2018-04-08(Sun)

水曜日のカンパネラ「SYNCHRONICITY'18」渋谷O-EAST 2018.04.07

渋谷の円山町界隈で行われるサーキットイベント「SYNCHRONICITY」。水曜日のカンパネラは2015年以来の出演。そういえばあの時の水カンの会場は柱が邪魔で有名なduoなので最前で観た記憶がある。今回はO-EAST。

今回も最前で観るべく水カン仲間約10人で開場の時間まで並んでいると、Dir.Fさんが会場内外を行き来していたり、ケンモチさんがひょっこり顔を出したりいつもライブ中は忙しそう。

ライブ開演時はほぼ真っ暗。心臓の音と水の流れる音のみが聞こえる間は短いようで長く、コムアイさんが現れるのを待ちわびた。

最初の曲は「ゴッホ」。コムアイさんはオレンジ色の光を放つランタンを持って現れた。まだそれ以外の灯りはなく、緞帳も上がらないまま、コムアイさんは緞帳を背にして歌う。

「嬴政(えいせい)」になると緞帳が上がり強烈な白光が走り一気に眩しくなる。ステージ一面が銀色の保温シートのようなものに覆われていた。何箇所か小山のように盛り上がっている。

「メロス」になると更に様々な照明器具が動き出してステージの世界観が一層深まった。

今回はライブ初披露の「見ざる聞かざる言わざる」を観ることが出来た。日光東照宮の三猿をネタにした栃木ご当地ソングと言ってよい。栃木出身の僕歓喜。

コムアイさんは歌いながらステージの銀色の山になってる部分を潰す。ドラムとか使わない機材でも隠しているのだろうかと思っていたが、中からはキリンやパンダ、シマウマなどのバルーンがたくさん入っていて、何気にカワイイ。「ピカソ」ではキリンを抱いて椅子に座って歌っていた。曲の終わりにキリンをポイっとフロアに放り投げ、「世阿弥」に。

ラストの曲は「一休さん」。もう一つキリンのバルーンを抱きしめ、ステージを飛び出し観客を掻き分け、フロアの真ん中あたりまで突入して歌うコムアイさん。ボールに入ったり輿に乗ったりせず単騎で突っ込んで行くこの感じ、久しぶりである。

水曜日のカンパネラ
曲の終盤でステージに戻って来て、銀色のシートを剥がしまくりながら歌い、踊り、最後はキリンを最前真ん中にいた水カン仲間の女の子に渡してライブ終了。

水曜日のカンパネラ
コムアイさん、ヒソヒソ声で「もらって!もらって!」と言っていたんだそう。

今日のライブは明らかに今までのものとは違う新しいライブであった。舞台の演出も今までのものとはガラッと変わり、コムアイさんの演じ方もまた違った綺麗さであった。表情一つも「この時はこの笑顔」みたいに考えられていたように思える。

水曜日のカンパネラの後はO-WESTでchaiを観た。観終わってO-WESTを出た時に文太さんといるコムアイとバッタリ。

「ご無沙汰してます~」

と言ってくれて握手してもらってしまった。どうやらコムアイさんもchaiを観ていたらしい。これこそまさにシンクロニシティ。なんちて。

【セットリスト】

1.ゴッホ
2.嬴政
3.メロス
4.オードリー
5.見ざる聞かざる言わざる
6.ピカソ
7.一休さん

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2018-04-05(Thu)

卒業します!

息子・タクが小学校を卒業。

よその子の成長は早いというが、自分の子だって早い。

赤ちゃんの頃、コロコロと動き回るさまがかわいくて「小動物みたいだね」と嫁と笑っていたこと、叱られるとタクはいじけて部屋の隅っこで背中を向けて体育座りしていたこと、スヌーピーのライナスよろしくいつもタオルを持っていて、口に当ててふんふんしていたこと、そのタオルをしょっちゅうなくすためその都度探す羽目になったことが数え切れないこと…などが走馬灯のように蘇った。

そんなタクが今日、こんな立派なスーツを着て…、卒業式に出かける朝、着替えているタクを眺めながらしみじみしていた。ところが…。

卒業式
子供用によくある、こういうネクタイ付きのシャツ。あらかじめ結び目ができていて、ヒモを首の後ろに回してフックで止めるやつ。いちいち結ばなくてよい親切設計なのに、タクは何故か一旦ほどかなければいけないと思ったらしく、わざわざ結び目を縫い付けた糸までもブチブチっと切ってしまいビックリ仰天クリビツテンギョー。

