい子まで、幅広い年齢の来客にレクチャーをしていた。ちゃんと大人用に難しいもの、子供用には簡単なものを用意して、折り方をプリントした紙を用意している。

「ふーん、結構考えてるんだねー」

と眺めていると

「パパも折り紙する?」

職務に忠実なRが折り紙でぺしぺしと僕の腕を叩く。

「どうしようかな。パパも小学生の頃はね、折り紙の本を買っていろんなのを折ったんだぜ。でも今はほとんど忘れちゃってるなー」

「やんないならあっちいって」

折り紙折らずに話の腰を折られてしまった。

Rの教室を出、タクでも探すかな、と校内をうろうろしていたら、知ってる子供達やオヤジ達や先生方とすれ違う。お、向こうから駆けて来るのはタクのガールフレンドではないか。

「たっくんパパ!あっちに妖怪屋敷があるよ!」

彼女はそう叫んで去って行った。廊下を走っちゃいけないよ、と、言いそびれてしまった…。さて、その妖怪屋敷とやらは6年生の教室であった。やっぱり学祭に「お化け屋敷」系の催しは外せないようだ。更に「妖怪ウォッチ」ブームだし。もう10人ぐらいの子が

「ゲラゲラポー」

とか

「ういーっす」

とか歌ったり叫んだりしているのを聞いた。あ、ちなみに

「ダメよーダメダメ」

と言っている子にも5人ぐらい遭遇した。

話を妖怪屋敷に戻すと、小学生が作る怖いものってどのくらいの出来なのかなー、と、ちょっと興味を覚え、入ってみようと思った。しかし大人気のようで入口に子供達がたくさん並んでいたので並ぶのはちょっとやめとこうかなー、と。混んでる時は子供優先なのである。ちょうど妖怪屋敷から出て来た顔見知りの子がいたので

「怖かった?」

と聞いてみたら

「ぜんぜーん」

なんか楽しそうに答えていた。妖怪屋敷といってもメルヘン溢れるものなのだろう。日頃からニュースや防犯メールで知らされる変態や不審者の方がよほど怖い。そう。一番怖いのは人間なのである…なんつって。そういうことを子供に啓蒙するため、「変態屋敷」とか作ってもいいかもしれないな。子供の前でコートをがばっとめくって露わな素肌を見せて

「な?」

と問いかける「なーおじさん」とか、女の子に

「君、かわいいね、パンツ見せて」

と迫るパンツおじさんとか…。そういう妄想をしていると、校内のスピーカーからチャイムがぴろんぽろーんと鳴り、アナウンスが聞こえてきた。

「前半終了です。係りの人は、後半の係りと交替してください」

前半の担当と後半の担当が切り替わる時間になったのだ。じゃあタクが働く姿を見に行くか、とタクの教室に行くと

「これからカルタ取りの説明をします!」

ちょうどタクがお客さん数人の前でカンペ棒読みの説明をしていた。そのさまをニヤニヤと眺めていたら、説明を終えたタクがドーンと飛び込んできた。

「パパもカルタやる?あーでも今いっぱいか…」

なかなか盛況のようであった。どんなカルタなんだと覗き込んでみたら、近くの郷土資料館で見学した、昔ながらの家具や道具をテーマにしたカルタらしい。

「ほりごたつ 昔もあるけど 今もある」

なんだそりゃー!結構面白い、といろいろ眺めていたら、オヤジ仲間のひとりに声を掛けられた。

「や、どうも。カルタやってみます?」

「いやー、別にいいかな…○○先生がいれば別だけど」

○○先生とは、学校でナンバーワンの美人音楽教師である。実はいないかなーと探していたんだけれども、今日はいないらしくて秘かにガッカリしていたのだ。

「ああ、そうだよね!○○先生いないよね!」

オッサン、お前も探してたんかい。

「○○先生とだったらさ、カルタやってさ、お手付きのフリして手が重なっちゃったりして」

「ウヒョヒョヒョ」

ああ、変態屋敷になってしまった…。

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2014-10-16(Thu)

