2015-08-25(Tue)

かゆ、うま。

昨夜、嫁が熱を出してその翌朝。

体温を測ってみたらまだ微熱であった。

「午前中ついてようか?医者連れてってやろう」

会社を午前中だけ休もうと言ったら

「いえ、子供じゃないんでひとりでできるんで」

大人でもひとりじゃできないことはあるんだぜーとか朝から下ネタを考えつつも特に平気そうなので普通に仕事に出た。

夜、念のため早めに帰ってみると

「熱下がったー。もうだいじょうぶー。医者行って薬飲んでもう復活ー」

病み上がりとは思えぬほど嫁はテンションが高かった。

「ほんとに大丈夫なの?」

「うん。わたしめったに医者行かないし、薬飲まないし、だから薬がめちゃくちゃ効いたのかも」

めったに医者に行かない、というところをすごい自慢げに話す嫁。さすがに晩御飯の支度はできていないということで何か食べに行こうということになった。

胃に優しくておいしいお粥を食わせてくれそうな近所の中華料理店に足を運んだ。メニューを見るとちゃんとあったのでそれを頼む。

待っている間、後からわらわらと隣のテーブルに座ってきたオッサン3人組の話し声が嫌でも聞こえてきた。どうやら近所の同じ年代の子供を持つパパさん同士らしく、保育所についてのネタで盛り上がっており、保育士の嫁はどうしても気になってしまっているようだ。

「子供がちょっと熱出しただけで看護士が引取りに来てくださいってすぐ連絡してくるんだよねー。連絡取れるまでケータイやら職場の電話やらに鬼電してくるんだよ。なんなのアレ」

嫁の顔がピクピクしてた。怒っているらしい。そのうち見事なお粥が来ておいしい!と嫁の期限が良くなり、オッサン達の方にも酒やツマミが運ばれてきて

「そういえばこないだの日曜の午前中、外に出たらサカイさんちの前でアヤノちゃん(近所の子供だと思われる)がひとりで立ってたんだよね」

保育所以外の話題に変わって行った。しかしそれもまたちょっとアレな話題であった。

「どうしたの?ってアヤノちゃんに聞いたら『パパとママがおうちでイチャイチャしてるから!』って言うからさー、イチャイチャって何?ってきいたら『パパとママがハダカになって、ママがパパの上にのっかってて』とか言うからオイオイって」

東野幸治ばりのオレ今面白いこと言ってんだよ聞けよ、みたいなウザい口調でしゃべるしゃべる。食ってる時に生々しい話すんな!こちとらそんな話聞きたくなくても席がスゴイ近いし声でかいし逃げられないんだよ!

「やめろよーサカイさんの顔まともに見れないよもう!」

「サカイさんとこって奥さんが積極的なんだね!」

ウヒョヒョヒョヒョと盛り上がるオッサン達。子供達を一緒に連れて来なかったのが不幸中の幸いであった(栃木の実家にお泊り中)。

僕と嫁は

「今頃子供達は何してるかね」

「そろそろ寝てんじゃない」

とかいう他愛のない話をしつつお粥を平らげ、美味しかったねと店を出た。で、帰り道に嫁が爆発。

「子供が熱出たら親呼ぶに決まってんでしょー!あのオヤジ何のために仕事してんのー!」

「親と離れてる時に具合が悪くなった子供がどんなに心細くなってるか…」

「看護師がいる保育所ってここらだと○○町だわ。あの辺のオヤジたちだわきっと」

面と向かって言えなかったことをぶちまけていた。いちいちごもっともでございます。しばらくして落ち着いてから

「もうひとつ変な話してたね。子供が親のアレを見ちゃってたやつ…」

「あー、アレねー。どういう環境なんだろ…」

「ウチは今日は子供達に見られる心配はないよね」

「はあ?」

中華料理の後だけに、やりたくなったらやっチャイナってオチにしたかったんだけどなー。

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2015-08-18(Tue)

