2015-03-31(Tue)

肩乗り娘。

僕が家で机上のパソコンをいじっていると、わりと高い確率で娘・R(11才)がやって来る。

で、僕が座っている椅子の背もたれと僕の背中の間に無理矢理ぐいぐいと割り込んでくるんである。背中にひっつき虫状態。

「なんでいつもそんな狭いところに入ってくるんだよ!」

「ここが落ち着くの」

すみっコぐらしかよ!

また、椅子ではなく床に座っている時にも娘・R(11才)は現れる。膝の上に座ってくるのはどこの子供でもやることだろうが、うちのRはそれだけではなく、肩の上に乗ってくるんである。僕の両肩にそれぞれ左右の足の弁慶の泣き所あたりを乗っけてくるので、僕の肩の上で正座しているような感じになる。

「Rちゃん、なんでそんなところに乗るの」

「ここがいいの」

「降りて」

「やだ」

何がいいのか知らないがやたらと肩の上に止まるので、前世は鳥かなんかであろうかと疑ってしまった。椅子の背もたれと背中の間に割り込んでくるのは椅子に座っている時だけ、というのは当たり前であるが、その他の2パターン、膝の上に座るパターンと肩の上に登るパターンの違いはなんなのであろうか…と考えてしまった。

特に肩の上に登る奇行は一体何を意味するのか…普通に膝の上に乗ってくれないかな…と思っていたのだが、その謎はあっさり解けた。

Rは、僕がアグラをかいている時は膝の上に乗り、僕が正座をしている時は肩に乗って来るのであった。正座している時の膝の上は座りが悪いのかしらん。

…などとつらつらと娘が乗っかって来る事情を書いたわけだけれども、嫌だから書いたわけではない。むしろ嬉しいのだ。これからだんだん難しい年頃になって、写真を撮らせてくれなくなったりとだんだん距離を取られることも起こりつつあるこの状況で、Rから寄って来るのは、Rが何を考えて僕の肩の上が心地よいのかサッパリ分からないが、それはそれとして嬉しいものである。

ただいつまでも父の肩に乗っていられるわけでもなく…。

乗るのなら 父の肩より玉の輿。なんちて。

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2015-03-31(Tue)

水曜日のカンパネラ「鬼ヶ島の逆襲」恵比寿LIQUIDROOM 2015.03.29

恵比寿リキッドルームでの初のワンマンライブ。

水曜日のカンパネラ
おくりバント(「チャイコフスキー」MV制作)さんによる味のあるポスターがびっしり貼られた階段を下りると、そのおくりバントさん達が鬼に扮し、

「鬼であるか?人であるか?」

と尋問する。ドレスコードの「鬼コスプレ」か「赤か青の服」を着ていれば「鬼」と書かれたバッジが貰えた。更には乞食ガールズのおふたりも鬼に扮してお出迎え。鬼ヶ島っぽい雰囲気が高まる。

水曜日のカンパネラ
定刻から20分遅れて開演。コムアイさんが上手からヨロヨロと酔っ払いのような足取りで登場。黒いズボンに黒いパーカー姿。ステージから遠いのでよく見えないが、徳利のようなものを持って酒をあおる仕草をしながらステージの台に腰を下ろす。

「わしゃもうここに150年…あ、歴史には浅いんで300年?いるんだけど、桃太郎、来たよォ~?嘘じゃないよォ~?」

鬼ヶ島に長年住みついてる老人を演じているようだ。その正体はというと…徳利だと思ってたのは実は茶筅で、茶筅の老人ということは…ってことで「千利休」からスタート。いきなり歌詞が飛んでどうなることかと思ったが無事盛り返し絶好調。

「デーメーテール」の最後のエアギターのシーンでは、遂にギターが実体化した。ダンボール製のギターをじゃかじゃか弾きまくるコムアイさん。ジャンヌダルクのバスに続いてダンボール小道具の登場だ。続く「インカ」になると

「私は一切歌いません!」

と突然宣言して観客を驚かせたかと思ったら、黒ずくめサングラスの刺客4人が現われてコムアイさんに襲い掛かってきた!コムアイさんは迎え撃ち、まるでMVの再現のよう。

バイオレンス要素が加わって非常にクールだったのだが、格闘中服を脱がされた刺客のひとりが何故かド派手な赤のブラジャーをしていてイヤーンとよがったり(「あったかいんだから~」の人に似ていた)、更に「祝ワンマン」と書かれたフンドシをしていたりとギャグもぶっこまれていた。大笑いしたが、カッコいいまま終わる演出も観てみたかった。

