2019-08-25(Sun)

YAKUSHIMA TREASURE (水曜日のカンパネラ x オオルタイチ)『LIQUIDROOM 15th ANNIVERSARY とうとうたらりたらりら』 2019.08.22 恵比寿リキッドルーム

「YAKUSHIMA TRESURE」ワンマンライブ。

コムアイさんとオオルタイチさんによるユニット。屋久島でのフィールドワークに基づいており、同名の6曲入りEPもおふたりメインによる作品である。

従来の水曜日のカンパネラのサウンドプロデューサーであるケンモチヒデフミさんは全く関わっていない。

なので水カンファンとしては今日のライブはどういうものなのか全く想像が付かないまま恵比寿リキッドルームへ。

コムアイ
入場したところ、普通なら観客が立ち見するフロアの真ん中にセンターステージが特設されていた。ステージ、機材、そして天井から下がっているのは屋久島の森を模したものだろうか…。

センターステージの周りには椅子が並べられていて、その外側が立ち見スペースとなっていた。また、もともとのステージにもダイソーのお風呂椅子が並べられ、一段高くなったところからセンターステージを観れるようになっていた。

僕が入場した頃はセンターステージ周りの椅子がほぼ埋まっていたし、お風呂椅子が可愛かったのでそこで観ることにした(時間が経つにつれお尻が痛くなったが)

ドキドキしながら見守る僕らの前にふたりが現れたのは開演時刻をほんのちょっと過ぎてから。別にドラマチックな演出は全くなく、ゴソゴソとセンターステージに登って来て

「コムアイでーす」

「オオルタイチです」


普通に挨拶をするんだけれども、いでたちは紙で作ったという和装に顔は呪いのヒトガタのような、やはり紙のお面のようなもので覆われ表情が見えず、明らかに僕ら観客とは一線を画した異形の者が登場した瞬間だった。

ライブはEP「YAKUSHIMA TRESURE」に収録されていた曲だけではなく、様々なうっとりするようなパフォーマンスが展開され、恍惚となりあっという間の1時間半(たぶん)であった。

EP「YAKUSHIMA TRESURE」は30分程度のものであるが、この1時間半のパフォーマンスを切り取ったサウンドトラックであることを思い知らされた。

そもそもライブタイトルにある「とうとうたらりららりら」とは、能では「翁(おきな)」、謡では「神歌(かみうた)」と呼ばれる曲の中で出て来るフレーズである。

「翁」は「能にして能にあらず」と言われる特別な能で、起源を遡れないほど古くからあり、「能」という「エンターテイメント」よりは世の中が平和でありますように、穏やかでありますようにという願いを神に捧げる「神事」に近いという。

ライブが進むにつれ、途中でおふたりは面のようなものをその場で外すのだけれども、ふつうの能では面は能舞台の奥にある「鏡の間」という場所で脱着するのだが、

コムアイ
「翁」では舞台上で脱着するのである。こじつけかもしれないが…。

コムアイさんのインスタストーリーなどを観ていると、彼女は屋久島、南インド、インドネシア他、様々な場所を訪れている。


いずれもキリスト教、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、日本神道などのメジャーな宗教に影響される以前の土着的な信仰や風習が残る地を訪れ、それらを学び吸収していたのではないだろうか。


このあたりが僕にとっては一番よかった。コムアイさんの他に、何やら黒子のような恰好をした人が土嚢のようなものを担ぎ、中身をセンターステージの真ん中にバサバサ落として盛っていく姿も映っている。土だろうか。

コムアイ
黒子の人は繰り返し繰り返し、狂気を感じるぐらい何十回もバサバサ落とし、やがて人の丈ぐらいあるこんもりとした山になってしまった。

これは華道家の上野雄次さんによるパフォーマンスで、盛られたものが何なのか暗くてよく分からなかったが、最初は腐葉土で、後からコケを撒いていたらしい。コケはライブ後ひとつまみもらっていく観客が多かった。僕も貰った。青臭い良い匂いがするもの。