水曜日のカンパネラ「J-WAVE TOKYO REAL-EYES "LIVE SUPERNOVA"vol.96」渋谷・TSUTAYA O-nest 2014.10.16

J-WAVEの番組「TOKYO REAL-EYES」プロデュースの招待制ライブ。

申し込んだら当選ハガキが来たのでヒャッホーと渋谷の円山町、ラブホ街ど真ん中のO-nestへ行った。

出演者は、ななみ・桐嶋ノドカ・水曜日のカンパネラの順。このライブの様子は金曜日の23:00からJ-WAVEで、またauの配信サイト(だったかな?)でも映像が観れるようになるらしい。そんなわけで撮影禁止だったので今日は画像なし。

コムアイさんはフロアの後ろの扉から現れた。キン肉マンのマスクをかぶり、スタッフの方が紙吹雪を撒きながらぎゅうぎゅうの観客を突っ切ってフロアに上がる。

「こんにちは」

とマスクを脱いで「二階堂マリ」からスタート。紙吹雪を撒きながら歌い、ほぼノンストップで2曲目「デーメーテール」に繋ぐ。今までありそうでなかったピアノが跳ねるハウスで、作曲のケンモチさん、次から次へとどれだけ名曲が続くのか、と驚いた。今聴くとなんだかちょっと恥ずかしいストック・エイトケン・ウォーターマンサウンドをほのかに思い出させるこの曲は、コムアイさんがカワイイ振り付けをして歌えばカイリー・ミノーグのようなアイドルソングになる!(しないだろうけど)

2曲終えたところで挨拶。今日初めて観た、という人が多くてコムアイさんが喜び、

「名前はアレなんですけど、内容もアレなんで…」

と自己紹介すると、どわははは、と笑い声が上がった。

3曲目が「桃太郎」。観るたびに振り付けや表情が違っていて飽きない。今日は

「鬼ヶ島だけは勘弁してください!」

苦虫を潰したような表情を浮かべて悶えているかと思ったら

「きっびっだーん」

すっと無表情になってキビキビと卓球の素振りのような振り付けで踊り出すところが面白かった。

4曲目は16世紀のコールアンドレスポンス、「マリー・アントワネット」。

「お菓子を食べればいいじゃない!」

「フランス革命!」

とスケッチブックに書いたセリフを見せながら叫びまくり、また、アルフォートを投げまくる。曲が終わった後も自分で袋を開けて食べつつ、矢のような牽制球の如くいきなり残ったアルフォートを投げるので、反応しようがないお客さんの顔面にモロにぶち当たってしまいコムアイさん平謝り。

次の曲に入る前に観客を全員正座させて、両手でポーンとモノを投げるフリをするように指導する。これは水カン名物「ちゃぶ台返し」をするための説明である。

「ホテル街の方に投げるように…」

と言ってしまったところで

「あ、コレJ-WAVEで流せない…」

と慌てていた。慌てていたためかまた

「なんか、ホテル街の…」

と繰り返し、まだ言うか、みたいなセルフツッコミをしていた。観客がずっと正座したまま従順にコムアイさんの話を聞いているので、

「教祖の才能あるかも」

などと結構長い間話していたら、実はステージのソデでJ-WAVEの偉い人もずっと正座していることに気付いたコムアイさん、慌てて曲をスタート。「星一徹」である。

曲の途中でコムアイさんがミニチュアのちゃぶ台をポーンとぶん投げる。観客もレクチャーの通り両手を高く掲げてちゃぶ台返しのアクションをする。このちゃぶ台はファンの方がプレゼントしたものであるが、今日はそのお方のところにちゃぶ台が飛んで来て、無事キャッチされたのはきっと縁なのだろう。カムバックサーモンみたいな。

