2014-10-24(Fri)

水曜日のカンパネラ「高岡まつり2014秋~宝の島の歌姫たち~」渋谷TSUTAYA O-nest 2014.10.23

ライターで編集者の高岡洋詞さんが宝島で担当しているリレー形式の連載コラムがあり、そこで執筆している水曜日のカンパネラ、おおたえみり、カリスマドットコムの3組を集めたイベント。

TENGAが協賛のようで、入場待ちをしている時に

「無料でお配りしてますよー」

とTENGAブースから声がかかるのだが、モノがモノだけになかなか「では」と言う人が現れなず、僕が

TENGA
「このぶっといの下さい」

遠慮なくいただきマンモスすると、後から貰う人が続くようになった。TENGAはオシャレでオープンな感じがいい。ただいかがわしさがない分エロスに欠けるような。昔「ポケマン」という名の同様の製品があって(以下自粛)。

ライブは水曜日のカンパネラがトップバッター。ミュージックステーションのオープニング曲が流れてきて

「ミュージックステーション初登場の水曜日のカンパネラです」

水曜日のカンパネラ
というトボけた登場のコムアイさん。1曲目は「カンフー・レディー」ちなみにミュージックステーションは出てみたいが観たことはないという。

水曜日のカンパネラ
2曲目は農耕ファンク、「デーメーテール」。そうか、これはファンクだったのか。なんとなくちょっとアイドルソングっぽくって好き。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
利休インダハウス、「千利休」。2番の出だしで歌詞が詰まるも、みんな親指を立ててぐりぐり動かして盛り上がる。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
水曜日のカンパネラが昔話をネタにするとこうなる、「桃太郎」。

「祖父母の怒りを買い、家を出された太郎少年…」

今日はナレーション部分が女子アナ風なのが面白い。キビダーンの振り付けや「魂の16連射」のフリを、前にたくさんいたカリスマファンの方々もこぞってマネをしていて一体感が生まれた。一方でコム太郎さん、

「鬼ヶ島だけは勘弁しろよなー!」

巻き舌でちょっとガラが悪くなることも。

水曜日のカンパネラ
MCでは、今日はテンガッチという変なサングラスをかけた人が来ていて、じゃんけんに勝つとTENGAをもらえます、ということをお知らせ。

そしてコムアイさんはなんとTENGAを噛んでみたという。触感が最高らしい。噛んでみるというのは男には思い付かないことである。男だったら突っ込む発想しかない。

水曜日のカンパネラ
高岡まつりということで、まつりの提灯に似合いそうな曲「お七」。「人情人情!」「江戸前江戸前!」のコールアンドレスポンスをしていたら突然曲がカットアウトカットし、「マリー・アントワネット」のイントロに繋がった。

水曜日のカンパネラ
この日コムアイさんが投げたお菓子はホワイトロリータ。投げてる途中で自分も客席に飛び込んでしまって

「フランス革命!」

「お菓子を食べればいいじゃない!」

と存分にお菓子を投げまくった後

「つい出てしまった」

とやり切った感を漂わせつつ戻って来た。

水曜日のカンパネラ
今日はキン肉マンのマスク、モスラの卵、ちゃぶ台、茶筅…といった小道具達が随分増えたなあという感じでずらりと並べられていて、更に「じゃがりこ」もあり、ジャガイモだから「インカ」の小道具に違いない!と期待していたら

「インカをやるだろうと騙される人がいるから置いとけって言われた」

とのことでインカはやらず。イケズ。じゃがりこどころかマリー・アントワネットのスケッチブックとお菓子以外全部使わなかったけど。キンキラキンのガウンも出ていたのだけれども、これも使わず。このガウンは控室にぐしゃぐしゃになっていたので、カリスマドットコムのおふたりがアイロンがけしてあげたんだという。その間コムアイさんは必死で「ドラキュラ」の歌詞を覚えていたんだとか。

で、最後に初披露の新曲「ドラキュラ」。ファーストアルバム「クロールと逆上がり」に戻ったような、ケンモチさんの人懐こいギターが全開のほのぼのサウンド。クレプスキュールから出ていたCATHY CLARETという女性スパニッシュシンガーの曲を思い出させる牧歌的な雰囲気。コムアイさんの歌も、いつの間にこんなに上手くなったんだっていうぐらいキレイな歌声で感動してしまうのだが、歌詞が