世界遺産屋久島の森に生息するコケは有名。このライブでぶちまけていたコケが屋久島のものとは限らないだろうが、屋久島そのものを会場のど真ん中に持って来たというわけだ。センターステージの上にぶら下がってる「森」も上野さんの作品なのだろう。

タイチさんはコケに頭を突っ込んだり、コムアイさんもコケの山に寝転んで琴のようなエストニアの弦楽器「カンネル」を弾いたりのパフォーマンス。コムアイさん、そういえばエストニアにも行っていた。横道にそれるがエストニア音楽祭も楽しかった。


ライブ後、制作関係者を紹介するコムアイさん。素の姿を見れてホッとしたひととき。

今日のライブはコムアイさんが自然から受けたインパクトをそのまま表現し、それを神に捧げ、民に照らし、天地人みなハッピーなパフォーマンスを造った。

コケの山からひとつまみ失敬したものが今手元にある。未だに青々しい、

コムアイさんとタイチさんはこの先何千年もの先に伝えられる、伝統芸能の始まりを造ったのではないか、僕らはそれを初めて観たのではないか…。

コケだけに、

コムが世は。千代に八千代に さざれ石の コケのむすまで。

なんちて。

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2019-05-05(Sun)

水曜日のカンパネラ「東京レインボープライド2019」代々木公園野外ステージ 2019.04.30

「東京レインボープライド2019」は、LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め、「"性"と"生"の多様性」を祝福するイベント。(オフィシャルサイトより)

水曜日のカンパネラはRYUCHELL(りゅうちぇる)、青山テルマに続いて代々木公園のライブステージに登場。野外なので開放感があってよい。

水曜日のカンパネラ
コムアイさんはウェディングドレスのような真っ白なドレスに金色のキャッチャーミットのようなマスクをかぶって登場。(画像はライブ後のラジオ公開収録のもの)

最初の曲は「ゴッホ」。ステージにはゆったりとした布が敷かれており、その上でコムアイさんが踊ったりすると布がずりりりいと滑って、コムアイさんの足もつられて滑ってしまうのだが、その滑るアクションも踊りのうちに入れて異様な動きを見せる。こんな鬼気迫った踊りを観たのは初めてで、美しくもあり恐ろしくもあった。

やがて曲は「ユタ」。足元の布は空気で膨らみ母衣のように盛り上がり、コムアイさんはそれをクッションのようにしてもたれかかったりしながら歌う。それからステージを降りて観客との境の柵によじ登る。黄金のキャッチャーミットを外す素振りを見せつつ外さないじらしプレイをしつつ曲が終わるとスッと外し、真っ白のドレスのコムアイさんは観客に向かって語りかける。

「LGBTのレインボーカラーにしなかったのは、自分が何色になるか、将来が全く分からないので。今までとは違う性への興味を持つかもしれないし、また、それだけじゃなくて、この世界には自分が行きたいところ、会いたい人、好きになりたい人や物事がたくさんあり、自分の前に広がっている。だから白にしました。いつまでも真っ白でいたい。みんなも楽しんで生きていきましょう」

そんなことを伝え、

「そしてそれを邪魔されるな!親とかにゲイだって言って切れられたらあたしが切れるからなー!」

と叫んだ。幸せのかたちとは人によって様々であり、それに向かっていくことを邪魔するのは許さん!と主張しているようだった。

「まじだよ。手紙とか書いてくれたら書くからね…あ、握りつぶしちゃったw」

力を入れ過ぎたか先ほど外して手に持っていた黄金のキャッチャーミットをギュッとしてしまったようだ。

今日のコムアイさんは真っ白なドレスにてとても綺麗なのだけれども、裸足なので、時々仁王立ちになったりしていて綺麗だったり逞しかったり。その激しい移ろいも一層美しさを際立たせていた。