吐きなさい、笑いなさい。

娘・R(11才)と息子・タク(9才)が栃木の実家に遊びに行った。

僕と嫁は仕事があるので行けないんである。久しぶりにふたりきりになった朝。子供たちがいないとなんか違和感があるので

「ママー」

タクのマネして甘えて抱きついてみたら

「うざい!」

と怒られてしまった。

「ちょっと年いってるだけで大体タクと同じじゃないか」

「違うし」

うーん、ノリが悪い。いい年こいてそんなノリをする僕の方が悪いのだとばかりに追い払う嫁。

「ちょっとおなかも痛いし」

おなかを大事そうにさする。

「それは月次腹痛的な?」

「違う!下痢っぽいの!」

嫁の職場は保育所で、ここ数日嘔吐する子がちらほらいるのだという。ある子供はどうも具合が悪そうだと思っていたら、母親が迎えに来て抱っこされとたんマーライオンとなってしまったそうだ。

「お母さん大変だな…」

「だからワタシも伝染している可能性が高いのよ~」

そんな不安なことを言い残し、嫁は仕事に行った。僕も行った。

夜9時前に帰ってくると、嫁がトイレから出てくるところであった。嫁は苦笑いして

「吐いちゃった」

「ひー、来たね」

嫁のおでことか首筋とかをぺたぺた触ってみると、熱い。

「こりゃ熱あるね。測ってみ」

体温計を渡そうとするのだけれども

「うーん」

何故か受け取ろうとしない。熱があるのは嫁も分かっているけれども、具体的な体温を見てしまうと余計ぐったりしちゃうし…とかそういうことを言っているので、あんまりイヤイヤすると別のものを脇に挟むぞ、と体温計を押し付けた。結果、38度7分。

「はい、寝てろ」

嫁は余程つらかったのかヒエピタをおでこに貼ってモソモソと寝た。

「子供たちがいないのが幸いだね」

「いえ、もう感染していて栃木でいきなりマーライオンとか」

「ひー」

とりあえず今は寝るしかなくて、僕はポカリを買って来た。僕にも伝染っちゃうのかなー。などと思いつつ僕も程なくして寝た。寒気がする嫁のためにエアコンを切っているので暑い。隣の部屋で寝ようかなと思ったのでけれども、嫁が寝ゲロして窒息でもしやしないかと心配になってしまったので横に寝ることにした。

ま、嫁とふたりきりになったからといって絶対いまさらエロエロなことにはならないだろうとは思っていたけれども、

ゲロゲロなことになるとは…。

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2015-08-12(Wed)

去れば宮古。

宮古島最終日の朝。

宮古島
朝早く目覚めてしまったら既にこんな素晴らしい景色なので、さわやかな朝のうちにホテルの庭でも散策してこようかと意気込みつつ、ついテレビをつけてしまったところ

「あ、妖怪ウォッチだ!」

東京だと金曜日の夜にやっているこのアニメは沖縄だと土曜の早朝にズレて放送しているらしい。この旅行ですっかり忘れていたのでちょうどよかった、とばかりに娘・R(11才)と息子・タク(9才)はテレビから動かなくなってしまった。

朝食はホテルのレストランで。野外の席で食べているとスズメが寄って来た。嫁がチーズで餌付けしようとするので

「なにやってんのあんた」

と一応嗜める。

昨日はシュノーケリングで相当疲れていたようなので今日はホテルのプールとホテル前の前浜ビーチで泳ぎ。この綺麗な海も今日で見納めである。

泳ぐのはお昼ぐらいまでで切り上げておく。ば着替えと帰り支度とお土産のセレクトで結構時間がかかるからだ。ホテルのお土産屋であれでもないこれでもないとそれぞれのお土産を選ぶ。

「パパー、あのねー、Rはコレにしようと思うの」

ちょうど宮古島の海のような青色のブレスレットで「R」のイニシャルが付いている。これは自分用で、あと仲の良い3人の友達にもそれぞれイニシャルが付いたおそろいのものを買うのだという。でもお金がなー、とか悩んでいてカワイイ。