水曜日のカンパネラ
「血ぃ吸うたろかー、お前の、血ぃ吸うたろかー」

という間寛平ノリなのでそのギャップがタマランチ会長。

今日のセットリストは安眠豆腐から1曲、demo5の2曲に、まだ発売されていない新アルバムから2曲、昨年以前の旧曲は2曲だけ、というものすごいハイペースでの新曲への移行なのに加え、コムアイさんの表現力も目を見張るほど豊かになっていて、新曲という新しい武器を見事に使いこなして更にパワーアップするコムアイさんが今後も楽しみだ。

3組それぞれのライブの間にトークショーもあり、こちらも楽しめた。トーク中、フロアの客を掻き分けてくる謎の人物が現れ…
水曜日のカンパネラ
あっこの人がテンガッチだ!正体は一体誰なんだ!全く分からない!ていうかクルミちゃん(クルミクロニクル)のパーカー着てTENGA配るってどうなの!

テンガッチはそこらのお客に片っ端からじゃんけん勝負を挑み、TENGAを配っていた。僕もテンガッチとじゃんけんをしたら勝ってしまったので

水曜日のカンパネラ
たまご型のTENGAをいただいた。なんてカワイイデザインなんだろう。

全てのライブが終了した後の帰り際、コムアイさんに

「テンガッチ、ありがとう!」

とお礼を言ったら

「違う人ですんで」

と返されてしまいましたとさ。

【セットリスト】

1.カンフー・レディー
2.デーメーテール
3.千利休
4.桃太郎
5.お七
6.マリー・アントワネット
7.ドラキュラ

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2014-10-21(Tue)

ねぎねぎねぎっ娘。

夕暮れ時も過ぎて外が暗くなったころ、僕は息子・タク(9才)とふたりで家にいた。

嫁と娘・R(11才)は買い物に出掛けていたのだ。そろそろ帰って来る頃だろうか、などと思い始めた頃、外で

「ずべっ」

みたいな音がして、嫁の

「大丈夫?」

という声が聞こえた。

なんだどうした、と窓から頭を出してみたが、ふたりはすぐウチの中に入って来た。

「ころんだ」

Rは悲しそうな顔をして言った。そして何故か1本のネギを持っていた。

「Negiccoかお前は」

Negicco(ねぎっこ)とは、新潟の特産物「やわはだねぎ」をPRするために生まれたアイドルである。新潟が本拠地だが、東京にも頻繁にやって来てライブをしているので、彼女らのファンの僕はしょっちゅう行ってしまっている。今は垢抜けた渋谷系オシャレアイドル路線だけれども、たまにネギを振り回して歌ってたりしている。以前それを観て僕が

「それも『やわはだねぎ』なんですか?」

と聞いたら

「東京では『やわはだねぎ』はあんまり売ってないんで、埼玉産とか使ってます」

とのことであった。確かに下仁田ネギとか深谷ネギとかと比べて全然聞いたことないしなあと思ったものである。


Negicco/フェスティバルで会いましょう

話を戻す。

とりあえず

「Negiccoかお前は」

まずひとつめのツッコミを入れた後、

「怪我は?それにそのネギは?」

ふたつみっつとツッコミどころが満載なので質問攻めにしてしまった。嫁が言うには、

「買い物の持ち運びの手伝いでネギを持ったまま走ってたらものの見事に転んだ」

ということらしい。なんというドジッ子な。

幸いケガは親指をちょっと擦りむいた程度であったので

「ちゃんと洗っときな。しみるけどね」

と言いつけ、ネギを見てみると

やわはだねぎ
「あらー、傷ついで砂が付いちゃってるじゃないの」

「大丈夫よだよ、洗ってちょっとだけ削れば…」

と嫁。そうか。傷は浅いか。よかったよかった…と、ふとネギに付いたラベルを見てみると

やわはだねぎ
「おおおおおおー!『やわはだねぎ』じゃないか!」

うわー。まさかNegiccoが推奨する正真正銘のやわはだねぎだったとは…。僕、見るの2度目だ…。それをRがすっ転んで地べたにぶちまけていたとは。なんという罰当たりな。