「はあああ?あんたなにやってんのよー!なんで?なんでそんなことすんの?」

それを見た嫁さん絶叫。糸もブチ切れ、嫁もブチ切れである。おめでたい晴れの門出があっという間に修羅場になってしまった。小学生生活最後の最後でこのお馬鹿ぶり。卒業式というけれどいったい何を卒業するというのか!しかしもう登校時間が迫っていて、そんな忙しい時にタクを責めてもしょうがない。

「こんな時にキンキン声出さないでくれ!僕がネクタイさせるから!」

僕は必死に嫁をなだめた。君と僕とはネクタイ関係。なんちて。僕のネクタイをタクに結んでやった。多少長いがしょうがない。

そんなドタバタがあって卒業式。嫁はビデオカメラを、僕は一眼を持って撮影しながら見ていた(娘・Rは中学校)。タクだけじゃなくて、知っている子達の立派な姿を見ると泣けてくる。

卒業証書授与が終わり、来賓の挨拶なども終わると、

「ぼくたち!」

「わたぁしたちは!」

「そつぎょうします!」

というアレ。子供達自身の言葉ではないので白々しいし、やらされ感たっぷりなので僕は小学生の頃から嫌で嫌で仕方がなかった。でも21世紀になってもまだ続いている。儀式的なものとして必須なのだろうか。

式の終わり近く、みんなで歌っている時にとある女の子の涙がポロポロと。その隣にいたクラス一のイケメン君がサッとハンカチを渡していた。気配りもイケメンである。

式の後、子供達は校舎に戻り、最後のホームルームが終わって校庭に出て来た。そこで子供達や親、先生方、みんなワイワイ話したり写真を撮ったり。開花が異様に早くてもう3分ぐらい咲いている桜の木々と撮るのがいい感じである。

僕もタクのクラスメートや先生などに声をかけてタクと写真を撮ってもらった。僕と嫁とタク3人の写真は友達のママさんに撮ってもらった。

「ワタシとタクの写真撮って」

嫁とタクの写真は校門で。タクは少し照れ臭そうだったが

「タク、パパとも撮ろうぜ」

と誘うと

「えー!どんなポーズで?」

などと言うので

卒業式
ポプテピピック的なポーズで嫁に撮ってもらった。さらに

「Dちゃんとタクの写真も撮ってよ!」

と嫁が言う。Dちゃんとはタクの友達ではなく先生である。D先生と呼べきであるが超カワイイ美人先生なのでそう呼んでしまう。嫁はDちゃんのことが大好きのようだ。もちろん僕も大好きであり、僕のみならず父兄のオヤジ共に大人気である。Dちゃんとは色々思い出がある…といっても学校行事とか町内行事の手伝いとか、ごくまれにあった保護者達と先生方の飲みぐらいの思い出だけど。

「はいチーズ」

Dちゃんとタクを撮った。もうDちゃんに会えるのも最後だろうか。いや、また運動会とか餅つき大会とか学校行事に来れば会えるはずだ。タクが卒業した今、思いっきり部外者であり不審者だけどまあ大丈夫だろう(何が)。

そんなことを考え学校を後にして…。

4月1日。Dちゃんが他の学校に異動でびっくり仰天!ああ、なんということだ…。

クリビツテンギョーなクリビツソツギョーでしたとさ。なんちて。

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2018-03-01(Thu)

栃木県宇都宮市徳次郎遊郭跡地を歩き、「性神の館」を見学する。

栃木県宇都宮市の北部にある徳次郎(とくじら)。

奈良時代、日光に勢力を持っていた久次良(くじら)氏の一族がこの地に出て来て、本家と区別するために「外の久次良」→「外久次良」→「とくじら」となったという。

室町時代末期から江戸時代はじめごろまで刀鍛冶集団がこの地で作刀した刀剣が現存する。また、かつて大谷石に似た「徳次郎石」が採掘され、それを用いた蔵などが近隣に残っている。