タクは沖縄限定駄菓子の詰め合わせに即決。あとは僕と嫁だが…結局一時間以上もかかってしまった。

そろそろ空港へ行こう、とホテルのシャトルバスを利用しようとしたら

「次の便は30分後です」

微妙にタイミングが合わないのでやむを得ず

「もうちょっと早く出たいのでタクシーを呼んでくれませんか」

タクシーを予約したら、フロントのお姉さんが気の毒に思ってくれたのかシャトルバスの運転手さんに話しを付けてくれて

「今ならちょうど時間が空いているのでお送りできますよ」

とのことでありがたく乗せてもらって空港に到着。荷物を預けた後、空港の食堂で昼飯。お土産選び時間をかけすぎてを食べてる暇がなかったのである。

宮古島
「ぱいぱい野村」というほのかなエロワードにときめく。おっぱぶ的なものを期待していたがそういったサービスはなくて(当たり前だ)、「ぱいぱい」とは宮古島の方言で「素晴らしい、よく似合う」という意味なんだそうだ。素晴らしく、よく似合う野村。何者なんだ。

しなみに「ぱいぱいでか美」というミュージシャンがいるのを思い出した。

宮古空港を定刻に出発し、那覇空港で乗り換え。今回この乗り換えに1時間半も間がある便を取ってしまったのがミスであった。暇なので一旦ゲートを出て空港のショッピングモールをうろついていたのだけれども

「これ、去年沖縄本島で食べて美味かったやつ」

とかまた自分用のお土産を買ってしまったり、子供達は疲れてきてしまって

「ソフトクリーム食べたい」

などと駄々こねてきたのでちょうどフードコートにソフトクリームがあるので買ったらいっこ420円とかやたらと高く、ふざけんな絶対買わないと思ったら店員の女の子がこれまでの旅行の中で一番カワイイ子だったのでつい買ってしまったりと時間と金と体力を無駄にしてしまった。

宮古島
空港の窓から見えた夕陽と登場予定の飛行機。たくさんのヒマな待ち客達の前でぐんぐん沈んでゆくので、

「ああー!沈むの速い…!」

芸能人が空港に降りてきた、ぐらいのすごい数のカメラがバシャバシャと撮影しており、やまだかつてこんなに注目された夕陽は見たことがないってぐらいの注目を浴びていた。

更に羽田行きの出発が遅れたこともあって自宅に着いたのは午前0時に近かった。そんなわけで宮古島旅行は終わった。帰りのグダグダ以外はそんなにトラブルもなく、計算外のこともなかったがとりあえず

「楽しかったかい」

と子供たちに聞いてみたら

「楽しかった!けど…」

「けど?」

「楽しかったけど、暑かった」

そのまんまの感想ありがとうございます。

僕も楽しかった。宮古島は本当に魅力的な場所で、もしかしたら住みやすいところなのかもしれない、なんてことまで思ってしまった。わずかな滞在で

「住めば宮古」

なんて言ってしまうのは早計なんだろうけど…なんて思いつつ

宮古島
こんな本も買ってしまった。読めば宮古。宮古島出身の人が語るエッセー集。これがまた地元どっぷりの情報でよそものには全然分からん。だがやたらと現代の民俗学的な話が満載。それがいい。また次の夏も行きたいな。

行けば宮古。

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2015-08-07(Fri)

ミヤコポリス。

宮古島二日目の後半。

午前中にシュノーケリングをした池間島との往復の間に

宮古島まもる君
こんな警察官の人形が道端に立っているのを見かけた。これは「宮古島まもる君」といい、交通安全を願いつつ宮古島界隈の路上に立っている。総勢19体もいるらしい。