次の曲は「屋久の日月節」。コムアイさんがオオルタイチさんと組み、屋久島にて作ったEP「YAKUSHIMA TREASUR」からの曲。ビートにカエルの心音を使ったり、現地の音をふんだんに取り入れた楽曲だそうだ。ライブでは初めて聴いた。おごそかな感じであったが、曲の冒頭

「あ、入るところ間違えちゃった」

いきなり歌い出しを間違えてしまいアハハとペタンと座り込むところも。

空気で膨らんだ布の玉がぽおんぽおんと飛び、それを追うようにコムアイさんが歌い、跳ねる。ステージのはじっこまで移動し、お客さんに手を振ったりしている。最後は「一休さん」で締め。新曲もあり、あまり見ないセットリスト。

ライブ後、InterFMの現地スタジオにて公開生放送があった。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
さきほどのライブの反省点?や屋久島でのエピソードなどを主に語っていた。

これから先のライブの予定は、バルセロナやおフランスのフェス等遠いところばかりなのでしばらく観れない可能性が。しかしサヨナラは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束、との思いを噛み締め、「YAKUSHIMA TREASUR」を聴きながら新たなライブが発表されるのを待つとしよう。

屋久島るひろ子。なんちて。

【セットリスト】

1.ゴッホ
2.ユタ
3.屋久の日月節
4.一休さん

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2019-03-01(Fri)

水曜日のカンパネラ「CHVRCHES JAPAN TOUR」豊洲Pit 2019.02.28

CHVRCHESの日本ツアーに水曜日のカンパネラのライブが。

彼らにはコラボ曲「Out Of My Head」での繋がりがある。東京でのライブは今日(2/28)と明日(3/1)の二日間で、水曜日のカンパネラの出番はフライヤー等を見る限りでは今日がオープニングアクト、明日が「Out Of My Head」で共演する、という内容らしい。ということは今日は「Out Of My Head」は観られないのか、と予想しながら現場へ。

運良く最前の真ん中を確保し開演を待つ。いつも奇抜でドラマティックな登場の仕方をする水曜日のカンパネラ。今日はどこから出てくるのか、と思ったら

「こんばんは~水曜日のカンパネラです~」

コムアイさんは普通のイベント司会者みたいなノリでステージ上手からスタスタと歩いてきた。

水曜日のカンパネラ
ステージ中央に立つコムアイさんを見上げる形になってしまった。映画館の一番前状態。

水曜日のカンパネラ
インドで魂を磨かれたのだろうか、ますます洗練された感じで素敵だ。それに久々に見る裸足スタイル。近すぎちゃってどうしよう。かわいくってどうしよう。

コムアイさんはCHVRCHESとのエピソードを語り始めたが僕は目の前にある彼女の裸足に目が行ってしまっていた。右の親指の爪が内出血していて、つまづいたのかなー、痛いのかなー、もしかして巻き爪気味?、僕もそうなんだよなー、やだなー、怖いなー、などと考えていたらトークを聞き逃してしまった。爪が甘いとはまさにこのこと。

我に返って爪から目を離すと

「以前も豊洲Pitでライブをしたことがありまして、お客さんが100人ぐらいだった時もあります」

「ストレッチとかドリンクを買いに行くとか、好きに過ごしてて下さいね」

など奥ゆかしいトークで場を和ませていた。ちなみにお客さんが100人ぐらい…は2015年12月の「ポタフェス」というイベント。小室哲哉やピエール中野なども出演していたが、平日の18時という早めの開演時間やタイムテーブル非公表といったキツめの条件のせいか確かにガラガラだった記憶がある。TKにちなんでコムアイさんが「本名は小室愛です」と言い張っていたのが面白かった。

さて、ライブを観るのは久しぶりだったが、今日もステージを覆い隠すぐらいの大きな布と人力照明部隊を使った演出。



しかしこれまでと違うところは、歌声のボリュームというか伸びというかが更に太くしなやかになっていて「おおお」、となったり、自然な踊りやポーズ、立ち振る舞いが今までよりまた綺麗になっていて、たまにありがたい仏像やインドの神のような厳かな姿と錯覚する。