江戸時代、日光街道が整備されてからは宿場町として発展し、亀屋・福島屋・松岡屋・米屋・和泉屋・亀沢屋・大黒屋などの飯盛り旅籠が出来、のちの遊郭のルーツとなる。

徳次郎遊郭(新地)がいつ出来たかは調べられなかったが、日光街道から少し東に外れたところに造られ、1956(昭和31)年の売春防止法の制定により消滅した。妓楼は富永楼・松岡楼(のちに逸富楼)・亀楼・斉藤楼の4軒があった。その跡地を訪ねてみた。


宇都宮の中心部から国道119号線(日光街道)を北に。車で30分くらいでバーミヤンがある徳次郎交差点。右折し国道293号線を東に進むとすぐ、道路の北側に遊郭があった。

徳次郎遊郭
「明日に伝えたい富屋の郷土誌」より

徳次郎遊郭
国土地理院サイトより空中写真。1948(昭和23)年。

徳次郎遊郭
同じく1961年(昭和36)年。

徳次郎遊郭
「大日本職業別明細図 宇都宮市 城山村 徳次郎 石橋町」(1929年:昭和4年)には「遊廓」と記されている(左側が北の方角)。

徳次郎遊郭
現在は園芸用土製造販売会社や食品問屋会社などの敷地になっていて、遊郭の面影は全くない。

徳次郎遊郭

徳次郎遊郭

徳次郎遊郭
遊郭の入口があったところには普通の民家が建っていた。

徳次郎遊郭
裏側から。

徳次郎遊郭
遊郭の東側から北に伸びる道、「大網道」を歩く。おっぱいのように見える山。遊郭内の妓楼の窓からも見えたのではないだろうか。

徳次郎遊郭
左のおっぱいあたりにある毘沙門山の毘沙門天神社。徳次郎遊郭に売り飛ばされて来た遊女により作られ、歌い継がれてきた「徳次郎節」の歌詞に毘沙門山があることから、何か遊郭と関係するものがあるかと思って来てみたが特に何も見当たらなかった。

徳次郎交差点に戻り、今度は西に行くと

性神の館
「性神の館」というビザールな博物館がある。

性神の館
入口からしてコレである。

性神の館
トゥナイト2の山本晋也監督は4時間もかけてじっくり見学したという。

性神の館は梅宮辰夫から邪悪さを抜いたようなルックスの館長さんとその奥さんのふたりで運営しており、

性神の館
受付で奥さんに入場料を払いチケットをもらうと、館長さんがつきっきりで館内を案内してくれる。その間、エロネタを交えた愉快な解説が途切れることはない。

性神の館

性神の館
まずは男根や女陰を祀った神社や道祖神・石神・お祭りなどの説明。モルゲッソヨ的なインパクトに圧倒されるが、性に関する(特に男根・女陰をオブジェ化した)信仰・風習・文化に関するものを中心に展示してあり、エロ目線というより民俗学的な観点のものが多い。だから秘宝館ではなくあくまでも博物館と名乗っているのであろう。

客の出身地を聞いて、あなたの県にはこんなお祭り(ちんこ型の神輿を担いだり、ちんこオブジェをこすったりする類)をがありますよ、ということも資料を見せながら教えてくれる。

世界の性の信仰についても様々な展示物と説明がある。館長さんはヒンドゥー教の寺院、カジュラホに行き、そこにびっしりと刻まれている様々な男女のまぐわい像(男女交合像:ミトゥナ)を撮りまくってきたのだという。

性神の館
これはフィリピンのチンコ・パイオツ系の工芸品。ウィークエンダーっぽいのがあったのでつい撮ってしまった。

更には大人のおもちゃの歴史や体位四十八手についても。体位解説の絵が壁に貼ってあり、館長さんがそのうちのひとつ、横から入れている系の体位を指して曰く、

「これなんかは来年、皇太子殿下が絶対やることですよ。側位(即位)」

とか

「今の天皇陛下にも大変関わりのあるテーマですね。体位(退位)」

オヤジギャグがキレキレであった。天皇陛下万歳的な人が聞いたらブチ切れるんじゃないだろうか。

驚くべきことはこれだけではなく、喜多川歌麿の浮世絵の原画が展示されていた。失礼だが本物なのだろうか…。

館長さんの怒涛のレクチャーで館内をひと回り。時間は20分ほどか。最後はソープランドの待合室のような、古ぼけたソファが並んだ部屋に通される。ここで10分ぐらいのビデオを鑑賞するという。真面目系のビデオと不真面目系のビデオの2択。真面目系は先程にも書いたインドの寺院のビデオだという。しかし僕はつい