次で最後の曲、ということで「ミツコ」。ここ円山町のホテル街が舞台となった東電OL殺人事件を元ネタにした映画「恋の罪」を題材にした歌である。そのため

「ホテル街バンザーイ!」

と叫び、どんだけこのネタかぶせるんよ!でも叫んだ後でまた舞台ソデのJ-WAVEの偉い人の方を向いてテヘペロ的な表情をしていたのがカワイイ。

曲が終わると、はいはいはいはい!チャッチャッチャッチャ!とアンコールを催促する拍手を絶やさないよう煽りながらステージを去って行くコムアイさん。

とは言っても今まで水曜日のカンパネラがアンコールに応えたことなど見たことなかったので、このまま終わるだろうと手を抜いてまばらに拍手していたらすぐ戻って来てビックリ。

お茶碗とアルフォートと茶筅が乗ったお盆を持って来たコムアイさん。抹茶をたてたのかな?と思ったら、ぐいっと飲み干して

「綾鷹うまいなー」

綾鷹かよ!

お茶といえば「千利休」である。僕が観る時は何故かサビの歌詞が出て来なかったりすることが多いのだが、今日はサビの前で

「利休イン・ザ・はう…」

と息切れしており、それもまたご愛嬌。

場がどんどん盛り上がって来て、コムアイさんもどんどん楽しそうになっていたのが良かった。

ライブ後の物販は長蛇の列。僕もタオルを買ってコムアイさんのサインを貰おうと並んでいたが、ライブハウスは22時で閉めてしまうという。22時直前になったところで

「すいません、もう終わりなので…」

とDir.Fさんが申し訳なさそうに説明するので、またすぐライブに来るからいいか、と列を離れた。新規ファンらしき方々にサインをするコムアイさん。僕と他の常連ファン達は彼女を草葉の陰から見つめる的なスタンスで眺めつつ、そっと会場を去ったのでありましたとさ。

【セットリスト】

1.二階堂マリ
2.デーメーテール
3.桃太郎
4.星一徹
5.ミツコ

アンコール
6.千利休

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2014-10-19(Sun)

GAME OR DIE

息子・タク(9才)が、一番仲がいい友達の男の子とポケモンカードで遊ぼうとして電話したら今日はダメと言われたらしい。

その男の子はタクの唯一のポケモンカード友達なのだが、最近ニンテンドー3DSを買ってもらったらしく、カードゲームより徐々に妖怪ウォッチなどのゲームに興味が移ってきているらしい。寂しいことである。

じゃあタクにもDS買ってやればいいじゃん、ということになるのだけれども、タクも娘・R(11才)も日頃からまるで計画性がない。

たとえば、今日はパパにとしまえんに連れてってもらいたいから、朝ごはんを食べたらすぐ宿題とピアノの練習をやって11時までに終わらせよう…というような自分で時間の使い方を考えて行動することがまったく出来ないのだ。

休日の朝など放っておくと、昼になってもパジャマのままで朝ごはんをタラダラ食べていたりする。そんな流されるままの子供たちにゲーム機を与えたら「ゲームは1日1時間」という高橋名人の教えなどまるで効き目がないだろう。宿題も何もやらずにずっとやってるに決まっている。

そんなわけで自ら計画的な行動を起こせるようにならない限りゲーム機は買い与えない、というのが僕と嫁の考えだ。

しかし、前述のとおり買ってもらっている子供がどんどん増えて、持ってない方が少数派になっているみたいなので、僕や嫁の考え方が古いのだろうか…という不安にもなっている。

日頃からタクにおねだりされる嫁は、僕より迷っていたのだろう。ある日、嫁がノートを開いて見せてきた。それは、タクがクラスメイト全員に

「ゲーム機を持っているかどうか」

をアンケートした結果だった。嫁が聞いて来いと言ったらしい。ノートにはタクの字でクラスメイト全員の名前が書いてあり、その横にそれぞれ「○」か「×」の印が付いていた。

「○がついてるのはー、いち、にー、さん…」

数えてみたら、クラスメイト30人中、ゲーム機を持っているのは20人。所持率66%!3人に2人が持っている!小学3年生でこれは高い率なのでは、と感じた。僕としては3人にひとりぐらいが持ってる程度だろうという感覚だったが逆であった。