「コレ、Negiccoのネギなんだよ!大事なんだよ!」

とRに説教を始めたら

「あっそー」

ものの見事に呆れられてしまい、あらー、やってもうた。普通の親だったらケガの心配やお手伝いをしたことをいたわるべきであろう。

ネギだけにねぎらってねー、みたいな。

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2014-10-19(Sun)

GAME OR DIE

息子・タク(9才)が、一番仲がいい友達の男の子とポケモンカードで遊ぼうとして電話したら今日はダメと言われたらしい。

その男の子はタクの唯一のポケモンカード友達なのだが、最近ニンテンドー3DSを買ってもらったらしく、カードゲームより徐々に妖怪ウォッチなどのゲームに興味が移ってきているらしい。寂しいことである。

じゃあタクにもDS買ってやればいいじゃん、ということになるのだけれども、タクも娘・R(11才)も日頃からまるで計画性がない。

たとえば、今日はパパにとしまえんに連れてってもらいたいから、朝ごはんを食べたらすぐ宿題とピアノの練習をやって11時までに終わらせよう…というような自分で時間の使い方を考えて行動することがまったく出来ないのだ。

休日の朝など放っておくと、昼になってもパジャマのままで朝ごはんをタラダラ食べていたりする。そんな流されるままの子供たちにゲーム機を与えたら「ゲームは1日1時間」という高橋名人の教えなどまるで効き目がないだろう。宿題も何もやらずにずっとやってるに決まっている。

そんなわけで自ら計画的な行動を起こせるようにならない限りゲーム機は買い与えない、というのが僕と嫁の考えだ。

しかし、前述のとおり買ってもらっている子供がどんどん増えて、持ってない方が少数派になっているみたいなので、僕や嫁の考え方が古いのだろうか…という不安にもなっている。

日頃からタクにおねだりされる嫁は、僕より迷っていたのだろう。ある日、嫁がノートを開いて見せてきた。それは、タクがクラスメイト全員に

「ゲーム機を持っているかどうか」

をアンケートした結果だった。嫁が聞いて来いと言ったらしい。ノートにはタクの字でクラスメイト全員の名前が書いてあり、その横にそれぞれ「○」か「×」の印が付いていた。

「○がついてるのはー、いち、にー、さん…」

数えてみたら、クラスメイト30人中、ゲーム機を持っているのは20人。所持率66%!3人に2人が持っている!小学3年生でこれは高い率なのでは、と感じた。僕としては3人にひとりぐらいが持ってる程度だろうという感覚だったが逆であった。

持っていないクラスメイトはタクを含めて10人。若干女の子の方が多い。タクは持っていない理由も聞いていた。「×」が付いている子ひとりひとりの理由を嫁が説明する。

「まず○○くん!キャプテン翼ばりのサッカーバカだからゲームにまるで興味がなし!」

「ひえー」

「△△ちゃん!芸能事務所に入ってて、レッスンや仕事が大変でゲームなんて頭にない!」

「はあー」

次から次へと聞かされるが、持っていない子というのは単に必要がないからであって、

「つまり、欲しいのに買ってもらってないのはウチのタクだけ!という結果になりました!」

「ほげえええ!」

一応我が家の教育方針ということでゲーム機買わない派を貫いてきたが、ウチが思いっきりマイノリティだという結果を突きつけられてしまうと、それってどーなのよねー…、ウチが偏ってるのかなー、という迷いが生じ、じっと嫁を見つめると嫁もたぶん同じことを考えているのだろう、そんな目で僕を見つめ返した。久しぶりに嫁と目と目で通じ合うー♪。かーすかにー、うん、色っぽ…くはない。別に。

「みんな持ってるんだよう。ないのはボクだけなんだよう。買ってよう」

とタクはおねだりする。「みんな持ってるから」というのは根拠もなくおねだりに使う常套句であるが、この場合はちゃんと根拠となるデータを元に言っているのだから真実なのだ。この言葉は重い。すると嫁は