フロアが観客でぎゅうぎゅう。「星一徹」の儀式である「ちゃぶ台返し」のための正座が出来ず、片手を上げるだけの簡素化した「ちゃぶ台返し」をみんなでやった。コムアイさんがちゃぶ台の代わりに大きなピンクのボールをふたつ、フロアにぶん投げると、客がレシーブやトスをして回しているうちにステージに帰って来て、コムアイさんがまた打ち返したりして。

「ドラキュラ」になるとコムアイさんはフロアに降りて客を掻き分けて廻り、みんなで「ちーすたろかー」と大合唱。

「お七」ではジャニーズファンばりのデコレーションをされた「人情」「江戸前」と書かれたうちわを振り回して歌う。今は昔、コムアイさんがアオザイを着てライブをしている頃の姿を思い出してしまい、「桃太郎」からの「マリー・アントワネット」の時にコムアイさん背後のスクリーンが浅草寺の映像になり、なんだか涙が出てきてしまった。

「ミツコ」でも渋谷をさ迷う映像がループして流され、ライブにおけるラスボスクラスの曲を立て続けに披露、最高に盛り上がってきた。

あとは何をやるんだろう…と思っていたらコムアイさんはここで一旦退場し、オオルタイチさんが登場。「水曜日の視聴覚室」以来の登場である。20分ぐらい持ち時間があっただろうか、コムアイさんに代わって曲を披露した。

それから白一色の服にお色直しをしたコムアイさんも再登場し、オオルタイチさんプロデュース「ユタ」を初披露。トライバルテクノみたいな感じ?宮古島の雨乞いの歌を基にした曲だという。

ここからは新曲ラッシュ。ケンモチさんによる「シャクシャイン」、北海道ネタがみっちり詰まっていてお経のようなラップだ。

既にMVが公開されている「ナポレオン」は曲を作られたOBKRさんも登場して熱唱。オオルタイチさんも長髪を後ろで結んでいたのでルックスがかぶる。

沖縄と北海道の歌の次は今度は大阪の歌、「カーネル」。道頓堀にぶち込まれた某フライドチキンのおじさんの曲。この曲は既に振付も盛り込まれていて、

「道頓堀、メメントモリ」

という腹を抱えて笑ってしまったフレーズと共に、コムアイさんの可愛いポーズが魅力的だった。

最後の曲に入る前に物販の紹介。物販ブースをスクリーンに映し、テレビ電話でグッズを紹介しようとしていたがうまく映像が出ず失敗。Fさんが現物を持って来て紹介していた。

締めくくりは「ディアブロ」。なんと5曲連続新曲披露である。「ディアブロ」とは「dear風呂」であり、ケンモチさん独特の言い回しが素晴らしいお風呂万歳曲。歌詞カードがスクリーンに映し出されていたのでそれを追っていると「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」とか書かれておりお風呂ネタ満載の模様。

歌い切ったコムアイさんが退場すると、スクリーンにエンディングのスタッフロールが流れた。なんと開演前の様子がもう編集されていた。スタッフロールが終わった後もしばらく拍手が続いていたが、アンコールはなく、水曜日のカンパネラの初のワンマンライブは終わった。

もちろんとても楽しめたが、ちょっとこれは…というところもあったので、よかった点と?な点を箇条書きしてみる。

よかった点。

・新曲5曲披露。この日だけで一気に披露。惜しみなさすぎだし新曲が生まれるペースも驚異的だし、コムアイさんもこれまで新曲の披露だと歌詞がよく飛んでいたが今回は5曲もあったのにそんなことはなく、「カーネル」では振付も披露していた。

・「インカ」の殺陣の演出、初披露の「カーネル」の振付。

・スクリーンの映像。初っ端の「千利休」ではコムアイさんのお気に入りらしい富士山がでーんと映し出されて銭湯のような趣に、そして先にも書いたマリー・アントワネットMVでおなじみの浅草寺を改めて撮り直していたり「チャイコフスキー」ではスキー場のゲレンデが映し出されていたり。中山さんの絵の具アートも久しぶりに見れた。