お客さんに支えてもらって柵の上に登って歌ったり、






BPMの速い攻め攻め系の曲も多くガッツリぶち上る内容であったが、普段のライブで観られる「バク」や「ウランちゃん」のようなリミッターを振り切ったような演出や、逆にバラード系のディープなものもなく、あくまでも洗練していて、オープニングアクトとしてCHVRCHESの雰囲気に少し寄せた内容であったと思う。

水曜日のカンパネラ
その後、CHVRCHESのライブ。ローレン嬢の可愛らしいルックスと軽やかな動きのパフォーマンス。時々シンディ・ローパーを思い出させる可憐だが力強い歌声がおじさんの心をぎゅっと掴む。

しかし中盤あたりからだんだんと周りのCHVRCHESファンの方々の熱い盛り上がりと自分との温度差が気になり始め、最前は譲ろうとして後ろに下がった。

その途端ローレン嬢が

「コムアイ!」

と叫ぶ声が。

水曜日のカンパネラ
そしてコムアイさん再登場。うわー!もう最前には戻れない。なんかふたりで喋ってる!姿がもはや悲しいくらいに小さい!

「ローレンはめっちゃ動いているのに全然汗かかない。妖精みたい」

とコムアイさんが言うとすぐさまワキの下に扇風機の風を当てて汗を乾かすフリをするローレン嬢。面白い!そして「Out Of My Head」を歌い始めるではないか。えー!それ明日やるんじゃないの?今日もやっちゃうのかい!なんて素敵なサプライズ!

水曜日のカンパネラ
ふたりで向かい合って歌ってる!物凄い盛り上がり!「Out Of My Head」!これ、今日一番のハイライトじゃないの!それなのに僕はとっとと最前を離れ…。ああ、アウトオブッマイヘッが…。

僕はアウトオブサイゼン。なんちて。

【セットリスト】

1.ピカソ
2..嬴政
3.ゴッホ
4.シャクシャイン
5.南方熊楠
6.桃太郎(remix)
7..ユタ

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2018-12-14(Fri)

水曜日のカンパネラ「YouTube FanFest Music」 2018.12.11 幕張メッセイベントホール

YOUTUBE FANFESTでの水曜日のカンパネラ。

水曜日のカンパネラ
どんな感じでチケットが配られ、どんな注意事項があって、結局自分のチケット整理番号はどのへんになるのだろう、など気になる人が来年以降いるかもしれないので、検索したらこのブログ記事が引っかかることを期待して書いておく。

僕は水曜日のカンパネラファンクラブ経由で申し込み、当選して整理番号はW-6。当然だがファンクラブを通した方が良番をもらえやすいようだ。チケットは紙ではなくてQRコードをスマホにダウンロードする仕組み。真ん中に自分の名前が記されている。

しかし6番といえども他のアーティストのファンクラブ経由の6番も複数いて、実際に僕が入場できたのは20番目ぐらいだっただろうか。

入場の際には運転免許証等の身分証明書確認及び手荷物検査&金属探知機による危険物チェックがありセキュリティレベルが高かった。なのでツイッターでは

「チケットお譲りします。身分証明書貸出できません」

みたいなチケット売ります的なアカウントがウヨウヨいたけれども彼らからチケットを受け取ったとしても本人確認出来る保証がないので相手にしない方が良い。

ただその厳重なセキュリティチェックに時間がかかり、開演してもまだ入れない人がいたようだ。撮影も禁止なので今回は画像ナシである。

セキュリティチェックを終え中に入ると改めてスタッフから「A」や「B」、「C」などと書かれたエリアを指定するカードを渡された。ちょうど僕から「B」になったのでBエリア1番乗り。小刻みに「A」「B」「C」を振り分けていたようだ。

水曜日のカンパネラ
このかどっこの場所(黄色の★のところ)をゲット。

他に出てくるアーティストがコブクロ、SixTONES、TWICE、スカイピース、Fischer's、といったナウなヤングにバカウケの人達なので観客もほぼ若い女性。女性専用車両に紛れ込んでしまったような気持ちだ。