持っていないクラスメイトはタクを含めて10人。若干女の子の方が多い。タクは持っていない理由も聞いていた。「×」が付いている子ひとりひとりの理由を嫁が説明する。

「まず○○くん!キャプテン翼ばりのサッカーバカだからゲームにまるで興味がなし!」

「ひえー」

「△△ちゃん!芸能事務所に入ってて、レッスンや仕事が大変でゲームなんて頭にない!」

「はあー」

次から次へと聞かされるが、持っていない子というのは単に必要がないからであって、

「つまり、欲しいのに買ってもらってないのはウチのタクだけ!という結果になりました!」

「ほげえええ!」

一応我が家の教育方針ということでゲーム機買わない派を貫いてきたが、ウチが思いっきりマイノリティだという結果を突きつけられてしまうと、それってどーなのよねー…、ウチが偏ってるのかなー、という迷いが生じ、じっと嫁を見つめると嫁もたぶん同じことを考えているのだろう、そんな目で僕を見つめ返した。久しぶりに嫁と目と目で通じ合うー♪。かーすかにー、うん、色っぽ…くはない。別に。

「みんな持ってるんだよう。ないのはボクだけなんだよう。買ってよう」

とタクはおねだりする。「みんな持ってるから」というのは根拠もなくおねだりに使う常套句であるが、この場合はちゃんと根拠となるデータを元に言っているのだから真実なのだ。この言葉は重い。すると嫁は

「うーん、じゃあ、サンタさんに頼んでみたらあ…?」

と目を泳がせ、僕をチラッチラッと見ながら言った。あああ、遂に嫁が折れてしまった。はいはい分かりましたよ。嫁、GOを出す人、僕、トイザらスに買いに行く人。

これで遂にウチの子らもゲーム機デビューか…本体もソフトも高いが、ポケモンカードも短いスパンで次々と新作が出て、その都度レアカードを求めて買い続けなければならないのでこちらも結構金がかかるのだ。

カードはひとパック5枚入りで160円ほどである。単価は安いが、欲しいカードが出るまで買い続けなければならない。何千円ぶん買っても出ないことが多い。僕はそれが嫌なのだ。タクがなけなしの小遣いをはたいてもハズレカードしか出ず、悲しそうな顔をしていて金ドブ感が半端ないのだ。

これを期に、カードからは足を洗ってもらった方が無駄遣いもなくなるし精神衛生上にも良い。結果オーライだけど、そっちのほうがいいなあ…と思えてきた。

あ、しかし、必ずしもゲーム機にはまったからといってカードは飽きるとは限らないのか。両方はまってしまったらどうしよう…。

カード名だけに、カード(過度)な期待は禁物?なんちて。

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2014-10-21(Tue)

ねぎねぎねぎっ娘。

夕暮れ時も過ぎて外が暗くなったころ、僕は息子・タク(9才)とふたりで家にいた。

嫁と娘・R(11才)は買い物に出掛けていたのだ。そろそろ帰って来る頃だろうか、などと思い始めた頃、外で

「ずべっ」

みたいな音がして、嫁の

「大丈夫?」

という声が聞こえた。

なんだどうした、と窓から頭を出してみたが、ふたりはすぐウチの中に入って来た。

「ころんだ」

Rは悲しそうな顔をして言った。そして何故か1本のネギを持っていた。

「Negiccoかお前は」

Negicco(ねぎっこ)とは、新潟の特産物「やわはだねぎ」をPRするために生まれたアイドルである。新潟が本拠地だが、東京にも頻繁にやって来てライブをしているので、彼女らのファンの僕はしょっちゅう行ってしまっている。今は垢抜けた渋谷系オシャレアイドル路線だけれども、たまにネギを振り回して歌ってたりしている。以前それを観て僕が