・おくりバントさん。おくりバントさんはポスター制作やドレスコードチェック時および後述する終演後の楽屋挨拶での鬼役など、いろんなネタを仕込んでいて面白かった。

?な点

・入場案内の遅れと開演20分押し。

・「鬼ヶ島の逆襲」というストーリーがあまり見えてこなかった。コムアイさん自身が逆襲する鬼なのか、される桃太郎なのか設定されておらず。鬼のコスプレというドレスコードを設定したわりにはそれに対するリターンが少なかった。

・オオルタイチさんの尺が長過ぎ。オオルタイチさんの楽曲も素晴らしいが、ワンマンライブを観に来ているわけで退屈になってしまった。「マリー」「ミツコ」という既存ラスボス曲からの新曲へ、とスムースに進攻していれば相当興奮したんだろうけど、こちらのテンションが素に戻ってしまっていた。

・物販紹介のテレビ電話失敗。何かネタを仕込んでいたのかもしれないが、配信がうまくいかずグダグダになってしまった。終演間際だったのでこちらの疲労度も高まった。

大の大人を飽きさせずに2時間立たせるのは大変なんだな~、と感じつつ、終演後、クラウドファンディングにて出資した「終演後楽屋挨拶」。スタッフの方に案内されて降りて行ったのは楽屋ではなくロビーだったが、両脇におくりバントさんの鬼ふたりを従えたコムアイさんが現れた。コムアイさんも角をはやしたアフロ頭の鬼コスプレである。

「下に~下に。コムアイ鬼姫さまのおなりである!」

おくりバントさんが仰々しくひかえおろう、と僕らをひざまずかせ、

「ありがたくも鬼姫さまから直々にTシャツの贈呈とツーショットの撮影を執り行う!」

と説明した。コムアイさんからTシャツをもらえて撮影もしてくれるらしい。但しコムアイ鬼姫さまは気高くもツンツンしたキャラ設定らしく、ほとんど喋らなかった。「お疲れ様です!」と「乾杯!」ぐらいだった。

水曜日のカンパネラ
僕が鬼姫さまからTシャツをいただいているところ。ツーショット撮影と言いながら入る気満々のおくりバントさん。チョトマテチョトマテ、鬼ーサン!

Tシャツをいただいた後、手土産のお菓子を渡してもコムアイ鬼姫さまはキャラを崩さず無言だったのでおくりバントさんが

「姫、お言葉などは…?」

逆に気を遣ってくれて面白かった。

水曜日のカンパネラ
ケンモチさんも来てくれた。この日は開演前のDJ青鬼としても登場。

水曜日のカンパネラ
全員の授与式を終えた後「ツイッターとかでばんばん上げるように」とポーズを取るので遠慮なく撮りまくる。

水曜日のカンパネラ

水曜日のカンパネラ
こんな感じで鬼姫さま御一行は帰って行った。あ、鬼姫さまのキャラでライブやってれば面白かったかも…?

水曜日のカンパネラ
最後によく物販の担当をしている可愛い子がカワイイTシャツを着ていたのでがっついた。

6月から「トライアツロン!」としてワンマンツアーを行なう、との告知もあったので、鬼退治ツアーではステージ上のコムアイさんがどんどん貫録がついて行ったように、これからのワンマンツアーでも1回ごとにどんどん磨きがかかったワンマンライブになってゆくはずである。

【セットリスト】
01.千利休
02.デーメーテール
03.二階堂マリ
04.インカ
05.チャイコフスキー
06.星一徹
07.ドラキュラ
08.お七
09.桃太郎
10.マリー・アントワネット
11.ミツコ

(オオルタイチライブ)

12.ユタ
13.シャクシャイン
14.ナポレオン
15.カーネル
16.ディアブロ

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2015-03-26(Thu)