「不真面目系で」

と言ってしまい、始まったビデオは

性神の館
「桃尻ナースの裏筋クリニック ナマで何度も注射して…」(五十嵐こずえ)

という出演者のルックスやファッションからバブル時代の匂いがプンプンするエロビデオであった。スマホで検索したら1992年物。どうりで。逆に古すぎて卑猥だったが、

「いやあん」

「ああーん」

という馬鹿でかいあえぎ声の中、大部屋でひとりポツンと観ているのは結構キツかった。男優、早くイってくれないかなあ…と早く時間が流れることを願った。せっかくだからここでしか観れない館長さんオリジナル作品の方がよかったと後悔。

ビデオが終わると自由行動である。館内を自由に見学でき、写真撮影もOK。出口の脇にはお土産コーナーがある。もちろん扱っているのはアダルトグッズ中心。中にはあやしい精力剤や媚薬みたいなものも。さながら大人のおもちゃ屋である。

館長の奥さんが

「コレ買った人がね、ロトシックスで50万円ぐらい当てたのよ!」

ウソかホントかしきりにすすめてくるお守りを購入した。

性神の館

性神の館
パッケージ。思い付いたフレーズを片っ端から書きまくったような文のとっ散らかりよう。

性神の館
開けてみる。

性神の館
さらに開けてみると…うん。もうこのカタチ、館内で散々見まくったので「もうええわ!」って感じになった。

帰り際に館長さんに

「この辺に遊郭があったと聞いたのですが」

と聞いてみたら

「そうですね!徳次郎遊郭といって、徳次郎というのは日光の…」

さすがにご存知で、冒頭に書いたような徳次郎の地名の由来を説明してくれ、あと

「バーミヤンのあたりがそうですよ」

場所もざっくりと教えてくれた。

内容が内容なだけに、アレな画像をたくさん載せてしまったが、

こんな卑猥なものを見せないで!とか

とくじら立てないで欲しい。なんちて

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2018-02-28(Wed)

栃木県日光市今市遊郭跡を歩く

栃木県日光市今市。

かつては栃木県今市市であったが、旧・日光市や近隣の町村と合併し、栃木県の1/4の面積を占める広大な新・日光市となった。結果、「市」としての今市は消滅し、現在は日光市の一部となっている。

「世界遺産」、「日光を見ずに結構と言うなかれ」等、栃木県よりもネームバリューがある日光に比べ、今市は日光街道において日光の手前の街であり、有名なモノはあまりない。強いて言えば

「イマイチだなー」

と言いたい時に

「日光の手前だなー」

というギャグが一番有名である。しかし魅力のない街はない。今市にはかつて遊郭があった。場所は現在の上今市駅のすぐそばにあった。


「朝日町新地」とも呼ばれていたらしい。

1907(明治40)年発行の「栃木県営業便覧」には「大出楼」「大出楼支店」「巴楼」「開盛楼」の4つの妓楼が記載されている。

今市遊郭
1922(大正11)年、松井天山による「栃木県今市町鳥瞰図」には「栄楼」「今市楼」が加わり6軒が描かれている。

1911(明治44)年ごろから1910年代前半(大正時代の始め)にかけて、東京への電力の供給のために設立された鬼怒川水力電気株式会社(ちなみに当時の小田急電鉄の親会社)によるダム建築工事があり、その前線基地となった今市は工事開始とともに異常な活気と好景気に覆われ、遊郭も繁昌したという。

また、1930(昭和5)年発行の「全国遊廓案内」には

「日光が近いのと鬼怒川温泉に近いので日光の遊覧客や、鬼怒川温泉の湯治客で可成今市は賑わっている」

と書かれている。

今市遊郭
現在は住宅や材木置き場になっており全く面影はない。普通の住宅地のわりには少し幅が広めに思える真ん中の道路が辛うじて遊郭の区画の名残りと言えるかもしれない。

今市遊郭
左手前にある元商店っぽい建物は、もちろん遊郭の時代からあったものではないが、気になって古い住宅地図を調べてみたら左から「斉藤菓子屋」「斉藤食料品屋」と記されていた。駄菓子屋さんとパン屋さん的なお店だったのかもしれない。