「それも『やわはだねぎ』なんですか?」

と聞いたら

「東京では『やわはだねぎ』はあんまり売ってないんで、埼玉産とか使ってます」

とのことであった。確かに下仁田ネギとか深谷ネギとかと比べて全然聞いたことないしなあと思ったものである。


Negicco/フェスティバルで会いましょう

話を戻す。

とりあえず

「Negiccoかお前は」

まずひとつめのツッコミを入れた後、

「怪我は?それにそのネギは?」

ふたつみっつとツッコミどころが満載なので質問攻めにしてしまった。嫁が言うには、

「買い物の持ち運びの手伝いでネギを持ったまま走ってたらものの見事に転んだ」

ということらしい。なんというドジッ子な。

幸いケガは親指をちょっと擦りむいた程度であったので

「ちゃんと洗っときな。しみるけどね」

と言いつけ、ネギを見てみると

やわはだねぎ
「あらー、傷ついで砂が付いちゃってるじゃないの」

「大丈夫よだよ、洗ってちょっとだけ削れば…」

と嫁。そうか。傷は浅いか。よかったよかった…と、ふとネギに付いたラベルを見てみると

やわはだねぎ
「おおおおおおー!『やわはだねぎ』じゃないか!」

うわー。まさかNegiccoが推奨する正真正銘のやわはだねぎだったとは…。僕、見るの2度目だ…。それをRがすっ転んで地べたにぶちまけていたとは。なんという罰当たりな。

「コレ、Negiccoのネギなんだよ!大事なんだよ!」

とRに説教を始めたら

「あっそー」

ものの見事に呆れられてしまい、あらー、やってもうた。普通の親だったらケガの心配やお手伝いをしたことをいたわるべきであろう。

ネギだけにねぎらってねー、みたいな。

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2014-10-24(Fri)

水曜日のカンパネラ「高岡まつり2014秋~宝の島の歌姫たち~」渋谷TSUTAYA O-nest 2014.10.23

ライターで編集者の高岡洋詞さんが宝島で担当しているリレー形式の連載コラムがあり、そこで執筆している水曜日のカンパネラ、おおたえみり、カリスマドットコムの3組を集めたイベント。

TENGAが協賛のようで、入場待ちをしている時に

「無料でお配りしてますよー」

とTENGAブースから声がかかるのだが、モノがモノだけになかなか「では」と言う人が現れなず、僕が

TENGA
「このぶっといの下さい」

遠慮なくいただきマンモスすると、後から貰う人が続くようになった。TENGAはオシャレでオープンな感じがいい。ただいかがわしさがない分エロスに欠けるような。昔「ポケマン」という名の同様の製品があって(以下自粛)。

ライブは水曜日のカンパネラがトップバッター。ミュージックステーションのオープニング曲が流れてきて

「ミュージックステーション初登場の水曜日のカンパネラです」

水曜日のカンパネラ
というトボけた登場のコムアイさん。1曲目は「カンフー・レディー」ちなみにミュージックステーションは出てみたいが観たことはないという。

水曜日のカンパネラ
2曲目は農耕ファンク、「デーメーテール」。そうか、これはファンクだったのか。なんとなくちょっとアイドルソングっぽくって好き。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
利休インダハウス、「千利休」。2番の出だしで歌詞が詰まるも、みんな親指を立ててぐりぐり動かして盛り上がる。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
水曜日のカンパネラが昔話をネタにするとこうなる、「桃太郎」。

「祖父母の怒りを買い、家を出された太郎少年…」

今日はナレーション部分が女子アナ風なのが面白い。キビダーンの振り付けや「魂の16連射」のフリを、前にたくさんいたカリスマファンの方々もこぞってマネをしていて一体感が生まれた。一方でコム太郎さん、

「鬼ヶ島だけは勘弁しろよなー!」

巻き舌でちょっとガラが悪くなることも。

水曜日のカンパネラ
MCでは、今日はテンガッチという変なサングラスをかけた人が来ていて、じゃんけんに勝つとTENGAをもらえます、ということをお知らせ。

そしてコムアイさんはなんとTENGAを噛んでみたという。触感が最高らしい。噛んでみるというのは男には思い付かないことである。男だったら突っ込む発想しかない。

水曜日のカンパネラ
高岡まつりということで、まつりの提灯に似合いそうな曲「お七」。「人情人情!」「江戸前江戸前!」のコールアンドレスポンスをしていたら突然曲がカットアウトカットし、「マリー・アントワネット」のイントロに繋がった。