子供の制服論。

部屋であぐらをかいていたら娘・R(11才)が膝の上に乗って来た。そしてなんだか名前がたくさん書いてある学校からのお知らせの紙を広げて読み始めた。

「なんだいそれは」

「明日は6年生の卒業式なんだよ。お手伝い係が書いてあるの」

「ふーん」

Rはどっかの教室を片付ける係だとか。いろんな子の名前が書いてあるので

「この子知ってる、この子は知らん」

「この子は幼稚園から一緒だよ!」

「パパあんま喋ったことない子は知らん」

そんな話になった。Rと同学年の子はもう5年、幼稚園も一緒だとしたら8年前から、少なくとも授業参観で顔を見ているはずなのだが、覚えているのはほんの一握りの子だけで。近所の子とかRと仲が良い子とか親父仲間の子とか、授業参観でいつも怒られてる問題児とか、あとは通報されるかもしれないけど、美形の女の子とか、どうしても何かが目立つ子に限られてしまう。

「そうか。今の6年生が卒業したら、次は君達なんだなあ~」

いつまでもちびっ子だと思ってたら来年の春は君らは制服を着ているわけか…としみじみしてしまい、膝に圧し掛かるRの重さを身に染みて感じていたところ

「でも制服ダサいんだよな~」

Rが女の子らしい愚痴をこぼした。

「確かにね…」

今年度からRと仲良かった近所の女の子たちが中学生になったのだが、もっさりしたブレザー&弓道部の袴みたいなスカートで、余りにもダサくてビックリしたものだ。数十年前の僕の故郷栃木の中学校よりダサい。だからといって今から私立なんか行かせられない。うちにはそんな金はないしRも受験できる頭脳がない。

確かに、僕もオッサンなので可愛い制服は大好きである。しかしそれはあくまで観賞用女子中高生についてのことであり、我が子のことになると話は別である。

「あんまり制服が可愛いと変なオッサンが寄って来るから、そういう意味ではダサい方が安心で好きだよ」

とRをなだめようとしたら

「でも、あれはないよ!」

頭がお花畑のRでも許せないほどのダサさであるようだ。うん、確かに。ただそれだからこそ変態除けとして期待できるんだけどさ。

「あーあ、幼稚園の方の制服の方がよっぽど可愛かったよ…」

Rはいつまでも愚痴る。そういえば幼稚園の制服はエンブレムが付いた金ボタンジャケットと膝上のチェックのスカートでなかなか可愛かった。

「うーん、アレを中学生が着ても…けっこういけるね」

「でしょ!」

そんな感じで盛り上がっていたところに息子・タク(9才)が乱入してきて

「男の制服も幼稚園の方がいいよ!」

と主張してきたが

「お前…幼稚園の制服は半ズボンだったろ」

「あ」

すね毛もっさりの男子中学生が半ズボンでゾロゾロと登校していく姿はおじさんあんまり見たくないなあ…。

とにかくダサくてもいいから制服を着れるよう、残りの小学校生活をしっかり過ごし、卒業してもらいたいものである。

パパは失業しないようにがんばる。

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2015-03-25(Wed)

Cupitron「Galaxy Party Ver.1.0.3」渋谷 REX 2015.03.22

Cupitronのライブはこれまで2回観たことがあった。

タワレコの渋谷と吉祥寺で行なわれたシングル「バッテリー」のリリースイベントである。渋谷では特典会はスルーしてしまったが、だんだん魅かれてしまって吉祥寺では彩加ちゃんとチェキを撮ってしまった。

で、ますます魅かれて今回のマンスリーワンマンライブである。

「カラフルポップ・フロム・テクノワールド、Cupitronです!」

決めセリフと決めポーズと共に自己紹介する3人。

「リーダー、高校2年生の山川二千翔17才です!」

「サブリーダー、浜田彩加15才です!」

「宮川里奈最年少の中学2年生14才です!」

彩加ちゃんだけ中学生とも高校生とも言わないのは中学を卒業したからで、

「卒業してから入学するまで、なんて言ったらいいんですかね…」

と悩んでいた。客からは「ニート」と総ツッコミが入っていて、アイドルとして働いてるのにわりとみんな無慈悲である。

若いアイドルは必ずと言っていいほど自己紹介に年齢を言うけれども、「房総沖で釣れたてのピチピチだよ!」みたいな鮮度アピールに思えて面白い。

3人の衣装は篠原ともえデザイン&パナソニック協賛のキラキラしたやつ。この衣装を里奈ちゃんが紹介するとき、なかなか「協賛はパナソニック」が出てこなくて

「協賛したのは?」

他のメンバーから助け舟を出されながら喋っていた。曲紹介をする時も違う曲の話をしてツッコまれたりして、里奈ちゃんは一生懸命喋ることを覚えてきてはいるんだろうけど、誰かが引き出しを開けてくれないと、開かなかったり間違った引き出しが開いちゃったりするみたいで可愛い。