今市遊郭
画像右奥、電柱と建物の間に見えるのは栃木の名山・男体山。画像では分かり辛いが実際は結構「どーん」と雄大な姿で壮観である。妓楼の窓からの眺めも良かったのではないだろうか。

今市遊郭
遊郭エリアの端にお稲荷さんがあった。

他に遊郭跡に特筆すべきものはないので、今市市街を散策。

今市遊郭
レコードショップ。外観は30年ぐらい何も変わってなさそう。

今市遊郭
おもちゃこでら。なんかこういうのを見ると、幼き頃親と一緒におもちゃ屋に来て、買ってもらう時のドキドキワクワクバクバク感を思い出して泣きたくなってくる。

今市遊郭
こぢんまりしたゲーセン(跡)。古い民家にくっついているのが面白い。

今市遊郭
カオルの手造り定食。どんなんだろ。

今市遊郭
スナックDULCE(ドゥルセ)。寒々とした木々が幸薄そうな女性の顔に見える写真がいとをかし。

今市遊郭
ニノキンこと二宮金次郎a.k.a.二宮尊徳を祀る報徳二宮神社参道にあるスナックはじらい。はじらい…既に失って久しいもの。取り戻したくても出来ないものにノスタルジーを感じるのだ。

今市遊郭
道の駅、「ニコニコ本陣」内に貼ってあった、イベント「名画ニッコウ座」のポスター。2018年3月9日、10日、無類の映画好きで知られる水曜日のカンパネラ・コムアイさんが厳選した映画を無料で上映するという。「日光サードプレイス」という地域イベントとも連動しているようだ。

今市遊郭
コムアイさんが訪れたという「純喫茶アラジン」。喫茶店の1階はモダンな感じだけれども、2階が日本家屋丸出しなのが面白い。

今市遊郭
アラジンの向かい側にある「おいしい いまいちの水」。日光連山のふもとであるこの地、水が美味しいことは想像に難くないが、名前のせいで美味しさがイマイチに思えてしまうのは気の毒である。

今市遊郭
ニコニコ本陣の隣にある喫茶店「日光珈琲 玉藻小路」。明治時代の連れ込み宿を改装したお店ということで、遊郭関連を調べている者としては連れ込み宿は大変興味があるが、残念ながら時間がなくて今回は入店ならず。

今市遊郭

今市遊郭
昼食は餃子の正嗣で食べた。日光や今市ではなく宇都宮の名物であるが、宇都宮の本店だと死ぬほど並ばされる。今市店はそれほどでもないのでおすすめである。勿論餃子は美味しい。

日が暮れるまで今市を散策してみたが、先程書いた「名画ニッコウ座」のために来月再び訪れる予定である。

今市だけに、いまいちど訪れるでしょう。なんちて。

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2018-02-22(Thu)

永久に愛す。

娘・R(中二)は韓国のアイドルグループ「TWICE」が大好きだ。

メンバーには韓国人だけではなく日本人と台湾人もいるが、拠点は韓国である。ちなみに僕は台湾人のツウィちゃんという子が好きである。

そのTWICEをテーマにしたカフェ「TWICE Candy Pop CAFE」に行って来た。場所は渋谷のLOFTの中で、2月から3月頭までの期間限定。TWICEカフェのサイト上で事前予約する完全予約制。Rが

「行きたい行きたい」

と騒ぎ出したのがちょっと遅かったようで、予約を取ろうとした時には既に土日の空席が少なくなっていた。嫁と僕のいずれかが連れて行ってやらなければならないので平日はまず無理なのだ。

嫁と相談してようやく僕が連れて行けそうな17日土曜日の昼、2人分だけ空いていたので予約を取った。ウチから渋谷まで電車で約30分、乗り換えは1回のみ。Rも中二だし最悪ひとりでも電車で行けそうなものであるが、Rはまったく電車が分からないのである。最寄り駅のホームでまずどっち方面の電車に乗ればいいかすら怪しい。