水曜日のカンパネラの出番は2番目。TWICEの次だった。ちょっと脱線すると僕はTWICEも大好きなので初めて最前列で観れ、お尻をこっちにむけてフリフリするダンスが滅茶苦茶可愛くて眼福眼福。

更に脱線すると娘・R(中三)が僕以上にTWICEが大好きで、僕が好きな水カンとRが好きなTWICEが両方出るイベントなど滅多にない。

「もし当選したら行く?」

「うん」

というわけで僕とRのチケット2枚を申し込んだところ当選したのだが、Rは

「やっぱり受験生だし、周りのみんなも頑張ってるし、我慢する」

と勉強を頑張る姿勢を見せた。嫁も

「息抜きに行ってくれば」

と言ったのだが首を縦に振らず鋼の意思。

「うん。わかった。偉い。頑張れ」

僕はそう言うしかなかったが、実はRとふたりでおデートするのを楽しみにしていたのでガッカリした感情が顔に出てしまっていたのだろうか、

「あ、パパと行きたくないわけじゃないよ」

とかさりげなくフォローもして来ていつの間にか大人になっていることよ。この時は酒が進んで仕方なかった。

話を戻す。TWICE後の水曜日のカンパネラである。

コムアイさんは薄暗いステージの中、透明でフリフリがたくさんあるベールを頭から身にまとい登場し、「かぐや姫」を歌う。さきほどのTWICEのキャピキャピ感から一転、神秘的でおごそかである。しばらくこのままダウナー系なのかなーと思っていたら曲の途中で一転、「南方熊楠」がカットイン。一気にダンサボーになる。

コムアイさんの後ろには巨大に膨らんだ幕が袋のようになって、いくつもぼうんぼうんとゆらめく。時々袋の中にもたれかかってみたり、埋もれてみたりして歌うコムアイさん。

「桃太郎」のリミックスバージョンになるとコムアイさんは出張った花道の方に行ってしまい、また花道にも幕の袋が現われてそれに遮られて全く見えなくなってしまったのでしばらく前方にあったモニターで観戦する。

「一休さん」で戻ってきてニコニコしながら歌うんだけれども、ベールを脱いではっきり見えたコムアイさんの笑顔がまた綺麗なのだ。

人力照明チームの人達による直線の光や幕にあたって丸くゆらめく柔らかな光など様々な光がより彼女を神秘的にする。ちょうどレフ板を持った方が僕のすぐ前に来て光を反射させていたのだけれども、一休さんの

「とらっとらっとら!」

「てらってらってら!」

のリズムに合わせて指でレフ板をトントントンと叩いて光を動かしており演出が細かい。

最後は深々とお辞儀して終了。そのまま退場かと思ったら司会者の人達に呼ばれてしばしトーク。

「圧倒的なステージングでしたが」

と問われると

「津波などをニュースで見るとそれは悲劇ですが、自然の強烈なパワーを安全なもので体感する、ということをしてみたいんです」

というようなことを語っていた。大自然が牙を剥いた時の圧倒的なパワーに対して人間は無力で呆然とするしかないのだが、大災害の映像などは見入ってしまうところがある。そういった惹かれるものを抽出して我々に見せたいのだろうか。また、水曜日のカンパネラのYOUTUBEにまつわる話なども披露。

もともと音楽活動を始めてからすぐ様々な曲のMVをどんどん制作しYOUTUBEにアップして注目を浴びたことや、来年『Re:Set』という屋久島での楽曲・MV制作ドキュメンタリーを発表すること、などが挙げられた。

少しだけ屋久島の映像を観れたけれど、すっぴんのコムアイさんがなんだかとても懐かしく思えた。

その後も他のアーティストのライブを観たが、水カンは歌って踊ってイェー、じゃなくて(それも良くてすごく盛り上がるけれど)、自分の世界を作り上げてこの空間を丸ごと観せようとしていた。アプローチが違うのだ。