僕の田舎にも昔こんな警察官のフリした人形があった記憶がかすかにある。しかもそれは時々「ゴゴゴゴ」と回転して向きが変わっていたような気がする。

道端にある交通人形や標識はおおよそ人知れず朽ち果てて忘れ去られてゆくが、ここでは島の守り神、道祖神、またはお地蔵様みたいな扱いの名物となっており面白い。画像は僕がつい買ってしまった「宮古島まもる君パーフェクトガイド」である。小冊子程度なのに540円し、

「まもる君に540円。プ」

と嫁に笑われた。

さて、シュノーケリングを終えてホテルの部屋に戻って来た僕ら。

「あー楽しかった!」

娘・R(11才)と息子・タク(9才)は満足しながらも意外と体力を使ったようで疲れ切っており、ベッドで横になるなりグダグダ状態となってしまった。

「昼ごはんどうする?どっか食べに行く?」

「やだー」

動きたくないようで、なんとコンビニでカップラーメン。なんで宮古島まで来て…とせめてもの抵抗として沖縄限定だというマルちゃんの沖縄そばにした。食べた後で

「午後はどうする?君らは海かプール行かない?」

「いかない。ゴロゴロしてる」

子供たちはもうシュノーケリングだけで本日終了となってしまったようだ。

「じゃあワタシは行ってくる」

嫁は浮き輪と帽子とレイバンのグラサンをかけ、再びホワイトニング化したマイケルジャクソンのようになって(前々回の日記参照)海に出かけて行った。娘・R(11才)はテレビを見てるし息子・タク(9才)は3DSをやってるし、なんだか日常と変わらなくなってきてしまった。僕もちょっと考えて

「君らふたりで部屋にいられるかね」

「うん!」

「じゃあパパも行ってくる」

嫁を追う形で海に出かけた。はからずも東洋一の白い砂浜といわれるビーチで嫁とふたりきりになってしまった。ラブラブなカップルなら砂浜に「LOVE」と書いたり

「早く私を捕まえて」

とかキャッキャウフフするんだろうけれどもとっくに枯れているのでそういうことはせず、僕は

宮古島
「あー、いるわマイケル…」

嫁が海に浮いているのを確認したのみ。ひとりふてくされてすごいつまんなそうに泳いでいるように見えるが…。とりあえずほっといて僕は砂浜のパラソルの影の下で寝そべってオリオンビールを飲み海を眺めていたり

宮古島
宮古島と来間島を結ぶ来間大橋の方まで歩いてみたり。

結局後でプールで合流して、滅多に酒を飲まない嫁が珍しく僕のビールを盗み飲みしていたけど。

宮古島
ホテルの部屋から眺めた夕暮れ。今夜の晩御飯は街中の居酒屋に行ってみることにした。

宮古島
離島ながら中心部は盛り場もあり栄えている。ゴミゴミしていて活気があり僕はこういう街は好きだ。

「夜の案内所って看板があるよウフフ」

と嫁が僕にいちいち報告する。本当は僕は海とか自然よりこういう夜の街を探索したいのだけれどもさすがに家族連れじゃそんなことは出来ないので我慢だ。ひと昔前までは「ちょんの間」があってボロい旅館でおちょめちょめ出来たらしい。但し出てくる女性はお化け屋敷レベルだったとか…。

予約していた店に入ろうとしたらRとタクが

「アイス食べたい!」

店の近くにあったサーティーワンを目聡く見付けておねだりされてしまった。

「わざわざ宮古島で食べなくてもいいじゃん。ウチの近くにもあるだろ」

と振り切ろうとしたのだが

「今日は31日でサーティーワンの日だからお得なの!」

などというゴリ押し理論で押し切られてしまった。

アイスを食べ終わってから改めて店に入った。「あかがーら」という地元民謡などのライブが観れる居酒屋である。

ここでもまたオリオンビールを飲む僕。

宮古島
食べ物はグルクンのから揚げとか地元の食材っぽい料理を頼み、嫁や子供達もめいめい好きなものを食べさせていると、やがてライブが始まった。マイクが立ててあるステージに、三線を持った綺麗なお姉さんが…って