僕が中二のころは栃木の田舎から電車を乗り継いで秋葉原でラジカセを買いに行ったりしたものだが育て方を間違えてしまった…。

それはそれとしてRと渋谷デートが出来ることになった僕は秘かにウキウキウェイクミーアップしていたら、

「R、パパと行くよりお友達と行く方が楽しくない?」

「AちゃんもTWICE好きでしょ」

「Aちゃん誘ったら?」

嫁がたたみかけるように妨害してきた。

「別にパパとでいいけど…」

Rが僕を援護してくれて涙が出そうになったが

「Aちゃん誘おうよ!ラインしなさい」

動き出した嫁が止まらないので

「僕もRと行きたい」

恥も外聞もなく嫁に腹の内を明かしたが、

「Rといたら不審者に思われるでしょ!」

全てを捨てて山に篭りたくなった。

で、当日。僕はRとAちゃんを連れて渋谷に行くことになった。まあいいけどさ…。

Aちゃんは僕も時々会ったことがあるよい子なので安心である。移動中、Aちゃんは教科書を出して勉強を始めた。やっぱり偉い子!それに比べてRは…ボーっとしていた。やはり育て方を間違えてしまった…。

渋谷に着くと

「しぶやだ!スクランブル交差点だ!いつもニュースで映るやつだ!」

とテンションが高まる中二ふたり。西武百貨店の壁に掛かるキムタクの巨大広告を見ては

「キムタクだ!」

と叫ぶしショーウィンドーにあるマネキンを見ては

「マネキンだ!」

と叫ぶ。マネキンぐらい練馬の西友にもあるだろ。おのぼりさん丸出し。

TWICEカフェ

TWICEカフェ

TWICEカフェ

で、TWICEカフェに到着。

「かわいい!」

「メンバーのサインだ!」

ふたりのテンションはますます高まり店内の様子をRはタブレットで写真撮りまくるし、Aちゃんは3DSで撮っていた。ふたりともまだスマホは持っていない。なんかカワイイ。

お客さんはR達のような中学生ぐらいの女の子が多かった。ローティーンがメイン客層な感じであり、おっさんの僕としては完全なアウェイな空間であるが、中にはひとりでパフェ食ってる男性や、僕のように付き添いで来ているパパもいて少しだけ心強くなった。

とはいえ予約したのは2席のみなので僕は店内に入れない。

「このふたりを」

と店員に予約チケットを見せ、R達が席に案内されるのを見送って一旦店を離れた。店の外からずっと見守っていたかったがそれこそ不審者なので。一応

「変な人に声かけられても『パパと来てるから』って言うんだぞ!」

と念押しはしておいたがRには鼻で笑われた。お父さんは心配症なのである。

しばらくヒマになったので渋谷の街をうろついてみた。TWICEはCDが出たばかりなのでタワレコとかのフリーペーパーに載ってたり販促チラシがあったりしないかなー、あればR達にあげようと思ってタワレコとツタヤを見てみたが無くて、代わりに母の好きな氷川きよしのチラシは見つかった。今度実家帰る時に持って行くか…。

帰る時間になったので店に戻ると、

「おいしかったー!」

「たのしかったー!」

ふたりはニコニコして出て来た。

「何頼んだの?」

「パフェ!あとフルーツティー!」

「ピザ!」

お腹いっぱいになったようだ。グッズも買っていて、ランダムカンバッジ(封されていてメンバーの誰のバッジかは分からない)を出して

「開封式やろう!」

とか言い出し

「わー!○○だー!Aちゃん○○ペンだからあげるよ!」

「え、ほんと!」

店から出ても盛り上がっていた。「○○ペン」の「ペン」とは韓国のアイドルファンの間でよく使われる用語で、アイドルオタク用語で言うところの「○○推し」。メンバーの中では○○のファン、という意味である。「ファン」を韓国風に言うと「ペン」になるらしい。

そしてアイドルオタク用語で「箱押し」、つまり特定のメンバーが好きなのではなくグループ全体が好きなのだ、ということは「オールペン」と呼ぶ。で、Rが言うには

「Aちゃん○○ペン、わたしオールペン」

なんだそうだ。ピコ太郎かよ。でも○○のバッジが出てすぐAちゃんに譲ったのはパパちょっと感心したぞ。

帰り道、Aちゃんと喋った。R以外の中学生女子ってどんなこと喋るんだろうと思ったら

「駅前に最近出来たラーメン屋さん、チャーハンがめっちゃ油っぽいから気をつけてね」

ラーメンマニアのオッサンかよ。

お店の中で変なやつに声をかけられたとか、それも聞いてみたが

「寄って来る人いなかったよー」

とのことで安心した。ふたりとも可愛いのでガールハント(死語)されないか心配であったよ。

韓国ガールズアイドルだけに、

ガール半島!なんちて。

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