今回「電子計算機の夢」と「ピポパトーク」の2曲を初披露ということで、ドスドスと低音が響くクラブ向けの踊りやすくて心地よい曲だと思った。一方CDを聞いた時点ではこの曲が一番盛り上がるだろうと思っていた「ユニコーンパレード」は意外と低音もボーカルもあんまり届いてこない感じであった。

この日のハイライトは「電子計算機の夢」を披露する前に、 二千翔ちゃんが「皆さんにやってほしい」ということで振り付けのレクチャーをしたところであろうか。サビのところで右手を上げて

「でんしけ(1)い(2)さん(3)、き(4)の(5)…」

というタイミングで指を増やしつつ(5)のあとはパーのまま手をオイオイ上下に動かす…というフリを試しにみんなやってみたら

「すごい手が多く上がってて気持ち悪い!」

と言ってしまったもんだからみんな

「えー!やらせといてそんな!」

と大爆笑。

「ディスってる訳じゃなくてホントにそうなんだよ!ステージ立ってみ?」

悪意はなく思ったことがつい口から出てしまったということで。

そんなわけでみんなわりとオイオイと手を上げて

マドハンド
フロアはドラクエのマドハンドが仲間を呼びまくった状態、もしくは

船幽霊
船幽霊みたいなったわけだけれども、曲が終わった後、振付だけじゃなくて声援もすごかった、と彩加ちゃんが興奮気味に話した。

「凄かったよ!オレモー!オレモー!って。こういうのなんていうの?えーと…まあ通じ合ったということで」

たぶんコールアンドレスポンスと言いたかったのだろう。そう。この曲は

「君が好ーきー」

と歌うところが何度もあって、メンバーが客席に指を差しながら歌うので差されたヲタはきっと死んでしまうんじゃないかと思うのだが、

「君が好ーきー」

に合わせて

「オレモー」

という声が上がっていたんである。「デモサヨナラ(ドロシーリトルハッピー)」の

「好きよ(オレモー)、好きよ(オレモー)」

と同じ感じで。この曲に限らずCupitronのハッピーハードコア系の、アンプラグドと真逆の(アン・アンプラグド?)可能な限り生音を排した楽曲には「なんとかジャージャー」とか「フッフーフウフウ」とか「ウリャオイ」とかそういうアイドル現場にありがちな生々しく野太い声は合わないのではないだろうか。

ライブの後、握手会に参加した。ライブは3度目だけれども、喋ったことはなかったので二千翔ちゃんには

「初めましてー」

とトボけたら

「え、前も観に来てくれてましたよね」

と言われてしまい舌を巻いた。一方吉祥寺でチェキ撮った彩加ちゃんは忘れてた模様。それが普通であろう。里奈ちゃんには、

「娘と名前が一緒なので他人とは思えなく…」

とかなんだか涙が出て来てしまいそうになって、まるで親権奪われて未練がましいオヤジ状態。慌てて手を離しましたとさ。

二千翔ちゃんは「距離感がないアットホームなライブにしていきたい」と言っていたなあ。次回が楽しみ。

【セットリスト】

01.Overture(short)
02.ユニコーンパレード
03.バッテリー
04.WARP WARP
05.サマーカイジュウ
06.First Contact
07.火星ツアー
08.電子計算機の夢
09.ピコピコクラブ

アンコール

10.ピポパトーク
11.ユニコーンパレード

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2015-03-24(Tue)

息子ポケモン親バカモン。

息子・タク(9才)が

「ねえ、今度のポケモンカード大会はいつやるの」

と聞いてきた。最近はクリスマスプレゼントに買ってやった妖怪ウォッチのゲームに夢中だったので、ポケモンカードは既に飽きたろうと思っていたが考えが甘かった。

カードゲームは金とヒマの両方がないとダメなのである。カードは次から次へと新種が発売されて、どんどん強いのが出てくるのでこないだまで強かったカードがカミクズになるのでいちいち買い足さなければいけない。しかし160円ぐらいで5枚入っているカードパックの中身はランダムなので、何十パック買ったところで欲しいカードが手に入る保証はどこにもない。ほとんどがゴミのような役に立たないカードであり、有用なのはほんの数種類なので性質が悪い。