水曜日のカンパネラ
この日コムアイさんが投げたお菓子はホワイトロリータ。投げてる途中で自分も客席に飛び込んでしまって

「フランス革命!」

「お菓子を食べればいいじゃない!」

と存分にお菓子を投げまくった後

「つい出てしまった」

とやり切った感を漂わせつつ戻って来た。

水曜日のカンパネラ
今日はキン肉マンのマスク、モスラの卵、ちゃぶ台、茶筅…といった小道具達が随分増えたなあという感じでずらりと並べられていて、更に「じゃがりこ」もあり、ジャガイモだから「インカ」の小道具に違いない!と期待していたら

「インカをやるだろうと騙される人がいるから置いとけって言われた」

とのことでインカはやらず。イケズ。じゃがりこどころかマリー・アントワネットのスケッチブックとお菓子以外全部使わなかったけど。キンキラキンのガウンも出ていたのだけれども、これも使わず。このガウンは控室にぐしゃぐしゃになっていたので、カリスマドットコムのおふたりがアイロンがけしてあげたんだという。その間コムアイさんは必死で「ドラキュラ」の歌詞を覚えていたんだとか。

で、最後に初披露の新曲「ドラキュラ」。ファーストアルバム「クロールと逆上がり」に戻ったような、ケンモチさんの人懐こいギターが全開のほのぼのサウンド。クレプスキュールから出ていたCATHY CLARETという女性スパニッシュシンガーの曲を思い出させる牧歌的な雰囲気。コムアイさんの歌も、いつの間にこんなに上手くなったんだっていうぐらいキレイな歌声で感動してしまうのだが、歌詞が

水曜日のカンパネラ
「血ぃ吸うたろかー、お前の、血ぃ吸うたろかー」

という間寛平ノリなのでそのギャップがタマランチ会長。

今日のセットリストは安眠豆腐から1曲、demo5の2曲に、まだ発売されていない新アルバムから2曲、昨年以前の旧曲は2曲だけ、というものすごいハイペースでの新曲への移行なのに加え、コムアイさんの表現力も目を見張るほど豊かになっていて、新曲という新しい武器を見事に使いこなして更にパワーアップするコムアイさんが今後も楽しみだ。

3組それぞれのライブの間にトークショーもあり、こちらも楽しめた。トーク中、フロアの客を掻き分けてくる謎の人物が現れ…
水曜日のカンパネラ
あっこの人がテンガッチだ!正体は一体誰なんだ!全く分からない!ていうかクルミちゃん(クルミクロニクル)のパーカー着てTENGA配るってどうなの!

テンガッチはそこらのお客に片っ端からじゃんけん勝負を挑み、TENGAを配っていた。僕もテンガッチとじゃんけんをしたら勝ってしまったので

水曜日のカンパネラ
たまご型のTENGAをいただいた。なんてカワイイデザインなんだろう。

全てのライブが終了した後の帰り際、コムアイさんに

「テンガッチ、ありがとう!」

とお礼を言ったら

「違う人ですんで」

と返されてしまいましたとさ。

【セットリスト】

1.カンフー・レディー
2.デーメーテール
3.千利休
4.桃太郎
5.お七
6.マリー・アントワネット
7.ドラキュラ

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2014-10-28(Tue)

水曜日のカンパネラ「惑星アブノーマルPRESENTS「ROMANTIC ONCE MORE」」渋谷・Milkyway 2014.10.27

惑星アブノーマル主催のイベントにて、水曜日のカンパネラの出番はトリ前。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
しょっばなから「ミツコ」。アルバム「シネマジャック」のリード曲で、これまでのライブでは締めくくりに歌われることが多かったこの曲が最初に来ると、ラスボスがいきなり襲ってきた感がある。それだけ強力な新曲が次々と生まれ、層が厚くなっている。