もう何回も観ているが幕を使った演出は改めて見事であった。幕張メッセだけに幕張まっせ、みたいな。なんちて。

【セットリスト】

1.かぐや姫
2.南方熊楠
3.桃太郎(REMIX)
4.一休さん

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2018-12-02(Sun)

水曜日のカンパネラ「Galapagos Tour」ガラパゴスツアー 大阪 味園ユニバース 2018.11.30

大阪なんば。よしもとNGKなんばグランド花月劇場からほど近い「味園ユニバース」。昔はキャバレーだったというこのライブハウス。その雑多で活気のある街中のロケーションと建物に記憶されたお色気は、今日ここに来た者達にただならぬ淫靡なインパクトを与えた。

出来るだけステージの近くで観るも良し、ステージの真ん中から凸方に出っ張った「でべそ」(花道)の周りに張り付くもよし、後方にあるキャバレー時代の名残りであるゆったりしたソファーに座りながら観るもよし。

僕は普通にできるだけステージに近いところで…と考えてでべそ先端から4列目ぐらいのところで観ていた。

時々もっさり舞い上がるスモークが焚かれ、スペーシーでアンビエントな音楽が流れる中待ち続けると「キイロのうた」を歌いながらコムアイさん登場。

水曜日のカンパネラ水曜日のカンパネラ水曜日のカンパネラ
おごそかで神秘的な演出だったが、かぐや姫を1番まででカットアウト、突然「チュパカブラ」になってから一気にダンサボーな熱気が湧き上がった。

水曜日のカンパネラ
いつの間にかノンストップで「ライト兄弟」のコーラス部分に。コムアイさん、

「簡単だから」

歌ってね、ということで「おおーお、おーおおおーお」とみんなが唸る声が響き渡りる。

水曜日のカンパネラ
初期の曲「ゴッホ」「マチルダ」はCD音源よりビートがバツバツ効いていて、コムアイさんの歌い方もだいぶエモくて上手になっていたような。

「見ざる聞かざる言わざる」「南方熊楠」。この辺が一番好きだった。ひたすら熱狂。ブレイクの時に「コムちゃあああん!」とか黄色い絶叫が飛びまくる。「和漢三才図絵みたい」をみんなで叫んで気持ち良い。

水曜日のカンパネラ
「すげー帰って来た感がある。味園はリハでも何やっても許される感があって。私、川崎出身なんですけどねー」

これまでノンストップでやってきてここで初めてMCするコムアイさん。川崎出身だけど大阪味園がホームのような暖かみを感じていたようだ。確かに嬉しそうにのびのびパフォーマンスしている雰囲気が伝わって来て微笑ましい。

後半戦は「シャクシャイン」から。北海道の歌だけれども東京でも大阪でもどこでも盛り上がる。「桃太郎」はremix版でコムアイさんノリノリで踊りまくっている。「メロス」ではブレイクビーツマシマシ。まさに馬のように跳ねまくるビートがイカス。

「ウランちゃん」の前に聞こえてきた曲は「ウランちゃん」のようで「ウランちゃん」ではない「BayJuke」と名付けられたインスト曲。ウランちゃんテイストの音に早口の男の声が延々と聞えてくるんだけれども、時々「ブルータス」の「ハアー」というコムアイさんの声も聞こえてくるような気がした。



で、「ウランちゃん」。これまでステージの後ろに張られていた幕が客席の方まで覆いかぶさって来て、我々でべそまわりの客は閉じ込められてしまった状態。

そこに何と言ったらいいのだろう、魚肉ソーセージみたいな膨らんだ長い筒状の布がぼよーんと膨らみステージを貫く。そこにコムアイさんがまたがって「てぃーつーわん!てぃーつーわん!てぃーつーわん!ちーつーわん!」などと叫びながら暴れるのである。皆興奮しないわけがない。あと一部ベースドラムを抜いてるところも地味にいいなー。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
コムアイさんかわいすぎ。