お目当てのカードを確実に買うためにはカードを売ったり買ったりできるカードショップもあるのだが、強いカードはプレミアが付いていて高い。そしてそういったカードたちのうちどれとどれを、またどれを何枚入れるか…などと戦略を練らなくてはならない。こうしてカードバトルで定められた60枚のデッキ(カードバトルのために組み立てられたカードセット)を作るのにえらい金と手間がかかってしまうのである。

カードバトルをやっている子供達はたくさんいるが、強い子はほぼ親もドはまりしている。僕は全く面白いとは思わないのではまる気はない。DSのソフト1本買い与えた方がよほど楽である。

現状、タクは4ヶ月ほど妖怪ウォッチにはまっていてカードは全くやっていない。その間にカードの環境は全く変わってきてしまって浦島太郎に近い。相手は最新の戦闘機で攻撃してくるのに対し、タクは未だウホウホ石をぶん投げる程度なのである。

「5月に大会があるみたいだけど…お前なにもカードいじってないじゃん。このままじゃタク、勝てないよ。行っても意味ないよ」

と厳しく言ったら枕に涙を濡らしつつシクシクといじけてしまった。口で言っても分からないみたいなので

「じゃあ土曜日に近所のおもちゃ屋でカードバトルイベントがあるけど行くか?小学生以下限定のイベントだって」

「行く」

「でもまず勝てると思うなよ。今みんながどんなデッキを使っているか、それを見るために行くんだ」

僕の言葉なんかよりよほど残酷にズタボロにされるであろう、と言い聞かせて行くことにした。

で、土曜日のイベントの時間に合わせ、おもちゃ屋に行ってみた。なんとすんごい人だかりである。子供が20人ぐらいいるであろうか。そしてその親達。

「あ、どーもー。おーたっくんたちもいた」

近所のポケモン友達親子も来た。この親子は結構ガチでやっているので強い。

「すごい人がいますね」

と挨拶すると

「今日のバトルで勝つと5月の大会の予選を有利に抜けられる権利がもらえるんですよ」

「なるほど」

「あそこにいる女の子は世界4位です」

「はー?」

世界4位の子がわざわざこんな練馬の小汚いおもちゃ屋に来るとは、どんだけその権利とやらが有用なのだろうか。

とにかくタクも参加の受付をし、参加者が揃ったところでおもちゃ屋のオッサンがトーナメント表を発表し、タクは会場の中に入って行った。会場といってもおもちゃ屋の店の奥にあるめちゃくちゃ狭い部屋である。10人も入ればいっぱいになってしまうので、窓から覗いてみたらタクと目が合った。

よ、と手を上げるとタクはチッと舌打ちをして

「見るな!」

シッシッと追い払うではないか!うわーん。

「我が家では 子供ポケモン 親ノケモン」

を地でやられてしまったよー!貴重な土曜の休日の半分をつぶして子供に付き合わされた挙句、ゲームが始まったら用無しにされ、場末のおもちゃ屋の脇の路地裏で時間をつぶしている僕。まったくもってクソだ。こんなクソなカードゲームにいったい何の価値があろうというのか!

タクはあっさり負けた。いつものいじけモードに突入するかと思ったがわりとサバサバしており、いつの間にか3DSで妖怪ウォッチをやり始め、やはり同じのを持って来てた子と通信対戦をおっぱじめ、そちらは逆に相手をボコボコにしていた。

「おとーさん、負けちゃったよ!このデッキ、全然うまくいかない!」

世界大会4位の子もあっさり負けたようで父親に噛みついていた。やはりこれぐらいの子供は自分で考えてデッキを構築するのではなく、親が考案しているのだろう。僕はカードゲームに魅力を感じていない。むしろやめさせたいのだから。せっかくサッカーチームに入ったのだから、

「カードよりサッカー上手くなった方がモテるよ~モテちゃうよ~モッテモテだよ~」

と囁いているのになかなか手ごわいタクである。

帰り道、

「今日やってみてどうだった?やっぱ5月の大会は出るの?」

と一応聞いてみたら

「当たり前でしょ!」

出場する意思は動かないようだった。

悪いことに5月の大会の場所は幕張メッセなんである。遠すぎる!

マクハリメッセ。カネモカカリマッセ。

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