あかがーら
「あ、昨日ホテルのレストランで歌ってた人だ!」(これも前々回の日記参照)

Rがすぐさま気付いた。おお、よく見ればその通りだ。なんという偶然。嫁子供がいなければ「これって運命かしら」とか言ってがっついてしまいそうだった。

お姉さんは昨日はあんまり喋っていなかったが今日はわりとトーク多めで演奏した曲数も多めで。瀬名波令奈さんというお名前だそうで。ルックスもキレイだが名前もすごいキレイだ。

何曲か歌った後

「次は『宮古まもる君のうた』を歌います」

とのことで。まもる君は歌にもなっているか…と聞いていると

あかがーら
「あ!まもる君だ!」

突然現れたまもる君コスプレの人(たぶん店長)が現れてドッカンドッカン笑いを取っていた。

あかがーら
僕らの方にも来てくれたし。

このパフォーマンスの後、洗い場で顔をゴシゴシ洗っていた。見ている方は大爆笑だが、毎日毎日ずっとこの持ちネタを繰り返しやっているのだろうかと思うとなかなか手間な仕事である。

「♪みーやこ、みやこまもるくん♪」

「宮古まもる君のうた」はかなりキャッチ―なメロディで頭にこびりついて離れない。僕も子供達もこの時から東京に帰って来るまで何かとこの歌を口ずさんでしまうことになる。

しかし本当に宮古まもる君のコスプレ、面白かったなあ…顔をわざわざ白く塗るとかまるで逆シャネルズ。

今夜は「塗れば宮古(まもる君)」であったとさ。

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2015-08-06(Thu)

宮古の西北。池間の島に。

宮古島二日目!

今日の予定!午前中はシュノーケリング!

子供たちが魚を間近に見たがっていたもので。ただ僕らはシュノーケリングについては全くの素人。オススメスポットも知らないし、無知丸出しで万が一溺れたりサンゴを破壊しちゃったりしたら目も当てられないのでシュノーケリングツアーに申し込んでおいた。

朝8:30にホテルまで迎えに来てくれたインストラクターのMさん。今日のツアー参加者は僕らだけとのこと。申し込んだ際にメールや電話で事前のアドバイスをしてくれた丁寧な人だ。

Mさんの会社は吉野海岸というシュノーケリングで有名なビーチを拠点にしているのだが、

「ちょうど今のタイミングの吉野は干潮で浅くなってシュノーケリングしにくくなっちゃうんですね。なのでもっといいところに行きましょう」

さすが島内の様々なスポットを知り尽くしているようで頼もしい限り。やっぱりプロに頼んでおいてよかった。

Mさんは車を北西に向けて進む。宮古の西北。なんちて。移動中に身の上話などを。

「私、梶林サンのいっこ下になります」

「そうなんですか。Mさんは生まれも育ちも宮古島で?」

「はい。あ、そこに見えてきたのが僕の母校の中学校です。でも東京で暮らしてたこともありますよ」

「どのへんでですか」

「西落合」

「けっこう近いですよ!」

「兄弟も結構東京や鎌倉に出てまして。8人兄弟なんですけど」

「多!」

やがて宮古島と池間島を結ぶ池間大橋という長い橋に辿り着いた。コバルトブルーの海の真ん中を橋が貫いているさまはまるで海の上を飛行しているようだ。早速カメラを向けようとすると

「まだ写真を撮るのは早いですよ。帰る時にまた通りますけど、その時の方が海の色がめちゃくちゃ綺麗になってますから」

Mさんが謎めいたことを言う。

池間島A
到着したのは池間島のとある海岸だった(画像はシュノーケリング中の娘・R)。穴場的なスポットだというこの場所は僕らの他には7~8人ほどしかおらず、ひたすらのどかでひたすら綺麗であった。ここでまず器具のつけ方から呼吸の仕方、泳ぎ方などを丁寧に教わる。MさんはRと息子・タク(9才)には