「ミツコ」が終わると

「水曜日のカンパネラでしたー」

何故か速攻で引っ込んでしまったので、アンコール、と叫んで手拍子するとすぐ戻って来て

「水曜日のカンパネラ自主企画に来てくださってありがとうございます。これからがアンコールみたいなものなので」

と、シネマジャックじゃなくてライブジャックしちゃったノリで喋ると

「コムアイふざけんな!」

と舞台袖から主催の惑星アブノーマルの方が叫んでおった。コムアイさんも

「ざまあみろ」

と返したり、その方をステージに呼んだりしてなんだか仲良しな感じ。改めて呼んでくれてありがとう、とお礼を言って曲に。「桃太郎」である。

水曜日のカンパネラ
曲のはじめの頃の歌声のみだけれども、ちょっと声色を高く変え、太郎少年がアニメキャラになったら、みたいな、アニメ声になっていた気がする。

水曜日のカンパネラ
「キビダーン」

の振り付けは、別にコムアイさんが言わなくても真似している観客が結構多い。やっぱりやっちゃうよねー。

水曜日のカンパネラ
続く中世のコールアンドレスポンス、「マリー・アントワネット」では曲中コムアイさんによるひとり二役のベルばら寸劇が始まり、

「アンドレ!何ようるさいじゃないの!」

「マリー・アントワネット様!渋谷の愚民どもが腹が減ってるそうです」

「アンドレ、決まってるじゃないの、お菓子を食べればいいじゃなーい!」

と叫んでお菓子を客に投げまくる。

お菓子を投げ終わってからMC。コムアイさんは咽頭炎をやってしまったそうで、医者に喋るなと止められてしまったという。でも喋らないのは出来ても歌わないのは無理かも、ということを説明しようとして、

「CD持ってるんですけど、聴きます?」

と言ったら

「いえ、大丈夫です」

とあっさり断られてしまったと笑い話。でもライブに来なさそうな、全く関係ない人に聴かせてみたいと思うことがよくある、興味ない人に聴かせたらどんな反応するのか楽しみ、とのこと。

水曜日のカンパネラ
で、次の曲に入る前にみんなに正座するよう呼びかけるコムアイさん。両手を前に出して、手のひらが上で、手のひらの上に大っ嫌いな人を乗っけてるつもりでうおりゃー、と投げましょうとレクチャー。これが水カン名物「星一徹」の「ちゃぶ台返し」のレクチャーだ。

レクチャー通り、1番のサビ(?)でみんなを正座させ、ミニチュアのちゃぶ台を手に持ってひっくり返す!みんなも手をおりゃーと振りかぶった!ちゃぶ台返しをかました後、コムアイさんはステージからフロアに降りるわ、観客をまっぷたつに割って最後列の方まで突撃するわ、扉を開けてフロアの外にちゃぶ台返しをするわ、

水曜日のカンパネラ
テーブルの上に登って歌いまくるわで大暴れであった。これ、よく分かってるファンの人が側にいてテーブルを支えていなかったらフツーに倒れていたのによくやったなあ…。

最後の曲は惑星アブノーマルにちなんで、アブノーマルな曲をやろうと思います、とコムアイさん。

「だいたいアブノーマルじゃん…」

と隣のファンの方が言ってたのがウケた。コムアイさんは口元に赤いマジックで血を描くと

水曜日のカンパネラ
「がー!」

と噛みつき顔を向ける。シャッターチャンスですよ、としばらくポーズを取ってくれて撮影タイムに。でもコレ落とすの大変そう。曲自体はほのぼのとした曲調で、とても心に響くいい曲なのに、コムアイさんのおどけた演出により単なる「いい曲」で終わらなくなっちゃってるところが面白い。サビが