「うーん、じゃあ、サンタさんに頼んでみたらあ…?」

と目を泳がせ、僕をチラッチラッと見ながら言った。あああ、遂に嫁が折れてしまった。はいはい分かりましたよ。嫁、GOを出す人、僕、トイザらスに買いに行く人。

これで遂にウチの子らもゲーム機デビューか…本体もソフトも高いが、ポケモンカードも短いスパンで次々と新作が出て、その都度レアカードを求めて買い続けなければならないのでこちらも結構金がかかるのだ。

カードはひとパック5枚入りで160円ほどである。単価は安いが、欲しいカードが出るまで買い続けなければならない。何千円ぶん買っても出ないことが多い。僕はそれが嫌なのだ。タクがなけなしの小遣いをはたいてもハズレカードしか出ず、悲しそうな顔をしていて金ドブ感が半端ないのだ。

これを期に、カードからは足を洗ってもらった方が無駄遣いもなくなるし精神衛生上にも良い。結果オーライだけど、そっちのほうがいいなあ…と思えてきた。

あ、しかし、必ずしもゲーム機にはまったからといってカードは飽きるとは限らないのか。両方はまってしまったらどうしよう…。

カード名だけに、カード(過度)な期待は禁物?なんちて。

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2014-10-16(Thu)

水曜日のカンパネラ「J-WAVE TOKYO REAL-EYES "LIVE SUPERNOVA"vol.96」渋谷・TSUTAYA O-nest 2014.10.16

J-WAVEの番組「TOKYO REAL-EYES」プロデュースの招待制ライブ。

申し込んだら当選ハガキが来たのでヒャッホーと渋谷の円山町、ラブホ街ど真ん中のO-nestへ行った。

出演者は、ななみ・桐嶋ノドカ・水曜日のカンパネラの順。このライブの様子は金曜日の23:00からJ-WAVEで、またauの配信サイト(だったかな?)でも映像が観れるようになるらしい。そんなわけで撮影禁止だったので今日は画像なし。

コムアイさんはフロアの後ろの扉から現れた。キン肉マンのマスクをかぶり、スタッフの方が紙吹雪を撒きながらぎゅうぎゅうの観客を突っ切ってフロアに上がる。

「こんにちは」

とマスクを脱いで「二階堂マリ」からスタート。紙吹雪を撒きながら歌い、ほぼノンストップで2曲目「デーメーテール」に繋ぐ。今までありそうでなかったピアノが跳ねるハウスで、作曲のケンモチさん、次から次へとどれだけ名曲が続くのか、と驚いた。今聴くとなんだかちょっと恥ずかしいストック・エイトケン・ウォーターマンサウンドをほのかに思い出させるこの曲は、コムアイさんがカワイイ振り付けをして歌えばカイリー・ミノーグのようなアイドルソングになる!(しないだろうけど)

2曲終えたところで挨拶。今日初めて観た、という人が多くてコムアイさんが喜び、

「名前はアレなんですけど、内容もアレなんで…」

と自己紹介すると、どわははは、と笑い声が上がった。

3曲目が「桃太郎」。観るたびに振り付けや表情が違っていて飽きない。今日は

「鬼ヶ島だけは勘弁してください!」

苦虫を潰したような表情を浮かべて悶えているかと思ったら

「きっびっだーん」

すっと無表情になってキビキビと卓球の素振りのような振り付けで踊り出すところが面白かった。

4曲目は16世紀のコールアンドレスポンス、「マリー・アントワネット」。

「お菓子を食べればいいじゃない!」

「フランス革命!」

とスケッチブックに書いたセリフを見せながら叫びまくり、また、アルフォートを投げまくる。曲が終わった後も自分で袋を開けて食べつつ、矢のような牽制球の如くいきなり残ったアルフォートを投げるので、反応しようがないお客さんの顔面にモロにぶち当たってしまいコムアイさん平謝り。