「Rちゃんも、たっくんもお兄さんのやり方をマネしてね」

と名前を呼んで指導してくれる。そしてタクが調子こいて沖のほうに勝手に泳いで行ってしまうと

「おらー!たくー!もどってこーい!」

わりと地のしゃべり方になっていて面白かった。

で、いよいよシュノーケリング開始。

「パパ、写真お願いね」

前回の日記にも書いたが、Rの夏休み自由研究が宮古島で見た魚についてなのだ。シュノーケリングで出会った魚たちを撮って記録しておかなければならない。

「みなさん、Rちゃん、たっくん、お兄さんの後について泳いできてくださいね」

池間島A
ちょっと泳いだだけで枝サンゴがもっさり生えているスポットに到着。まるで水族館にいるような感じでさまざまな魚たちが目の前をゆっくり泳いでいる。

池間島A
「ルリスズメダイです」

池間島A
「ハマクマノミです。アニメの『ニモ』はカクレクマノミなので、ちょっと違いますね。カクレクマノミは白いラインが3本あるんです」

池間島A
「細い魚のほうがホンソメワケベラといって、他の魚の寄生虫を食べるんですよ」

池間島A
「ヤエヤマギンポ。体の色を周りのサンゴと似せていて迷彩服みたいです」

Mさんは目に付く魚を片っ端から教えてくれる。そして

池間島A
「Rちゃん、たっくん、これがカクレクマノミ!ニモだよ!」

底のほうにあるイソギンチャクに巣食っていたカクレクマノミを潜って撮ってくれた。実際シュノーケリングをした正味時間は2時間弱ぐらいだろうか。途中Mさんが

「休憩しますか?」

と言ってくれたのだけれどもみんな夢中でぶっ通しであった。

池間島A
午前中で終わる予定だったのにMさんはできるだけ長く楽しませてくれて海から上がった時は既に13時過ぎ。ホテルから海岸まで往復1時間半もかかる送迎もきっちりやってくれてサービス満点であった。

「Mさん、すごいいい人だよね」

と嫁にヒソヒソ話すと

「うん。でも私らと大して年が変わらないのに自分のこと『お兄さん』って言い張るのがちょっと」

そこツッコミ入れちゃうかよ。

池間島A
帰り道、再び池間大橋を渡るとMさんが言った通り、来た時と海の色がぜんぜん違う!潮が引いているためか、コバルトブルーよりさらに淡い青。コーラルブルーというんんだろうか。特に浅いところはほとんど透明で白い砂の色がそのまま見えていた。

池間島A
「あっ!魚がたくさん!」

透明度が高いので魚の群れもすぐ分かる。キラキラとした魚群が通り過ぎてゆく。

「あれはカツオがアジ(だったかどうか記憶があいまい)を追っているんですね」

とMさん。

池間島A
遠くに見えるのは大神島。「自然の神様がいる島」といわれ、島の多くの部分が聖域とされ、立ち入りが禁じられている神秘的な島なのだという。

Mさんは橋のふもとに立ち寄って僕らの記念写真も撮ってくれた。僕らもMさんと子供達との写真を撮らせてもらった。

ふたたび車に乗り、ホテルまでの帰り道、後部座席の嫁と子供たちはとっとと寝てしまった。海の中では元気だったがやはりずっと泳いでいたのでそれなりの運動量があったのだろう。午前中だけのツアーでも充分だったようだ。起きている僕にMさんが

「オニヒトデというヒトデがサンゴを食べてしまうんです。サンゴがいつの間にか消えてしまうのでシュノーケリングスポットが駄目になっちゃうことがよくあるんですよ」

サンゴに害をなすヒトデについて教えてくれた。いくら駆除してもまた流れ着いてくるからキリがないし、そもそもヒトデを駆除すること自体に賛否両論があるようだけれども、とりあえず言わせて欲しい。

あんな綺麗な魚が集まるサンゴを食い滅ぼすなんて、このヒトデなし!なんちて。

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