「愛しいものたちへ」では遂にコムアイさんがステージから離れ、「でべそ」の先端まで来て柵に登って腰かけて、観客と最も近いところでうっとりするような素敵な笑顔で僕らをじっと見つめながらゆったりと歌う。「愛しいものたちへ」の愛しいものとは僕らのことなのかと思えてしまうぐらいのエモさ。そして流れるように柵を乗り越えて観客を掻き分け奥の方へ行ってしまった。

水曜日のカンパネラ
下に台でもあるのか一段高いところで歌うコムアイさん。幕というか布はまだコムアイさんの上にある状態。更にもっと高い脚立がコムアイさんの横にズーンと設置されたのは笑ってしまった。もっと高いところに行くんかーい。

当然コムアイさんは登って行き、余裕で天井に届く状態に。

水曜日のカンパネラ
味園の天井はユニークで、六芒星(ダビデの星)状に木の柱が組み合わさっているのだけれども、コムアイさんはその柱の奥にまで顔を突っ込もうとする。もしや脚立のてっぺんに飽き足らず天井の柱にまで登り移ろうとしたのではないだろうか。

柱をいじったり柱に積もったホコリを払ったりして

「ホコリが落ちる!」

「成田山の年末すす払いかよ!」

などと下界の客が騒ぐためさすがに諦めたようだ。で、脚立のてっぺんで一休さんを歌う。



ライブでこの曲を聴くと「ああ、もうライブは終わりなんだな」という寂しさがじわじわと湧き上がってくる。この曲の後

「この曲でもう終わりなんだけど…」

とコムアイさんが言うのでああやっぱりそうなのか…と思ったら

「もう一曲やってもいいかなー!」

うおおおーん。

ということで本当のラストの曲は「マルコ・ポーロ」remixバージョン。素敵にアレンジされたイントロでは脚立の上で優雅に踊り、徐々に降りて来て再び観客の間を歌いながら渡り歩き、最後はステージ向かって上手の幕の中に消えて行った。最初から最後までひとつの完成された芸術作品であり本当に観に来てよかった。

コムアイさん、マルコ・ポーロを歌う直前だっただろうか、観客に向けて

「またどこかで会いましょう!」

「さようなら!元気でね!」

「ちゃんと食べてちゃんと寝るんだぞ!」

と叫んでいて

「ドリフかよ!」

とツッコミを受けていたけが、本当にそれがお笑い番組・子供向けアニメの最終回にありそうな言葉でちょっと寂しくなってしまった。きっとまた会えるよね。

ライブ終了後、しばし余韻に浸り、脚立に残されたコムアイさんの上着をボーっと眺めつつドリンク券の引換えでもしようかね、とドリンクバーに行く途中、後方の音響ブースにいたケンモチさんの周りに人だかりが出来ていた。

水曜日のカンパネラ
水カンがデビューしてしばらく、つい最近まで大阪在住だったケンモチさん。地元大阪のファンの方々の熱狂的なウェルカムぶりが半端なかった。

前述のとおり「シャクシャイン」は大阪でも盛り上がった…と書いたが、ガラパゴスツアーでは大阪の前に行われた札幌ではもっと盛り上がったことだろう。東京ではそれほど感じられなかった、ご当地だからこそ盛り上がる場面がそれぞれあったのではないだろうか。

札幌といえば有名なフレーズは

「ボーイズビー、アンビシャス」である。大阪では

「よーきたなー、おいでやす」

であろう。なんちて。

札幌大阪の方、すいません。

水曜日のカンパネラ

【セットリスト】

01.キイロのうた
02.かぐや姫
03.チュパカブラ
04.ライト兄弟(コーラス部分だけ)
05.ゴッホ
06.マチルダ
07.見ざる聞かざる言わざる
08.南方熊楠
MC
09.シャクシャイン
10.桃太郎(Remix)
11.メロス
12.ピカソ
13.BayJuke(INST)
14.ウランちゃん
15.愛しいものたちへ
16.一休さん
17.マルコ・ポーロ(Remix)

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