次の曲に入る前に観客を全員正座させて、両手でポーンとモノを投げるフリをするように指導する。これは水カン名物「ちゃぶ台返し」をするための説明である。

「ホテル街の方に投げるように…」

と言ってしまったところで

「あ、コレJ-WAVEで流せない…」

と慌てていた。慌てていたためかまた

「なんか、ホテル街の…」

と繰り返し、まだ言うか、みたいなセルフツッコミをしていた。観客がずっと正座したまま従順にコムアイさんの話を聞いているので、

「教祖の才能あるかも」

などと結構長い間話していたら、実はステージのソデでJ-WAVEの偉い人もずっと正座していることに気付いたコムアイさん、慌てて曲をスタート。「星一徹」である。

曲の途中でコムアイさんがミニチュアのちゃぶ台をポーンとぶん投げる。観客もレクチャーの通り両手を高く掲げてちゃぶ台返しのアクションをする。このちゃぶ台はファンの方がプレゼントしたものであるが、今日はそのお方のところにちゃぶ台が飛んで来て、無事キャッチされたのはきっと縁なのだろう。カムバックサーモンみたいな。

次で最後の曲、ということで「ミツコ」。ここ円山町のホテル街が舞台となった東電OL殺人事件を元ネタにした映画「恋の罪」を題材にした歌である。そのため

「ホテル街バンザーイ!」

と叫び、どんだけこのネタかぶせるんよ!でも叫んだ後でまた舞台ソデのJ-WAVEの偉い人の方を向いてテヘペロ的な表情をしていたのがカワイイ。

曲が終わると、はいはいはいはい!チャッチャッチャッチャ!とアンコールを催促する拍手を絶やさないよう煽りながらステージを去って行くコムアイさん。

とは言っても今まで水曜日のカンパネラがアンコールに応えたことなど見たことなかったので、このまま終わるだろうと手を抜いてまばらに拍手していたらすぐ戻って来てビックリ。

お茶碗とアルフォートと茶筅が乗ったお盆を持って来たコムアイさん。抹茶をたてたのかな?と思ったら、ぐいっと飲み干して

「綾鷹うまいなー」

綾鷹かよ!

お茶といえば「千利休」である。僕が観る時は何故かサビの歌詞が出て来なかったりすることが多いのだが、今日はサビの前で

「利休イン・ザ・はう…」

と息切れしており、それもまたご愛嬌。

場がどんどん盛り上がって来て、コムアイさんもどんどん楽しそうになっていたのが良かった。

ライブ後の物販は長蛇の列。僕もタオルを買ってコムアイさんのサインを貰おうと並んでいたが、ライブハウスは22時で閉めてしまうという。22時直前になったところで

「すいません、もう終わりなので…」

とDir.Fさんが申し訳なさそうに説明するので、またすぐライブに来るからいいか、と列を離れた。新規ファンらしき方々にサインをするコムアイさん。僕と他の常連ファン達は彼女を草葉の陰から見つめる的なスタンスで眺めつつ、そっと会場を去ったのでありましたとさ。

【セットリスト】

1.二階堂マリ
2.デーメーテール
3.桃太郎
4.星一徹
5.ミツコ

アンコール
6.千利休

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2014-10-15(Wed)

その変態、折り紙つき。

子供達の学校で学祭のようなものがあったので行って来た。

娘・R(11才)のクラスは「折り紙教室」、息子・タク(8才)のクラスはオリジナルのカルタを使った「カルタ遊び教室」、などなど、クラスごとに催し物があるのだった。

嫁と行ったのだけれども途中からそれぞれ勝手に気の向くまま好きなところに行ってしまった。まずRの教室を覗いてみると

「あ、パパだ」

「え、Rちゃんパパだ」

「ホントだ、Rちゃんパパだ」

受付係をしていたRとそのクラスメイト達から何故か一斉に注目を浴びてしまった。おおっとおじさん怪しいもんじゃないよ。一斉に防犯ブザー鳴らすのは勘弁な。

「そーか、Rは受付係か」

「そうだよ、パパ、ハンコ押してあげる。後半になったら遊ぼ」

パンフレットのスタンプ欄に猫の顔のスタンプを押された。「折り紙教室に来たよ」という印らしい。そうなのだ。Rは前半は担当の受付をし、後半になったら前半に遊んでいること交替し、自由の身になるのだ。Rと逆パターンのタクは、今が自由時間なので、どこかの教室でキャアキャアしているはずだ。