「血ぃ吸ぅたろかー」

だし。しばらく聞き惚れていたのだが、コムアイさんは終盤になると間奏が長かったためか、いきなりオケをぶつっと止め、

「私が『今夜は』って言ったら一緒に歌ってくださいね」

と説明して改めてそのタイミングからスタートした。ホントにフリーダムである。みんなはコムアイさんが「今夜ーはー」と歌った後、せーので

「血ぃ吸ぅたろかー、お前の、血ぃ吸ぅたろかー、我が僕となーるがいい、血ぃ吸ぅたろかー」

と大合唱し、最後にコムアイさんは

「間寛平がお送りしましたー」

と締めくくってステージを後にした。サビの歌詞が寛平っぽいからなんだろうけれど、聖飢魔IIも入ってるような気がする。

新曲にもいろいろと新しい小ネタやパフォーマンスを取り入れ、対バン目当てのお客も結構興味を引いた人が多かったのではないだろうか。

個人的なことだが、水曜日のカンパネラのライブに初めて足を運んでから明日でちょうど1年になる。そのことをコムアイさんにドヤ顔で言ったら

「あ、そう」

昭和天皇ばりの素っ気ない返事をされてしまった。僕がしょぼーんとなってしまったので空気を読んでくれたのか

「そ、それは長いですね…」

と後から付け足してくれたけれども。あ、これって、僕が昔から大嫌いだった

「ねえ、明日って何の日か分かるー?ねえねえ分かるー?え、分かんないの?まじで?信じらんない!明日で私達が付き合ってちょうど1年でしょ?覚えてないの?」

という記念日女の典型的な例ではないか。いちいち覚えてられっか!と罵倒していたものだが…。

いつの間にか僕自身が記念日オヤジになっていましたとさ。

【セットリスト】

1.ミツコ
2.桃太郎
3.マリー・アントワネット
4.星一徹
5.ドラキュラ

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2014-10-28(Tue)

よそんちは、子供ポケモンおやじもポケモン。

息子・タク(9才)がはまっているポケモンカードバトル。

娘・R(11才)は全然はまっていないのだけれども、Rの同級生ふたりとそれぞれの父親がはまっているというので、一緒にバトルしましょうということになった。

集まったのはいつもポケモンカードバトル大会が行われている近所のおもちゃ屋。僕はタクを連れて、そしてRの同級生父子ふた組。

「どうもー今日はウチの子宜しくお願いします」

とタクを出場エントリーさせ、あとは見物モードで隅っこに座ろうとしたら

「え、あなたやらないんですか!」

お父さんふたりに驚かれてしまった。いやいや、僕からしたらオッサンがガチでポケモンカードにはまっていることが驚きなんですけど。

でも実際は本気でやりこんでる親子というのは結構いて、お父さんがアレコレ研究しているので子供も鍛えられたり強いカードを買い与えられたりでかなり強い。タクはそのRの同級生たちにボコボコにされていた。

そのへんは申し訳ないと思うもだけれども、ポケモンカードの歴史は10年を超えていて、僕が今更始めようとしても敷居が高いしモチベーションもないし…なのだ。強いカードを買おうとするとプレミアが付いてて金もかかるし。

そんなタクを憐れんでくれたのか、カードバトル大会の後、お父さんふたりとおもちゃ屋店長によりテッテ的な指導教室が始まってしまった。まさか大の大人がつきっきりで教えてくれてるのに

「もう夜9時過ぎてるんで帰りたいんですけど…」

とはとても言えず、嫁には

「すまん。遅くなる」

とだけメールを打っておいた。上級者からこんなに親切丁寧に教えていただくことは滅多にないことだろうし、とてもありがたいのだけれども、ちょっと時間を考えて欲しいっていうか。さすがそういうところが見えないところがマニアだな。

結局大レクチャーが終わり、帰って来たのは夜10時近く。まるで塾である。どうせ同じ送り迎えして金かかるんだったら塾のほうがよっぽどいいよう。

でもタクは楽しかったようで、収穫アリみたいな手ごたえを感じていたようだ。僕もお父さん方やRの同級生、店長、みんなが凄い勢いでタクをレクチャーするその知識に舌を巻いた。何を言ってるかサッパリ分からん。タクに

「わかった?」

と聞いてみたら

「うん」

と答えていたがおそらくウソだろう。たぶん7割ぐらいがライトイヤーからレフトイヤーへと思われる。やっぱり僕も勉強した方がいいのかなー…。クリスマスには3DSを買ってやろうと思うのでカードゲームからそっちのゲームに興味が移るだろうと見込んでるんだけどなー。

勉強しようにもオッサンになるとどうにも頭が固くて覚えられず。固いのは股間だけでいいのに。

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  • 名前:梶林
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