受付のRの他に、折り紙を教える係のクラスメイト達が父兄からちっちゃい子まで、幅広い年齢の来客にレクチャーをしていた。ちゃんと大人用に難しいもの、子供用には簡単なものを用意して、折り方をプリントした紙を用意している。

「ふーん、結構考えてるんだねー」

と眺めていると

「パパも折り紙する?」

職務に忠実なRが折り紙でぺしぺしと僕の腕を叩く。

「どうしようかな。パパも小学生の頃はね、折り紙の本を買っていろんなのを折ったんだぜ。でも今はほとんど忘れちゃってるなー」

「やんないならあっちいって」

折り紙折らずに話の腰を折られてしまった。

Rの教室を出、タクでも探すかな、と校内をうろうろしていたら、知ってる子供達やオヤジ達や先生方とすれ違う。お、向こうから駆けて来るのはタクのガールフレンドではないか。

「たっくんパパ!あっちに妖怪屋敷があるよ!」

彼女はそう叫んで去って行った。廊下を走っちゃいけないよ、と、言いそびれてしまった…。さて、その妖怪屋敷とやらは6年生の教室であった。やっぱり学祭に「お化け屋敷」系の催しは外せないようだ。更に「妖怪ウォッチ」ブームだし。もう10人ぐらいの子が

「ゲラゲラポー」

とか

「ういーっす」

とか歌ったり叫んだりしているのを聞いた。あ、ちなみに

「ダメよーダメダメ」

と言っている子にも5人ぐらい遭遇した。

話を妖怪屋敷に戻すと、小学生が作る怖いものってどのくらいの出来なのかなー、と、ちょっと興味を覚え、入ってみようと思った。しかし大人気のようで入口に子供達がたくさん並んでいたので並ぶのはちょっとやめとこうかなー、と。混んでる時は子供優先なのである。ちょうど妖怪屋敷から出て来た顔見知りの子がいたので

「怖かった?」

と聞いてみたら

「ぜんぜーん」

なんか楽しそうに答えていた。妖怪屋敷といってもメルヘン溢れるものなのだろう。日頃からニュースや防犯メールで知らされる変態や不審者の方がよほど怖い。そう。一番怖いのは人間なのである…なんつって。そういうことを子供に啓蒙するため、「変態屋敷」とか作ってもいいかもしれないな。子供の前でコートをがばっとめくって露わな素肌を見せて

「な?」

と問いかける「なーおじさん」とか、女の子に

「君、かわいいね、パンツ見せて」

と迫るパンツおじさんとか…。そういう妄想をしていると、校内のスピーカーからチャイムがぴろんぽろーんと鳴り、アナウンスが聞こえてきた。

「前半終了です。係りの人は、後半の係りと交替してください」

前半の担当と後半の担当が切り替わる時間になったのだ。じゃあタクが働く姿を見に行くか、とタクの教室に行くと

「これからカルタ取りの説明をします!」

ちょうどタクがお客さん数人の前でカンペ棒読みの説明をしていた。そのさまをニヤニヤと眺めていたら、説明を終えたタクがドーンと飛び込んできた。

「パパもカルタやる?あーでも今いっぱいか…」

なかなか盛況のようであった。どんなカルタなんだと覗き込んでみたら、近くの郷土資料館で見学した、昔ながらの家具や道具をテーマにしたカルタらしい。

「ほりごたつ 昔もあるけど 今もある」

なんだそりゃー!結構面白い、といろいろ眺めていたら、オヤジ仲間のひとりに声を掛けられた。

「や、どうも。カルタやってみます?」

「いやー、別にいいかな…○○先生がいれば別だけど」

○○先生とは、学校でナンバーワンの美人音楽教師である。実はいないかなーと探していたんだけれども、今日はいないらしくて秘かにガッカリしていたのだ。

「ああ、そうだよね!○○先生いないよね!」

オッサン、お前も探してたんかい。

「○○先生とだったらさ、カルタやってさ、お手付きのフリして手が重なっちゃったりして」

「ウヒョヒョヒョ」

ああ、変態屋敷になってしまった…。

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